◆ 職場から非正規職撤廃闘い労組復権へ (教育労働者全国通信)
被爆70年の8・6広島闘争は、「戦争法阻止!安倍倒せ!」の怒りが充満し、安倍は行く先々で「広島を繰り返すな!」「戦争絶対反対!」と被爆者をはじめとする労働者人民に弾劾されました。その怒りの最先頭に、階級的労働運動と全国学生運動が立ち、6日早朝の原爆ドーム前集会とデモには全国500人、午後からの8・6ヒロシマ大行動には1100人が集まり、国境を越えた労働者の団結で世界戦争・核戦争を阻止しようと全世界にアピールを発しました。
前日5日には、全国教育労働者交流集会が広島市内で開かれました。各現場の階級的労組建設へ向けた豊かな実践が語られ、これが戦争を止める力だと全体で確認しました。交流集会の報告を掲載します。
司会は、広島県教組の「君が代」不起立を闘う平野綾子さん。
実行委員会を代表して全国労組交流センター教育労働者部会代表の二本柳実さん(三浦半島地区教組)があいさつ。
▼基調提起/労働運動の復権と国際連帯で戦争を止めよう!
集会基調を神奈川労組交流センター三浦半島教労部会の葛本京子事務局長(三浦半島地区教組)が報告し、「労働運動の復権と国際連帯で戦争を止めよう!ゼネストから革命へ!」と訴えました。葛本さんは、国鉄闘争を通して「労働組合を解体せずに戦争はできない」という階級的力関係をつくり出してきたことを確認し、戦争をとめる力は労働者の団結にあることをはっきりさせました。そして、「教え子を再び戦場に送るな!」の闘いとは、何よりも安倍の「戦争教育と民営化・非正規職化」と対決する職場闘争をつくり出すこと、それを通して職場から労働組合をよみがえらせることにあることを強調しました。
▼被曝労働拒否で闘う動労水戸
特別報告では「労働組合として被曝労働拒否を闘う!」と題して動労水戸の国分勝之副委員長が講演しました。動労水戸の被曝労働拒否の闘いは、今や帰還強制に反対する住民、原発労働者とも結びつき始めています。政府による「安全」キャンペーンの中で、動労水戸が具体的に職場で被曝労働拒否で闘えるのは、国鉄分割・民営化に絶対反対で国・JR資本と闘ってきたからです。JRの青年も「会社は労働者を守れない」と動労水戸に結集しています。会場からの「どうやって青年と結びついていくか」という質問に、国分さんは「青年の言っていることをよく聞いて一緒に考えていくことが必要」と答えました。
▼非正規職撤廃闘争の前進
集会の後半は、大阪市教組の沼田祐子さんの座長で全国からの報告と討論が行われました。
大阪からは、市教組の青年労働者が臨時主事解雇撤回闘争を報告。「臨時主事解雇は、学校で協働している労働者全体にかかわる。民営化・外注化の問題だ。組合が、国鉄闘争のように1人の首切りも許さず闘うべき」と確信をもって語りました。
三浦半島地区教組の仲間は臨任解雇反対と学校事務の「共同実施」反対の闘いを報告。児童の転出にともない非正規職教員が解雇されるという許し難い事態に、「臨任とはそういうもの」という体制内幹部と激突して、大会で分会から決議文を提出。
日教組奈良市は小学校の学級減による21人の市費講師雇い止めを、大衆的闘いで粉砕。奈良市丸ごと民営化・解雇攻撃との本格的決戦に入っています。
埼玉からは条件付採用教員の解雇撤回裁判について報告。
日教組香川の仲間は教員評価不服裁判の高裁勝利を報告、評価制度撤廃へ職場から闘うと決意表明。
広島からは広教組の青年が保護者との関係で葛藤しつつも年休をとって8・6広島闘争に決起したことや、安芸太田町学校統廃合反対の闘いを報告。
沼田さんは「闘いたい労働者はいっぱいいると確信し、『正しいけど少数』をのりこえていこう」とまとめました。
▼行動提起/教育労働者にとっての動労総連合をつくろう
行動提起を日教組奈良市の増田順計書記長が行いました。
「総崩れする新自由主義の切り札は外注化・非正規化・解雇だ。しかし、この1年の非正規職撤廃の闘いの前進は、絶対反対を掲げて闘えばどこでも闘えるし、小さくても労働組合の拠点があればすべての人たちとつながっていけることを示した。動労千葉派の闘いは韓国やギリシャのゼネスト情勢ともひとつになっている。労働組合を軸に戦争も絶対に阻止できる。7・15国会前ではついにその旗が翻った。資本主義は労働者に全矛盾を押しつけて最後は戦争で殺し合いにいけと言う。もう彼らに後はない。1千万人を獲得する中身を僕らはもっている。猛然と職場で路線的に闘い仲間を獲得し、組合権力をとり、社会をかえよう。私たち教育労働者にとって動労総連合といえる労働組合を各地につくろう」
『教育労働者全国通信 68号』(2015/9/1)
連絡先 東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂伊藤ビル5F
電話 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
Mail zenkokutsushin@yahoo.co.jp
※パワハラ、退職強要などの相談、職場の状況など編集委員会(上記の連絡先)にお寄せください。
被爆70年の8・6広島闘争は、「戦争法阻止!安倍倒せ!」の怒りが充満し、安倍は行く先々で「広島を繰り返すな!」「戦争絶対反対!」と被爆者をはじめとする労働者人民に弾劾されました。その怒りの最先頭に、階級的労働運動と全国学生運動が立ち、6日早朝の原爆ドーム前集会とデモには全国500人、午後からの8・6ヒロシマ大行動には1100人が集まり、国境を越えた労働者の団結で世界戦争・核戦争を阻止しようと全世界にアピールを発しました。
前日5日には、全国教育労働者交流集会が広島市内で開かれました。各現場の階級的労組建設へ向けた豊かな実践が語られ、これが戦争を止める力だと全体で確認しました。交流集会の報告を掲載します。
司会は、広島県教組の「君が代」不起立を闘う平野綾子さん。
実行委員会を代表して全国労組交流センター教育労働者部会代表の二本柳実さん(三浦半島地区教組)があいさつ。
▼基調提起/労働運動の復権と国際連帯で戦争を止めよう!
