『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

招待状

2020-02-29 23:07:27 | 日常
今日は本当なら、池袋とで同期バンドWAYAZライブのはずだった日。

30人規模の狭い空間での飲食歓談演奏なので、早くに中止を決めたことには何の悔いもなく、良かったと思うけれど、やはり

「やりたかったよね」

というのは皆同じ気持ちで、

夫々の近況報告メールが飛び交う。

還暦越えてるけれど、青春である。

3月末にはスクラッチが大当たりになって、メンバー分のビールのタダ券ももらったことだから、いつものお店で飲もうよ!

という話になり、早速予定のすり合わせ。

・・

そして、昨晩、同じく高校の同期で、22年前、「真理ちゃん、助けて!」という電話で、私をこの同窓会に巻き込んだ張本人、生徒会長だった健さんからのメール。

「変なメールが届いて驚いてるかと思うけれど、よかったら来てね。」

なんと、健さんがオーストリア政府から「金功労叙勲」を授かることになり、そのお祝いのパーティーの招待状が、メールでオーストリア大使館から届いているとのこと。

どういう経緯なのかは全く知らないのですが、
誰にも誠実で責任感のある健さん。

確かドイツと日本の民間の文化交流のお世話なども、熱心にやっていた。

いや、それにしても、本人から日本語でお知らせしてくれて本当に良かった!

日頃私に通常の英文のメールが届くことは皆無で、その殆どは怪しげな迷惑メール。

なので、よく見もせず、サクっと消して削除ホルダーに入れていたのでした。

100通になってから一度確認してまとめて消しているので、幸いにもまだあって、あわててホルダーから救出。

そのメールに添付されていたのは、パーティーの招待状。

オーストリア大使館からの招待状・・って気分が上がる~~

早速、英語で返信を打って・・

同窓会関係のゲストは東京玉翠会会長の渡辺修先輩。
同期では、KくんとOくんも。

元通産相の事務次官・ジェトロ理事長、石油資源開発社長の渡辺先輩を筆頭に、皆、世界で仕事してきたビジネスマン。

当然英語もマナーもバッチリだ。
幹事慰労会や東京香川県人会では毎回、渡辺先輩のシャンパングラスの持ち方にウットリしているくらいで。

健さんも奥様はドイツの方で、ドイツ語、英語、そして讃岐弁のトリプルリンガル。

なのに私ときたら元々英語もろくにわからず、まだ会話なら多少はなんとかなっていたドイツ語も、もうすっかり使わなくなって忘れているというのに、どうしよう?

と、急にあわてています。せっかくなので、少し英会話とドイツ語の勉強しようかな・・

ここのところのコロナウィルス騒動で、ずっと気持ちが落ち込んでいたところだったので、猶更とても嬉しいお知らせでした。

・・そして、少し痩せよう・・
何着ようかな?はそれからだ。

レッスンのない日々は、一歩も外に出ず、夫以外の人に会わない日々。

毎日メークもせずに、ずっと部屋着で引きこもってのフルート三昧の暮らし。
これはこれで、集中できて、良いのですが・・


・・ちゃんとメークして着替えよう・・とりあえず。

とはいえ、これらの楽しい予定も状況次第。
3月末頃には収束していることを切に祈ります。





わるい顔

2020-02-29 00:44:16 | ピピ
息子がピピの写真を送ってきてくれたのですが・・

猫の癖に、糸くず付けたままで気が付かないのか?

そして同じ猫とは思えぬ程の「わるい顔」も。

ただあくびをしているだけらしいのですが、光の加減もあり、結構こわい・・

急に貫禄ついちゃって・・

もちろん、こういうクールなピピも可愛いんですけどね。

順に

「ねえねえ、猫じゃらしの糸くず取って~~」




「ありがとよっ!」




「フッ・・・・」


象さん・耳なし芳一

2020-02-29 00:15:33 | 気付き
らくちんな\(^o^)/や前に倣えの手の内は、フルートを構える工夫の中で気付いたのですが、その後さらに進化して「象さん」の手の内となりました。


特に「陰陽の構え」で左右の腕を交差し差し替えるので、親指付け根の介入を行わせないために、この「象さん」がとても役立つ。

しかしながら、こうなってくると、より今まで気づかなかった滞り、ツマリの感覚が浮上。

やっと浮上した、と言うべきか・・

交差させて口元に歌口を持ってきてから、キィの上に右手をすべらす折に、嫌な感じが残るように。

この右手すべらしを、よりなんとかしたいなあ・・というのが先日の音楽家講座での私の課題だった。

それは、全身に御経を記してもらって結界張ったのに、耳だけ忘れて・・・

というあの話に似ている。

この最期の右腕すべらしが、どうにも気に入らなかったのね。

講座の最中に、最初のヒントはあった。

ヴァイオリンの受講者の方に、甲野先生がご助言。

それはもう何度も目にしているヴァイオリンの弓を持つ前の右腕の所作。
これによって、腰、背中と腕が繋がり、瞬時に響きが増す。

今回、右腕に違和感を持てていたからこそ、ようやく役立った・・

フルートを最初に携える時にも、少し肘を身体の前に寄せて、同じようにすることで、それだけでもかなり繋がる。

「猫のスタンバイ」でかなり胴体と首は繋がってきたけれど、腕はまだまだ猫にはなりきれていなかったということでした。

しみじみとした素晴らしい講座の後、いつもなら懇親会なのですが、今回はなし。

参加者の皆様が帰られた後、お着換えされる先生を待つ間、門人の皆様と遊んでいました。

忍者のIくん、杖のSさんに「象さん」の手の内の検証をしてもらう。

「お~~!!確かに軽い!!」

「でしょでしょ??」

と、ほぼ子供の遊び状態。

右から左への重心移動に関しても、それに関しての忍者の見解もうかがえ、面白い。

そして、私のフルートの構え方を見たSさんは、何の説明もしないのに

「・・それ、先生の下段抜きですね。あの動きの逆パターン・・」

とすぐに看破。流石である。

「そうなの。これで、随分滞りが減って、目下一番気に入っているんだけど、でも、最後の右腕すべらしがやな感じで、ここをなんとかしたくって・・」

と言ったら

しばらくして

「・・そこを動かす時にも、右足を・・!あ!腰を少し開く方がいいかな・・?」

とSさん。

もうやる前から、絶対良いのが判った。

構える時には全身使っているのに、最後の右手すべらしの時には、すっかり止まっていたんだもの。

あ~~/(^o^)\ナンテコッタイ・・

とまあ、このくらい、過去の習慣を振り捨てるのは難しい。

忍者の持っていた傘を貸してもらって、フルートの代わりにしてやってみたが、その清々しいことといったら・・

その後出ていらした甲野先生は先生で、また忍者に、

「あ、それ貸して!」

と、その傘で最新の技を披露。

フルートになったり、剣になったりと、大活躍の傘でした。

フルートでの効果、とてもありました!