箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

立候補予定者の声

2005-06-29 12:39:35 | 箆柄日記
fmなはではまたまたとんでもない企画を実現してしまった。7月10日に行われる那覇市議選の立候補予定者の声を取材し、公示日前日の7月2日まで放送する。しかもインターネット放送もしてしまうのだ。


選挙候補者の広報資料をずらりと並べてみました。なんか「NHK特集」っぽい…。

立候補予定者の声を聞く」には、候補予定者全員に企画意図を伝えて、その中から35人に参加して頂いた。これまで候補者が自分のサイトで意見を述べたりとかはあったと思うが、放送局がインターネット放送までしてしまうというのは初めてかもしれない。

もちろん選挙管理委員会には許可を取り、県警にも確認をとっている。現行の公職選挙法では、公示日以降にインターネット放送を行うことは難しいので、7月2日までの短い期間しか放送出来ないのが実に残念。意義深い企画だと思うので、県外の人にも是非聴いてみてほしい。

日本でもインターネットが重要な選挙ツールとして活かされる日はいつになることやら。
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民謡コンクールに向けて

2005-06-22 04:15:21 | 箆柄日記
6月9日から12日まで、琉球民謡協会の民謡コンテストが行われました。7月1日から3日は琉球民謡音楽協会のコンクールが行われます。そんなせいか、ここのところ三線情報『箆柄通信』のログを見ていると、コンクールに関するページへのアクセスが多いです。

三線情報『箆柄通信』では、私が受験した八重山古典民謡コンクール(石垣島で行われる)を中心に書いていますが、どのコンクールも基本の仕組みは同じなので、他のコンクールを受ける人も概要を知ることはできるとおもいます。また、他のコンクールの情報にも触れていますので参考になっているのではないでしょうか。少々データが古くなっているものもある点は申し訳ありません。


琉球民謡音楽協会のコンクール。試験中は撮影禁止なので練習中に撮影。
本番では審査員席に審査員の先生がずらりと座る。


さて、いちおう私も八重山古典民謡コンクールの優秀賞までは合格しているので、僭越ながら、これから新人賞、優秀賞を受験される方に、私なりのアドバイスのようなものを少々。

●とにかくその日は自分の試験に集中すること
悪いことは言いません。極力他の用事は入れずに、その日一日を試験のみに集中しましょう。また、一緒に受ける仲間を応援したいのはやまやまと思いますが、あまり他の人の演奏を聞きすぎると自分のペースを崩します。試験会場に入るのは会場の雰囲気に慣れる程度にしたほうが良いと思います。自分の受験時間より早く着きすぎても緊張が切れてしまうので注意です。県外からやってくるあなた、ブログに受験体験記を書こうとデジカメで写真を撮りまくろうとか思っていませんか? やめておいた方が良いですよ。そういうことは合格してからにしましょう。

●落ちる要素を当日までにひとつひとつ潰しておくこと
技術的な面でも心理的な面でも、失敗する要素を当日までに丹念に取り除くことが大事だと思います。一週間くらい前までには弦を換えておくとか、着物を着付けて弾いてみるとか、気になることがあったらちょっとしたことでも手間を惜しまないで潰しておきましょう。試験の合間に舞台で弾いて良い時間があれば、恥ずかしがらずに練習させてもらいましょう。神頼みもだまされたと思ってしておいたほうが良いと思います。私も試験の前に、読谷の赤犬子宮と首里の観音堂(自分の干支を奉っています)参りをしました。

●上手く弾こうとしないこと、思わないこと
コンクールは勝負事ではなくて実力試験ですから、上手く弾こうとする必要はありません。審査の先生も、あなたの唄が上手いとはだれも期待していません。上手く唄おうとすると、変に入れ込んで調子を崩します。師匠が受けてみなさいと勧めてくれたと言うことは、いつも通りに弾けたら合格できるはずです。師匠を信じて演奏しましょう。月並みな言葉ですが、平常心が大事。平常心を保つためにも、時間を惜しんで一回でも弾き引き込んでおくことだと思います。

それとこれは上手な人へのアドバイス。これまで毎年コンクールの様子を見学しに行っていますが、毎年とっても上手な人が落ちるのを見ます。主に歌詞を間違えることが多いようです。どこかでもう合格した気になっていて、心に隙があったのかもしれません。どんなに自信があっても、実力があっても、合格するまでは気を許したらダメだと思います。

ここまで読んで、何を偉そうにと気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません。本当にゴメンナサイ、謝ります。しかし、私自身、優秀賞に一度落ちた時、あの情けなさといったらもう本当に悔しくて、もう絶対あんな思いはしたくないと思いました。今回書いたことは、不合格だったあの年の自分のことを思い出して書いたものと思ってください。

