いしかわじゅんさんの最新刊『ファイアーキング・カフェ』の発売記念トーク&サイン会が、ジュンク堂書店那覇店で行われた。
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会場には、沖映通りからパラダイス通りに入ってすぐ左側にあるカフェ「プラヌラ」の協力を得て、カフェ風のセットがしつらえられていた。実際にプラヌラさんのアイスコーヒーを飲むこともできて、まさにリアル・ファイアーキング・カフェの出現。
いしかわさんは、ひとりでトークに臨んだ。相手なしの状態だったので、最初はぎこちない感じではらはらしたが、だんだんと話の調子が出てきて、気がつけば1時間があっという間に過ぎていた。まだ読んでいない人も多いようだったので、詳しいことが言いにくいこともあり大変だったと思うけど、そこが逆に中味の想像をかき立てたのか、本を買った人向けのサイン会もなかなかの人が並んでいた。
会場を見回すと、本の中に登場する人たちもちらほら。カンプノウのマスターや、とくふく堂のとくさんなどなど。いしかわさんに、時々ゲスト出演していただいているタイフーンfmのラジオ番組『小ネタ超特急』のパーソナリティ、えいみぃさんも来ていたので、聞き手にしても良かったかもなと思った。
ちなみに、新聞社の取材や、地元出版社の人は見かけなかった、ははは…。
いしかわさんの奥さんも会場に来ていたので『ファイアーキング・カフェ』の紹介文を掲載している、箆柄暦『七月の沖縄』を見せながら、「こういう沖縄のイベント情報誌を作っているものですが…」と声をかけた。おそるおそるなのは、評論家いしかわじゅんさん(と関係者のみなさま)が、この紹介文をどう思っているのかとっても心配だったからだ。さらに奥様も優秀な編集者なのだ。
すると、奥さんと出版社の担当の方から、お褒めの言葉を頂いて、ほっとひと息。「短い文字数の中で的確にャCントが盛り込まれている」というようなことだったのだけど、「短い文字数の中で」という感想が、編集者らしいしなと思った。
紙を出している人間としては、そこを分かっていただけると嬉しい。文字数に制限がなければなんとでもなることが、制限があるとちょっとしたことが難しいし、さらに紙には締め切りもある。自分としては、ちょっとつながりが分かりにくいまま時間切れになってしまった部分があって気になっていたけど、とにかく気に入ってもらえたらしく、嬉しかった。
なんだか気が抜けて、その後はふらふらと帰宅して、仕事に戻った。仕事なかなか終わんないなぁ…。
■いしかわじゅん『ファイアーキング・カフェ』
光文社 1,680円 2010年5月25日発売
自分の居場所を求めて沖縄へと流れ着いた移住者達の姿を描いた6本のストーリーが、重層的に重なる連作長編小説。作品中には、数年前から那覇に部屋を借りて毎月何日かを沖縄で暮らしている著者が、実際にすーじ小を歩きながら出会った人々の人間模様が、虚実織り交ぜ盛り込まれている。移住者でも旅行者でもない立ち位置から、ゼロ年代那覇のあいまいでやるせない空気を描きだした本作は、小説の形をした、鋭い沖縄批評でもある。(2010年 箆柄暦『七月の沖縄』より)
※すーじ小(すーじぐゎ=細い路地)
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追記:
とくさんと、ジュンク堂書店那覇店の前のベンチに座り、「ここに来るといろんな人に会うね」と話していると、古い友だちが信号を渡ってやってきた。久しぶりの挨拶をしたけれど元気がないしなんとなくうつろな感じ。ちょっと心配。
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会場には、沖映通りからパラダイス通りに入ってすぐ左側にあるカフェ「プラヌラ」の協力を得て、カフェ風のセットがしつらえられていた。実際にプラヌラさんのアイスコーヒーを飲むこともできて、まさにリアル・ファイアーキング・カフェの出現。
いしかわさんは、ひとりでトークに臨んだ。相手なしの状態だったので、最初はぎこちない感じではらはらしたが、だんだんと話の調子が出てきて、気がつけば1時間があっという間に過ぎていた。まだ読んでいない人も多いようだったので、詳しいことが言いにくいこともあり大変だったと思うけど、そこが逆に中味の想像をかき立てたのか、本を買った人向けのサイン会もなかなかの人が並んでいた。
会場を見回すと、本の中に登場する人たちもちらほら。カンプノウのマスターや、とくふく堂のとくさんなどなど。いしかわさんに、時々ゲスト出演していただいているタイフーンfmのラジオ番組『小ネタ超特急』のパーソナリティ、えいみぃさんも来ていたので、聞き手にしても良かったかもなと思った。
ちなみに、新聞社の取材や、地元出版社の人は見かけなかった、ははは…。
いしかわさんの奥さんも会場に来ていたので『ファイアーキング・カフェ』の紹介文を掲載している、箆柄暦『七月の沖縄』を見せながら、「こういう沖縄のイベント情報誌を作っているものですが…」と声をかけた。おそるおそるなのは、評論家いしかわじゅんさん(と関係者のみなさま)が、この紹介文をどう思っているのかとっても心配だったからだ。さらに奥様も優秀な編集者なのだ。
すると、奥さんと出版社の担当の方から、お褒めの言葉を頂いて、ほっとひと息。「短い文字数の中で的確にャCントが盛り込まれている」というようなことだったのだけど、「短い文字数の中で」という感想が、編集者らしいしなと思った。
紙を出している人間としては、そこを分かっていただけると嬉しい。文字数に制限がなければなんとでもなることが、制限があるとちょっとしたことが難しいし、さらに紙には締め切りもある。自分としては、ちょっとつながりが分かりにくいまま時間切れになってしまった部分があって気になっていたけど、とにかく気に入ってもらえたらしく、嬉しかった。
なんだか気が抜けて、その後はふらふらと帰宅して、仕事に戻った。仕事なかなか終わんないなぁ…。
■いしかわじゅん『ファイアーキング・カフェ』
光文社 1,680円 2010年5月25日発売
自分の居場所を求めて沖縄へと流れ着いた移住者達の姿を描いた6本のストーリーが、重層的に重なる連作長編小説。作品中には、数年前から那覇に部屋を借りて毎月何日かを沖縄で暮らしている著者が、実際にすーじ小を歩きながら出会った人々の人間模様が、虚実織り交ぜ盛り込まれている。移住者でも旅行者でもない立ち位置から、ゼロ年代那覇のあいまいでやるせない空気を描きだした本作は、小説の形をした、鋭い沖縄批評でもある。(2010年 箆柄暦『七月の沖縄』より)
※すーじ小(すーじぐゎ=細い路地)
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追記:
とくさんと、ジュンク堂書店那覇店の前のベンチに座り、「ここに来るといろんな人に会うね」と話していると、古い友だちが信号を渡ってやってきた。久しぶりの挨拶をしたけれど元気がないしなんとなくうつろな感じ。ちょっと心配。
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