『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

うちのこカレンダー

2020-02-21 23:52:53 | ピピ
猫の日キャンペーン、ということで乗ってみました。

雑誌「ねこのきもち」の付録で作った「うちのこカレンダー」がとても可愛く、周囲の人に見せてはご迷惑をかけているので、迷惑かけついでに、ブログでも・・

と思ったのですが、息子に作ってもらったので、同じ写真を持っていないことに今気付く。

でも、本当に可愛く、その後写真も増えているので、目下のピピのベストショット、12枚をアップすることにしました。

どうぞ御笑覧ください。

また「ピピ」で検索すると、過去の猫関連日記にもアクセスできますので、良かったら。

独身一人暮らしの息子(29歳)が昨年夏から突然買い始めた猫(ソマリ雄・2019年3月29日生まれ)です。

・・一目惚れだったそう・・

当初はショックで、
「惚れる相手が、そもそも順番が違うんじゃないか?先に彼女では?」
と親の婚活をしようかと思ったほど心配したのですが、あまりにピピが可愛いので、もうそんなことはどうでもよくなってしまいました。

息子の家にピピ目当てで遊びに行ったり、彼が出張の時は家で預かったりしています。

「イケメン過ぎる猫」

と言っても過言ではない?と猫自慢、どうぞご容赦を。

(生後2か月・母子手帳?の写真)


(キリリと凛々しいけれど、後ろ脚はぺた~)


(お気に入りのハンモック)


(アケオメっ!)


(似合う?)


(これも似合う?)


(・・あんまりヒマなので・・)

(ばんにゃ~~い)

(てっぺんとったにゃ~)


(いにゃい いにゃい ばぁ~~)


(キリリっ!)

(おすまし)



