ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので紹介します。
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★ 「社会全体で子どもを育てる」に賛成
T.T.0637(ひょうたん島研究会)
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いささか「旧聞」に属するが、7月3日(水)の朝日夕刊に載っていた記事を、若干のコメントを付けて紹介する。
この記事を取り上げる理由は「面白かったから」ーーではなく、「恐ろしかったから」なのだが・・・。
まず、記事の冒頭を、かなり省略してだが紹介する。
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│ 「ここに住んでいる限り、中学受験だろうな」 │
│ 東京23区で暮らす40代女性がそんな思いを抱くようになったのは、長男が│
│幼稚園に通い始めた頃。ママ友との会話では、よく幼児教育や幼児向け学習 │
│塾の話題が飛び交っていた。東京での子育てって、こんな感じなのかーー。 │
│自身の経験とのギャップに唖然とした。(略) │
│ いま息子が通う公立小は中学受験率が7~8割にのぼる。今年2月に入塾 │
│し、週に2回、午後5時から3時間通う。春季講習やテストなどを含め費用 │
│は少なくとも3年間で300万円を超える見込みだ。 │
│ 「これでよかったんだっけ」。家族のだんらんはほとんどなくなった。子 │
│どもは習い事と塾に追われ、友達と遊ぶ時間もない。子育て支援策をアピー │
│ルし合う都知事選に、「受験競争がますます過熱するとしたら本当にこれで │
│いいのだろうか」との懸念も浮かぶ。 │
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「これでいいのだろうか」と問われれば、「バカボンのパパ」じゃないぼくは、「これでいいのだ!」とは答えない。
あ、最初に書くのをわすれたけど、この記事、「2024都知事選」という短期連載コラムの一部です。だから、登場するのは都民だけ。
別の都民に、話は移ります。
┌──────────────────────────────────┐
│ 同じく東京23区に住む会社員の女性(35)の長女(6)は、今春から志望して │
│いた都内の私立小学校に通い始めた。(略) │
│ 都内の受験熱の高まりは、公立小中学校の空洞化を加速させる恐れもある。│
│2024年度の教員採用選考では、都内の公立小学校の受験倍率は1.1倍。女性 │
│は現金給付より、公立学校の改革や教員不足の解消に力を入れた方が、より │
│子育てしやすい環境につながると感じる。(略) │
│ 「みんながこぞって私立を受験する世界がいいとは思えない。社会全体で │
│子どもを育てる昔のような環境は、今の東京にはない」 │
└──────────────────────────────────┘
記事の筆者は、寺島笑花さんと小川聡仁さん。
ぼく自身は文科省や教育委員会が進める「改革」を信じちゃいないが、それ以外のこの記事全体の「トーン」には賛成する。(2024/07/16早朝)
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