自分も情けなかったけれど、一所懸命に教えてくれて、合格を確信してくれていた師匠をがっかりさせてしまったことが、本当に悔やまれました。皆さんには同じ思いをしてもらいたくないなと思い、この話題を採り上げた次第です。

それと、もしも不合格になってしまったら文句を言っていても始まりません。不合格は不合格。何か理由があるのです。審査がおかしいとか、ちょっと位良いじゃないかとか言っていると、来年も合格できないでしょう。結果は真摯に受け止めて、次の機会までお稽古に精を出すべしです。

皆さんの合格を心よりお祈りしています。ホントに祈ってます。


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ダメ出ししてくれ

2005-06-19 00:54:20 | 箆柄日記
箆柄暦を支える優秀なる入力部隊、チッチ隊入力部へ原稿の回収をしに行きつつ、しばしゆんたく。勝手にチッチ隊入力部と呼んでいるが、しかしてその実態は旧友の奥さんだ。ようするに友達のうちへ行ってきたと言うことなんだけど。


手作りのチーズケーキとカフェオレ

旧友とはここのところお互い忙しくて話をするのはちょっと久しぶりになってしまった。あまり長く話す時間はなかったけれど、久しぶりに会えて良かった。奥さんお手製のチーズケーキとカフェオレ獅オ。

旧友とは20年来の付き合いなので、お互いどんな性格かも知り尽くしている。調子の良い時も悪い時も見てきている。それだけにちょっと気になる。最近のオレはどんなかね。たぶんまたちょっと舞い上がってるよな。悪い癖が顔をのぞかせてるかな。

近いうちに飲みにでも行こうや。久しぶりにダメ出ししてくれ。
よろしくたのまぁ、な。
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祝・ボーダーインク15周年

2005-06-18 03:25:40 | 箆柄日記
今日は、ボーダーインクの創立15周年記念シンャWウムに行く。立て込んでいて、開場に着いたのは基調講演が終わり、パネルディスカッションから見た。

基調講演は地方・小出版流通センター代表の川上賢一さんだったので、もしかして同社所属で、東京時代の三線サークルのリーダー、前田さんも来ているかなと思ったらやっぱり来ていた。うれしい再会。


ボーダーインクの皆さんと記念写真の前田さん。

それにしても、東京時代に沖縄への思いをはせながら読んだコラム本の著者の新城和博さんの会社の、記念イベントの三次会が小浜さんの店まるみかなーで行われ、三線仲間の前田さんを交えて飲むというのは、計算したらどのくらいの確率なのだろうか。人生とは何処までもWANDERだ(スペルはこれでいいのさ)。

ところで、ボーダーインクはうちなーんちゅ度の高い沖縄県産本出版社だ。主要スタッフはほぼうちなーんちゅ。ターゲットも基本は沖縄県内を堅守。そのリーダー新城さんと話す時、いつもいろんな発見がある。

今日も「まだまだ東京の基準をあてはめてる」といわれ、自説の腰をャLャLと折られる。勉強になる。そうか、うちなーんちゅはそう見るか。どっちが正しいかは15年やってきた新城さんにもちろん分があるので、少し凹む。

ま、それはよしとして、新城さん、ボーダーインクの皆さん、15周年おめでとうごさいます。これからもガンバッテ、ヤマトの出版社には逆立ちしても出せない県産ならではな本を出版し続けてください。

註)新城和博さんはボーダーインクの社長ではありません。社長は宮城正勝さんです。あしからず。
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神の思し召しのままに

2005-06-17 03:03:24 | 箆柄日記
午後から雨の中『沖縄スタイル』の取材でちょいと遠出。取材ごとなので、掲載されるまでは内容は書きません。これは仁義ですから。

局に帰ってから、ようやく食事。向かいにある喫茶店「インシャラー」へ行く。ここは老舗の喫茶店として名前をよく耳にする店。局の向かいにあるがまだ行ったことがなかった。カレーも獅「と聞いていた。


これが話に聞くインシャラーのカレー。実にオーソドックス。ヨーグルト付き。

地下に降りる店内は、老舗の喫茶店らしく、落ち着いた雰囲気。意外に広くて国際通り沿いとは思えない静かな異空間。神保町でいうならさぼーるとかの感じに近いだろうか。神の思し召しのままにカレーを注文する。

ふむふむ、これは確かに美味しい。わざわざこれを目当てに食べに行くまでかというと微妙だが、仮に東京で盛り場に遊びに行ったとしよう、カレーでも食べるかと思った時、だったらあの喫茶店にしようみたいな感じで思いつく感じ。

私よりもちょっとにーにー、ねーねーのうちなーんちゅには思い入れの深い人もたくさんいるはず。国際通りが特別な場所だった時代の香りを残す名店といったご様子。
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