WAYAZライブ 延期

2020-02-21 01:16:43 | 日常
状況は悪化の一途。

とにかく感染に関しても、よくわかっていない、治療法がない、というのが一番怖い。

まだまだ元気な私達とはいえ、アラ還世代。

それに高齢の親御さんと同居して介護されている仲間も居るので、自分に症状はなくても、万が一感染させてしまっては一大事。

苦渋の選択ではありましたが、29日の同級生バンド・WAYAZのライブは延期することになりました。


メンバー同士でも、数日前からメールで随分と話し合ったのですが、この結論にして、本当に良かったと思う。


30人規模とはいえ、狭い会場の中での演奏、飲食、歓談。

これは、やはり「濃厚接触」だろう・・

大丈夫かもしれないけれど、感染の可能性が全くない、とは言い切れない中での開催は、

演奏する側も、聞く側も、きっと心底楽しめないだろう、とも思う。

幸いなことに会場のキャンセル料もかからなかった。

とはいえ、今回はかつてないくらい、良い仕上がりになっていたので、本当に悔しい、というか残念。

でも、リベンジライブにむけて、さらに磨きをかけようぜ、ということに。

9月頃に、同じ会場でやりたいね、とは言っているのですが、一日も早い終息を祈ります。


・・・7月には高輪プリンス・鳳凰の間で1000人規模の日本一の同窓会を予定しているのですが、この頃までには、この騒動が収まっていますように・・・


4月12日・県立音楽堂でのフルートフェスティバルin横浜は500人規模。

こちらも、現段階では様子見といったところだろうけれど、どうなるのか?と心配です。



・・・

26日の鶴見サルビア音楽ホールでの甲野善紀先生を迎えての音楽家講座は、会場も広く、人数も少ないので、今後、余程のことがない限り、開催します。


こんな時期にも関わらず、ここにきて初参加の方からのお申し込みが相次いでいる。

・・・こんな時期だからこそ、かもしれません。


・・・・・・・


フルートの腕の上げ方の進展に関連して、とてもラクで爽やかな「バンザイ・\(^o^)/」のやり方を思いついてしまいました。

それも、とても簡単なやり方で。

・・前にならえ、でも使える。

この手の内を使った後で、普通に行うと、「なんて腕って重いの?」と実感します。


小学生の生徒さんは大喜び。

「授業で手を挙げる時にも使えるかもよ?」

「・・それはちょっと・・」

まあ、悪目立ちしてしまうので、やらない方が良いだろうけれど、でも本当に、人の身体は不思議で面白いです。

こっちがスタンダードになればいいのにね。

私はキッチンの上の棚に置いてある土鍋を下ろす時に使おうと思います。





「もう吹きたくない・・」

2020-02-20 00:35:38 | 気付き
昨日の気付きの効果は著しく、本当に一気に5年くらい経ってしまったような気がします。

「・・もう持ちたくない・・」の手の内効果は凄い。


「埋める」と「重心移動」によって、アンブシュアは自動的に変化するのですが、それを邪魔する要因に本日、やはりレッスンをしていて気付く。

吹き過ぎてしまうことによるアンブシュアの穴の崩壊である。

せっかく何もしなくても良い状態なのに、「吹く」という意識が、過剰な息を生み出し、穴を壊して、広げてしまうのである。

「・・もう吹きたくない・・」

と、まるっきり、甲野先生の「もう持ちたくない」の真似であるけれど、つぶやいていたのでした。

これが、素晴らしい魔法の呪文のように、私にはよく効いた。

演奏前に、「もう吹きたくない・」とつぶやくだけで、最初から整う息。

もちろん、吹かなくても、響くようになる身体に近付いてきたからこそ、ではあるけれど、響きはより増すし、何より、吹かないのだから、とてもラクである。

これまでも、「吹き過ぎないように」とは心がけてきたけれど、それは、今思えば、本当は「吹きたい」からこそ、そうしないように、という戒めだった。

でも、今回のものは、もう心底吹きたくなくなっている訳で、その点が大違い。

「意欲」というものが、如何にナマでベタな身体の使い方しかもたらさないか、ということを再認識した次第です。

とはいえ、「もう吹きたくない・・」とつぶやいてから喜々としてフルートを吹いているって、ちょっと変かも。



本日の手芸 ワンピースリメイク

2020-02-20 00:02:26 | 手作り
一か月程前だったか・・


百貨店の期間限定出店コーナーで、久々に心ときめくワンピースと遭遇しました。


藍染の上質の麻のAライン。

チャイナドレス風の襟と、裾、袖口には、貴重なモン族? だったかな?のアンティークの布が使われていて、そのバランスが絶妙。

エスニックは大好きですが、質や縫製、何よりデザインが今一のものが多く、中々、これだ、というのはない。

でも、このワンピースは本当に、何もかもが良かった。


「絶対にお似合いですよ。試着なさってください。」

というお店の人に、

「似合うでしょうねえ・・で、試着なんかしちゃったら、買ってしまうので、だめです。」

と笑顔でかわす。

しっかりと事前に値札もチェックしていたので。

3万円近いワンピを衝動買いというのは、やはりだめでしょう、と理性を働かせたのでした。


とはいっても、ずっと気になっていて・・

で、すぐに思い出したのは、来客の折に使うテーブルライナー。

数年前、夫の故郷・高知県のエスニック屋さんでみつけて購入したモン族の古布。

あの、あきらめたワンピースに使っていたものと同じ貴重品。



長いので、半分に折って使っていたのですが、それを使って、自分でリメイクしてみよう・・と
ずっと思っていました。

そして・・

市販のシンプルな紺色のワンピースを購入。

襟ぐりもスッキリで私好み。


本日午後、2時間ほど使って完成!

襟は難しくて出来ないけれど、裾と袖口だけならなんとか。

チクチクと手縫いです。

もう始まってしまった花粉シーズン。

5月になって、花水木が咲き出したら着たいと思います。

・・待ち遠しい・・

・・この頃には、コロナウィルスも治まっていますように・・




「もう持ちたくない・・」

2020-02-19 02:06:24 | 気付き
午前中のレッスンでは、腕の上げ方に関しての解説をしていました。


「親指の付け根に、ついつい頼ってしまっていたことに気付いたんですよ・・・」


と。


肩甲骨をスイッチとするやり方で、かなり変化はあったのですが、まだまだアゴ首のあたりに感じる滞り。


「・・・そうですねえ・・」

と、閃いたのが、いつのことだったか?随分昔のことで正確な年代は覚えていないのですが・・


しばらくマイブームだった「逆さ狐」


懐かしい!!

