PICO's BLOG~きままな日記帖~

還暦+αな年代、気持ちはいつも現役世代 
なんでもチャレンジ、そんなPICOの備忘録
   

14

2014年11月06日 09時52分14秒 | 読書
四国遍路を廻っている日々も夜は、この
本を読んでいました。

①エイジ

②心にナイフを偲ばせて

友人にお借りした、この二冊現実をずばっと切り込んだ
本です。
14は歳を表しているんですが、自分の14才の頃を
振り返ってみた。

戦後が終わった、所得倍増計画、安保・・・
でみんな貧乏な時代だったから、いじめやいやがらせが
無かったとは言えないが、節度があったように思う。

ガキ大将がいてみんなを引っ張って悪さも、良いことも
みんなでやった。

そして39年、東京オリンピックが開催され、高度成長に
入って行く。

きっとこの頃から、生活も物資も豊になって行く、反面
精神は凄んでいったんであろう。

お金、お金、お金・・・経済至上主義に突入、で生活は
豊かになった。

何処かで、何かを忘れてしまった、利他という精神や
おかげでという気持ちを復活させないと、これからも
もっと悲惨なことが起きそうな気がする。





もう一冊は

③クライマーズ・ハイ
1985年、御巣鷹山の日航機事故を、地元新聞記者たちを主人公にした本
前にこの事故の捜査を担った警察官を主人公にした本も読んだ。

人間の可能性とバイタリティー、そして人間性をするどく描いた本です。

同時進行で谷川岳衝立岩登攀を目指す主人公と相棒、その息子との
登攀、そして自分の家庭環境と事故と自己の狭間を描いたものでついつい
引き込まれてしまいました。