ちょっと曇り空の朝、読旅再開、先回までは東海道本線、下りは
大垣まで行き、芭蕉奥の細道結びの地を歩いた。
そして上りは焼津まで、新鮮な海鮮丼を食べに行った。
今回は飯田線に乗って、善光寺七年ごとのご開帳に出かけた。
伊那路1号 10時発ーーー
本をもって♪
10時過ぎに出発、豊川沿いに北上し稲荷で有名な豊川、新城と過ぎ、
織田信長・徳川家康連合と武田勝頼軍の戦いで有名な長篠を通過、
愛知では数少ない温泉場・湯谷温泉を通り、どんどん北へ。
中部天竜を過ぎ、トンネルをくぐる回数が減ってくるとやっと飯田に着く
ここまでおよそ2時間ちょっと。ここで茅野行きの鈍行を待つ。
飯田駅 寂れてます
飯田駅は標高570m、先日買った高度計で
ここから3駅で元善光寺に着く、寂れた感じの駅舎を出て、500mも
行くと元善光寺の下に出る。
平日でも多くの参拝者が居られる、階段を登ると正面のどんと本堂が
あり、その前には回向柱が本尊・阿弥陀如来から結ばれた五色の紐
と結ばれている。老若男女、その柱に触って祈願されている。
開帳されている仏像は阿弥陀如来三尊(中央に如来、脇侍には日光
菩薩と月光菩薩が一つの後背の中に立っておわれる、ちょっと珍しい
三尊かな。
長野の善光寺と同じように戒壇めぐりがあり暗い中をぐるっと廻って
幸せの鍵を触って戻ってくる。宝物館にも多くの仏像や掛け軸、由来
の臼が展示されている。
二時間ほど居て、寺の前の蕎麦屋さんに入って、ちょっと遅い昼食を
とり、駅まで戻り、飯田行きの乗る、行きも帰りも、持参した本を読む、
今回は二度読みの、司馬遼太郎さんの「城塞」ほど良い電車の揺れ
でどんどん読める、気がつけば、もう新城あたり、もうすぐ豊橋に着く。
元善光寺ホームにて
まったりした一日だった。