これは、確か、先生のお宅で、日経新聞の記者の方から取材を受けた折、先生がその場で思いつかれたフルートの携え方。


影絵のキツネさんの恰好なのだけれど、フルートを持つ時には、その耳の部分、つまり、人差し指と薬指を下にまわすようになり、耳が下にいくので、勝手に

「逆さ狐」と呼んで、重宝していたのでした。

その後、構え方も色々と変遷し(ああ、本当に!!)、この「逆さ狐」もすっかり影を潜めていたのですが、

「そうだ!ここで逆さ狐にすればいいじゃない?」

とやってみたところ、大違い。

最初のやり方で今一、上手くいかなかった生徒さんも、今度は大違い。

びっくりするくらい、多分5年分くらい、急に上手くなった、といっても良いくらいの変化に、二人で驚き、大喜びしたのでした。



・・・・・・・・・・・・

そして・・

午後はピアニストにもご助言していたのですが・・・

ここでも、この「逆さ狐」がフィット。

さらには・・・

これは実際に本番では行えないけれど、このやり方で稽古すると、良いのでは?というピアノの腕の処理の仕方も思いついた。

基本は、猫ノスタンバイ、重心移動による螺旋座り、結果としての羊座りなのですが・・

通常、ピアノを弾こうとして腰かける時、手は腿の上にある。

しかるのち、鍵盤までもっていくのだけれど、この運び方が難しくて、この間に、色々な滞りの種を抱えてしまっている、ということに気付いたのでした。

それはフルートと同様、親指の付け根を無自覚に使ってしまうから?


ということで、ピアノでも、そこをでしゃばらせないために、「逆さ狐」の手の内にしてもらってからやっていただいたのでした。

そうすると・・

フルートと同じ様に、アゴ首周辺が抜けて、背中からの連結がより働くようになり、響きも増す。

さらには・・

これは「蓮の蕾」と同様、横隔膜を下げる手の内でもある・・

ということに、生徒さんが気付いたのでした。

「あ!本当に!!」


そして、さらに・・

「手は腿の上に置くのではなく、立っている状態からそのまま鍵盤に。

つまり重心移動の螺旋座りをしながら、左手、右手、左腰、右腰の順で、・・」


これが、かなりの効果を生んだのでした。


・・・・・


夜は、またフルートレッスン。

「逆さ狐」の新たな使い方と、その効用を伝授していて、さらに閃いた。

もちろん、生徒さんは大きく変化し、より響く音にはなったのですが、やはりまだ何かしらひっかかっている感じは否めない。

その時思い出したのは、先月の音楽家講座の折に思わず甲野先生が漏らされた一言。

「・・もう持ちたくないな・・・」という。


そして、その折の手の様子。

それは、おそらく剣術の常識を覆すような手の内。


・・よくあんな手恰好で持てるなあ・・

と思うそばから、「あ、そうか。持ちたくないんだもんなあ・・」

と、しょうもない感想を思い浮かべていたのでしたが、その時の動きの速さは、かつて見たことのないもので、本当に驚いたのでした。

・・これでやってみよう・・・

と逆さ狐をやめて、この「もう持ちたくない」手の内にしたところ・・

これまたびっくりの進化となったのでした。

きっとピアノも、こちらの「持ちたくない」手の内が有効だろう。

そして、日曜に気付いたピアノにおける「埋める」も効果絶大でした。


自分だけでの練習、稽古では、こんなことは、中々思いつくものではない。

生徒さんの出す音を身体に入れて、自分の身体のつっかかる箇所を探し、それを解くには?ということを、多分、音が出た瞬間にやっているのだと思う。

人が出す音だからこそ、判断も付きやすい。

自分だけだと、出していることにも、集中力を使わなければならないので、どうしても鈍くなる。

当たり前ですが、一番わからないのは、自分の音!!