先日、伊豆諸島のある島に届けものがあって、東海汽船の竹芝桟橋まで行ってきた。
貨物ターミナルの荷受所付近で、1台のフォークリフト車がコンテナに酒や飲料水を積み込む作業をしているほかは、何も動きがない。
荷物を預け、手続きを済ませて振り返ると、そこには当然のように東京湾が広がっている。
いつも釣りで見慣れているはずの東京湾だが、何か異様な感じがする。
しばらく眺めていたその原因に気づいた。
建物の高さだ。
城壁というか、要塞というか、海から攻めてくる何か巨大なものに備えるかのように・・・
もちろん人が海岸線に自由に入れるような景色ではない。
東京湾のどん詰まり、確かに人類はかつて夢見た未来を手にした。
しかし、その代償をここまで想定していただろうか・・・