集会基調を神奈川労組交流センター三浦半島教労部会の葛本京子事務局長(三浦半島地区教組)が報告し、「労働運動の復権と国際連帯で戦争を止めよう!ゼネストから革命へ!」と訴えました。葛本さんは、国鉄闘争を通して「労働組合を解体せずに戦争はできない」という階級的力関係をつくり出してきたことを確認し、戦争をとめる力は労働者の団結にあることをはっきりさせました。そして、「教え子を再び戦場に送るな!」の闘いとは、何よりも安倍の「戦争教育と民営化・非正規職化」と対決する職場闘争をつくり出すこと、それを通して職場から労働組合をよみがえらせることにあることを強調しました。
▼被曝労働拒否で闘う動労水戸
特別報告では「労働組合として被曝労働拒否を闘う!」と題して動労水戸の国分勝之副委員長が講演しました。動労水戸の被曝労働拒否の闘いは、今や帰還強制に反対する住民、原発労働者とも結びつき始めています。政府による「安全」キャンペーンの中で、動労水戸が具体的に職場で被曝労働拒否で闘えるのは、国鉄分割・民営化に絶対反対で国・JR資本と闘ってきたからです。JRの青年も「会社は労働者を守れない」と動労水戸に結集しています。会場からの「どうやって青年と結びついていくか」という質問に、国分さんは「青年の言っていることをよく聞いて一緒に考えていくことが必要」と答えました。
▼非正規職撤廃闘争の前進
集会の後半は、大阪市教組の沼田祐子さんの座長で全国からの報告と討論が行われました。
大阪からは、市教組の青年労働者が臨時主事解雇撤回闘争を報告。「臨時主事解雇は、学校で協働している労働者全体にかかわる。民営化・外注化の問題だ。組合が、国鉄闘争のように1人の首切りも許さず闘うべき」と確信をもって語りました。
三浦半島地区教組の仲間は臨任解雇反対と学校事務の「共同実施」反対の闘いを報告。児童の転出にともない非正規職教員が解雇されるという許し難い事態に、「臨任とはそういうもの」という体制内幹部と激突して、大会で分会から決議文を提出。
日教組奈良市は小学校の学級減による21人の市費講師雇い止めを、大衆的闘いで粉砕。奈良市丸ごと民営化・解雇攻撃との本格的決戦に入っています。
埼玉からは条件付採用教員の解雇撤回裁判について報告。
日教組香川の仲間は教員評価不服裁判の高裁勝利を報告、評価制度撤廃へ職場から闘うと決意表明。
広島からは広教組の青年が保護者との関係で葛藤しつつも年休をとって8・6広島闘争に決起したことや、安芸太田町学校統廃合反対の闘いを報告。
沼田さんは「闘いたい労働者はいっぱいいると確信し、『正しいけど少数』をのりこえていこう」とまとめました。
▼行動提起/教育労働者にとっての動労総連合をつくろう
行動提起を日教組奈良市の増田順計書記長が行いました。
「総崩れする新自由主義の切り札は外注化・非正規化・解雇だ。しかし、この1年の非正規職撤廃の闘いの前進は、絶対反対を掲げて闘えばどこでも闘えるし、小さくても労働組合の拠点があればすべての人たちとつながっていけることを示した。動労千葉派の闘いは韓国やギリシャのゼネスト情勢ともひとつになっている。労働組合を軸に戦争も絶対に阻止できる。7・15国会前ではついにその旗が翻った。資本主義は労働者に全矛盾を押しつけて最後は戦争で殺し合いにいけと言う。もう彼らに後はない。1千万人を獲得する中身を僕らはもっている。猛然と職場で路線的に闘い仲間を獲得し、組合権力をとり、社会をかえよう。私たち教育労働者にとって動労総連合といえる労働組合を各地につくろう」
『教育労働者全国通信 68号』(2015/9/1)
連絡先 東京都台東区元浅草2-4-10 五宝堂伊藤ビル5F
電話 03-3845-7461 FAX 03-3845-7463
Mail zenkokutsushin@yahoo.co.jp
※パワハラ、退職強要などの相談、職場の状況など編集委員会(上記の連絡先)にお寄せください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます