唐招提寺へ

2011-11-29 | 奈良旅記
前回から始まった奈良旅行記ですが、早速時間が開いてしまいました。。
どうぞ長い目でお付き合いを。。

ちょっとペースアップしていきます。

西大寺駅から西ノ京駅へ。
ここもまだ京都側からみて奈良駅より手前になります。

駅から徒歩3分程ですぐに薬師寺に到着します。
薬師寺の門を横目に、一本道を10分程歩けば唐招提寺。



千手観音を早く拝みたくて、薬師寺は後回し。
迫力のある柱が見えて南大門到着。



門をくぐると正面に簡素で美しい金堂が。
じゃりじゃりと歩きにくい玉砂利を進み、いよいよです。



中央の像高三メートル超えの本尊・盧舎那仏坐像。
東方に薬師如来立像。
西方に十一面千手観世音菩薩立像。
本尊の脇には等身の梵天・帝釈天立像。
四方には四天王立像が守護しております。

もう、言葉がありませんでした。
後で待っている人も居ないので、随分長い事拝んでいました。

やっぱり、42手で表される事の多い千手が、
本当に1000本(現在は953本)で表され、
5メートルを超える千手観音の迫力ときたら凄い。

隣にいらっしゃる本尊・盧舎那仏坐像の光背の千仏864体の
凄さもとてつもないのですが。。

本当に来て良かった。。無理して良かった。。。
半泣きの僕は、次の目的「唐招提寺のトルソー(木造如来形立像)」や
数々の破損仏がいらっしゃいます「新宝蔵」へ向かいます。



僕は破損仏が大好きなのです。
頭や腕を失った仏像の前に立つと、痛々しくはありますが、
こうなるに至ったいろいろな物語を想像できるのです。
「如来像であろう」とされる「唐招提寺のトルソー」は本当に美しいお姿でした。



堪能した僕は、すっかり疲れてしまいまして、
朱印をお願いしてぐったりと座り込んで暫し休憩。




心地良い疲労でした。



でーーん!!

興味ない人、本当にごめんなさい。
とうぶんこんなです。。


◎仏像の写っている画像は、ポストカード等から。

地図