『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

アニマルプラネット

2020-02-13 00:55:16 | 気付き
「2月はにゃんと猫の月!」

ということで平日の11:30~12:30、レッスンがない時は、ここのチャンネルで、様々な猫の紹介をしているので、観ています。
ピピも一緒に。

耳をヒクっとさせながら画面に見入っていて、TVの後ろに回り込もうとするのは相変わらず。

でも、私が思わず「可愛い~~!」とか言って画面に夢中になっていると、プイと他の部屋に行ってしまったりもする。

このお気に入りの番組の間に入るCMは、様々な動物特集の紹介で、それも面白いのですが、大きなインコだったか、オウムだったかが、翼を広げるシーンがありました。

それは一瞬のことなのですが、何故かずっと引っ掛かっていた。

そして引っ掛かっていたまま、ピピと猫じゃらしで遊んでいて、ある仮説が・・

練習の折、早速試してみたのですが・・

その気付きは腕の上げ方に関してのもの。

「指先から動く」

「追い越し禁止」

は、甲野先生の術理でもあり、古の伝書にも記されている。

実際、導き手に指先を持ってもらって動かすと、その違いは明瞭。

なので、その様に・・・

と思っていたけれど、自分でやると全然「そのように」とはなっていなかったことに気付いた次第。

ついつい首から動いてしまうのと同じように、ついつい肘先から動いてしまっているではないか・・

ということで、今回もピピ、「猫に学ぶフルート」となってしまったのですが、お陰で構え方、腕の上げ方が大きく変化。

・・にしても・・

腕の上げ方、というの本当に難しく、奥が深い・・

もちろん、最初は丁寧に、ゆっくりと・・・が良いのだけれど、それをいつまでもゆっくりと、とやっているのはよろしくないのではないか、とも思ってみたり。

だって、持ち上げる動作の時間が長い程、負担も増すのじゃないかしら??

いっそ、遠心力で?とか色々とやっているところです。

肘から先を出しゃばらせないように・・

という事は、つまりは「かいな」を使う、ということではないか・・?

「かいな」を使うからこその「指先から」??

で、「かいな」を使うためのスイッチは肩甲骨か?

とまだまだ改良の余地のある気付きです。

・・・

そして、もう一つ。

これは本日夜のレッスンの中での気付き。

高音の出し方に関してのもの。

それまでは、距離を遠くすることで、息の糸を細くして高音対応していたのですが、もっと合理的な方法に気付く。

今までのものも、相当使い勝手は良かったのですが、今回のものの方が上から下まで、より何もせずに変化させることが出来る。

それは響きの統一にもつながる・・

非常に妙は感じではあるのですが、やはりアンブシュアは「埋める」のがいいね、ということです。

この気付きによって変化してからの感覚は、フルートもまた弦楽器であるということ。

歌口のエッジは固定された弓。

そこに、様々な太さの息の弦を様々な圧力であてる。