京都⇒大和西大寺⇒秋篠寺

2011-11-26 | 奈良旅記
11月20日、早朝6時50分の「のぞみ」に乗り京都へ。
今回の旅は、京都への用事がきっかけでありました。
なんと交通費が往復で頂けるという事で、
「せっかくだから病」を発症した僕は、奈良へと向かったのでありました。

お昼前には京都での用事も済み、
普段なら大喜びなはずの京都から、すっかり気持ちが離れていた僕は
すぐさま近鉄特急の1号車(今どき喫煙車両)切符を買って出発。
京都でお世話になった方の協力で、宿も平城京跡のすぐ横に取れていたので
とりあえず「近鉄奈良」までは行かずに、手前の大和西大寺で下車。
バスに乗り噂の伎芸天さまに会いに秋篠寺へ。




直前まで雨が降っていたので、苔庭も有名な秋篠寺に行くには絶好だぞ。
などとワクワクと住宅地にひっそと佇む門を行きます。




うむむ、苔はやっぱり美しい。嘘みたいなミドリ。
のんびり5分ほど歩いて、いよいよ伎芸天さまの待つ本堂へ。



しかし、なんだか浮ついている己に気づきまして、
このまま本堂に入るわけにはいかぬと脇のベンチで一休み。
少し色づいた木々を眺めたり歩いたり。
僕以外にいるのは、若いカップル一組のみで、彼らは本堂の中には興味は無いらしく、
紅葉を探してきゃっきゃと写真を撮って帰っていきました。




僕ひとりになり、心も落ち着き、いよいよ本堂へ入ります。

本堂には本尊の薬師三尊像、十二神将像、地蔵菩薩立像、帝釈天立像等
素晴らしい仏像が並んでおります。


(当然撮影はいけません。)

その中で、うっすらとライトの当たった伎芸天立像の美しさに目も口も開ききりました。
「しなやか」でなんとも言えない優しいお顔。

う~ん…

これを言っちゃアレなんですけども、
仏像の感動を言葉や文章で伝える術など、僕には全くございませんでした。
すいません。

僕の文章力の未熟さもありますが、
やっぱり「そこで」「拝む」まで、本当の魅力は感じる事が出来ませんもの。。

ですので、これからとうぶん書くであろう僕の奈良ブログを読んでくださり
興味惹かれるお寺や仏像がありましたら、是非直接足をお運び下さい。
そして感動を語り合えれば嬉しいです。





で、
伎芸天さまの目前に腰掛けた僕は、数十分釘付けになっていました。
本堂から出た時のあの気持ち、、もうバスに乗らず歩いて駅まで戻りましたさ。

一発目でこの感じ。
もう、心躍るとはあの感じの事を言うのでしょう。

さて、「西大寺駅」に戻り、次はまだ奈良駅手前の「西ノ京駅」へ。
待っているのは薬師寺唐招提寺

特に金堂平成大修理も無事終えた唐招提寺の
あのヤバい千手観音立像は楽しみ。


では次回!




秋篠寺と伎芸天さまが見られる動画がYouTubeにありました。