『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

初稽古

2024-01-09 21:29:23 | 日常
初稽古、というのも大袈裟ですが、昨日、久々にフルートを吹きました。

年末に寒暖差アレルギーになって体調を崩してからは、レッスン以外では全く吹かなかった冬休み。

頭の中に鼻水が充満しているのに、それでも吹きたい、とは微塵も思えなかったので。

年が明けて、ようやく回復してきたものの、まだ完全にスッキリした訳ではなく、若干、声も鼻にかかったハスキー系に声変わりしている。

でも、ようやく、両方の鼻の穴はスースーと元通りに通るようになったので、もう大丈夫かな、と吹いてみた。

というのも、一昨日、レッスンで生徒さんから、「先生、前回と同じ楽器ですか?」と聞かれたくらい、レッスンで吹いた音が違っていて、つまり、より響くようになっていて、私も驚いたので、それが、たまたまだったのか、定着したものなのか確かめてみようと思って。

病み上がりなので、1時間くらいでやめる予定だったのに、これがびっくりで、2時間ぶっちぎりでも、以前よりも疲れなくなっている。

以前はもっと「やった感」があったのに、それが一向にない。
吹いていた2時間が妄想だったのか?と思えるくらい。
・・・そうだったりして・・・

さらに驚いたのは、ブレスが長くなっている。
以前楽譜のそこらかしこに書いてあるブレス記号の3分の1が不要になった、というか、なっている。

ずっと吹いてはいなかったのだけれど、最近教え始めた初心者の生徒さんのアンブシュアをなんとかしようと考えていたアレコレのお陰かな、とも。

あと、身体が弱った後というのは、以前インフルになった後もそうだけれど、より効率の良い動き方、吹き方を身体が選んでくれる。
実は今回も少し期待していたのだけれど、ここまで変わるというのはかつてなかったことで、気味が悪い程だ。

つまりは、如何に力みなく、より小さな穴を作ることができるか。

そして、如何に表層ではなく、より奥、奥のそのまた奥底を使うことができるか。

そしてもちろん、この二つを可能にしてくれる大元は「ソの字立ち」。

腰から下をフルに使うこと。それは力むというのではなく、そのポジションにすることで結果として働きだす流れを邪魔せず、奥底を発動させるということ。



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3日に食べた美味しい中華のおかげで、この日から劇的に回復も進んだような気もします。

ちゃんとした中華料理は、様々なスパイスのオンパレードで、本当に「薬膳」だと思う。



いつもはシャルドネだけれど、今年はお勧めの辛口ロゼにしたところ、どのお料理にもとても合って美味しかった。来年もこれにしようと思います。



春らしいピンクの花は、他のお店に飾ってあったもの。







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