『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

「もう吹きたくない・・」

2020-02-20 00:35:38 | 気付き
昨日の気付きの効果は著しく、本当に一気に5年くらい経ってしまったような気がします。

「・・もう持ちたくない・・」の手の内効果は凄い。


「埋める」と「重心移動」によって、アンブシュアは自動的に変化するのですが、それを邪魔する要因に本日、やはりレッスンをしていて気付く。

吹き過ぎてしまうことによるアンブシュアの穴の崩壊である。

せっかく何もしなくても良い状態なのに、「吹く」という意識が、過剰な息を生み出し、穴を壊して、広げてしまうのである。

「・・もう吹きたくない・・」

と、まるっきり、甲野先生の「もう持ちたくない」の真似であるけれど、つぶやいていたのでした。

これが、素晴らしい魔法の呪文のように、私にはよく効いた。

演奏前に、「もう吹きたくない・」とつぶやくだけで、最初から整う息。

もちろん、吹かなくても、響くようになる身体に近付いてきたからこそ、ではあるけれど、響きはより増すし、何より、吹かないのだから、とてもラクである。

これまでも、「吹き過ぎないように」とは心がけてきたけれど、それは、今思えば、本当は「吹きたい」からこそ、そうしないように、という戒めだった。

でも、今回のものは、もう心底吹きたくなくなっている訳で、その点が大違い。

「意欲」というものが、如何にナマでベタな身体の使い方しかもたらさないか、ということを再認識した次第です。

とはいえ、「もう吹きたくない・・」とつぶやいてから喜々としてフルートを吹いているって、ちょっと変かも。



本日の手芸 ワンピースリメイク

2020-02-20 00:02:26 | 手作り
一か月程前だったか・・


百貨店の期間限定出店コーナーで、久々に心ときめくワンピースと遭遇しました。


藍染の上質の麻のAライン。

チャイナドレス風の襟と、裾、袖口には、貴重なモン族? だったかな?のアンティークの布が使われていて、そのバランスが絶妙。

エスニックは大好きですが、質や縫製、何よりデザインが今一のものが多く、中々、これだ、というのはない。

でも、このワンピースは本当に、何もかもが良かった。


「絶対にお似合いですよ。試着なさってください。」

というお店の人に、

「似合うでしょうねえ・・で、試着なんかしちゃったら、買ってしまうので、だめです。」

と笑顔でかわす。

しっかりと事前に値札もチェックしていたので。

3万円近いワンピを衝動買いというのは、やはりだめでしょう、と理性を働かせたのでした。


とはいっても、ずっと気になっていて・・

で、すぐに思い出したのは、来客の折に使うテーブルライナー。

数年前、夫の故郷・高知県のエスニック屋さんでみつけて購入したモン族の古布。

あの、あきらめたワンピースに使っていたものと同じ貴重品。



長いので、半分に折って使っていたのですが、それを使って、自分でリメイクしてみよう・・と
ずっと思っていました。

そして・・

市販のシンプルな紺色のワンピースを購入。

襟ぐりもスッキリで私好み。


本日午後、2時間ほど使って完成!

襟は難しくて出来ないけれど、裾と袖口だけならなんとか。

チクチクと手縫いです。

もう始まってしまった花粉シーズン。

5月になって、花水木が咲き出したら着たいと思います。

・・待ち遠しい・・

・・この頃には、コロナウィルスも治まっていますように・・