昨年っもこの辺りを散策した。
奈良興福寺で阿修羅を堪能し、木津川を
越えて京都に戻ってきた。
ひっそりとした山門
阿弥陀堂
三重塔(国宝)
この池を中心に東に浄瑠璃浄土(三重塔)があり、西に西方浄土(阿弥陀堂)が
配置されている。
阿弥陀堂縁側(裏側)
阿弥陀堂表扉
このあたりは京都、奈良の僧が修行するために
山郷に隠棲し庵を結んだ地域である。
奈良や京都の喧騒を逃れてやってきた僧と
末法思想から貴族の多くが伽藍を建立し、西方浄土に
行くことを阿弥陀如来に願ったのだろうか。
この辺りを当尾と呼ばれ、そんな中にひっそりと浄瑠璃寺は
建っていた。このお寺は創建時のご本尊が薬師如来で
あったことから、その浄土である浄瑠璃世界が寺名の
由来とされる。
その後、九体阿弥陀とそれを安置する堂を建立し
現世を表す庭園(池)が整備され、京より三重塔が
移築された事により今も伽藍が出来上がった。
浄瑠璃寺でのんびりして、当尾の石仏群を探しに行く。