箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

サザンバンド沖縄という祭り

2008-06-27 13:14:30 | 箆柄日記
沖縄には、サザンバンド沖縄というサザンオールスターズのコピーバンドがあると気がついていながら、なかなか見にいくチャンスがなくてようやく見にいけた。


○○のコピーバンドというと、それがどうした?という感も否めないのだが、サザンバンド沖縄は県内で活躍するプロ、あるいはセミプロクラスのミュージシャンによる本格的編成&演奏で、十分に聴き応えのある内容だった。

ベースはローリーさんだし、ギターは伊集タツヤさんだし、ペットはTHE WALTZのたまごさん、テナーはaritaさん、パーカッションはいつもは宮良和明さんだが今回は豪華トラとしてノーリー宜保さん、その他のメンバーもいずれ劣らぬ面々。まぁみ&カオリもコーラスで参加。

曲も、最近のヒット曲を織り交ぜながらも、初期から中期の泥臭さの残るサザンナンバーが中心で、歌える曲もかなりあったのが嬉しかった。一字一句歌えたり、コンサートでのお約束まで知っているほどの熱心なファンではないのだけれど、時代の音として良く聞いていたので、充分楽しめた。(ピンクレディーメドレーのおまけまで付いた。)

ボーカルのKENさんは、一度ローリーさんの打ち上げの時にご一緒させていただいたことがあるのだが、ローリーさんの歌を何でも歌える人。桑田佳祐っぽさを存分に伺わせながらも、ほどよいところで自分の色とバランスがとれているところがとても良かったと思う。

コピーバンドというとボーカルは物まねに走りがちだが、それだとテレビの物まね番組かカラオケ大会みたいになってしまってなにですから。

本物のライブは見たこと無いのに、何の巡り合わせで沖縄でコピーバンド、と思って聞いていたのだが、いや、西武球場で見たことあった。確か『SOUTHERN ALL STARS』を出したときだったので、90年のことだと思う。

やっぱり『KAMAKURA』までだな、私にとってのサザンオールスターズは…。

首里「ぺぇちん」で、てびちと古酒

2008-06-25 17:26:51 | 箆柄日記
タイフーンfmが首里に引っ越して半年ちょっと経った。会社までの移動がバイクになったので、会社の帰りに飲みに行く機会は減ったけど、最近すこしずつ首里のお店も覚えてきた。


ちょっと前に教わった、「ぺぇちん」という店は、てびちがとにかく美味い。もちろんおでんも。ビールは瓶。酒は泡盛がいろいろと揃っている。そして何より信じがたい価格設定。

更に言うなれば、むかしから「あんたは穴ぐらみたいな店が好きだね」とよく言われるのだが、そういう匂いもあって気に入っている。今日も、NPOの集まりの後、「ぺぇちん」で懇親会。

タイフーンfm社長が首里出身ということもあって、どこへ行ってもつながっている。「安い古酒を何か呑ませて欲しい」という曖昧なリクエストに、奥から瓶が出てきた。柄杓で汲んで呑む。うまい!

2008/06/25 21:13 posted by ぴらつか

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「これ泡盛専門の飲み屋だったらいっぱいいくらなんだろう」というレベルの古酒をしこたま飲ませていただいた。お代の方は信じられない価格だったが、内緒にしておこう。

首里恐るべし。お土産にいただいたジューシーも死ぬほどうまかった。

梅雨明け

2008-06-17 18:20:45 | 箆柄日記
沖縄は、梅雨明けましたね。平日ということもあってか、みなさん仕事の合間に空を写したっぽいPashaが多い一日でした。[本日のPasha

2008/06/17 11:57 posted by ぴらつか




りんけんバンドの凄み

2008-06-16 18:08:58 | 箆柄日記
りんけんバンドを見に、北谷のカラハーイへいった。もちろんりんけんバンドは、90年に初めて見て以来、何度も見ているのだけれど、新しくなったカラハーイで見るのは初めて。


先日りんけんさんと話していて「りんけんバンドのステージはいつも変わらないよ。違うことは出来ないし、お客さんの期待することをやることが一番大事」と、繰り返しいわれた。

だが、ミュージシャンとして、変わらないでいる事って辛くないのだろうか。新しい挑戦をしないで、クリエイティビティは保てるのだろうか。それってただのルーティンワーク、仕事として割り切っているだけじゃないのか。どうしてもそんな気持ちが消えなかった。

しかし、そういう事じゃないんだとよくわかった。お客さんを確実に満足させるために、求められる物を磨いてゆくという極め方。それをお客さんが期待していると言い切れる自信に凄みを感じた。

それに今お客さんに求められている物は、自分で開発した必殺技で、誰かにこうしろといわれたものでもないし、むしろ変えろと言われても変えないで来た中で編み出した必殺技なのだ。自分探しの試行錯誤なんて段階は、とっくの昔に終えているのだ。

カラハーイという、自分たちの世界観を具現化した空間の中で、いつもと変わらないステージをこれでもかと披露する。なんだか、沖縄芝居の劇団みたいな一体感。さすが結成30年。すげえ物を見た感じがした。

会社経営者の人とかにも勉強になると思うよ。

追記:
りんけんさんのギターで、知子さんの歌のコーナー良かったです。知子さんの太鼓乱れうちも相変わらず迫力満点。でも、やっぱり11歳のドラマーくんでしょう。子どもに撃d込んで上手だねってレベルじゃなかったもの。センスだよなぁ。この子がいるから、また廻りの大人も引き締まるって所もあるんだろうなと思った。

箆柄暦『六月の沖縄』の表紙

2008-06-16 02:38:02 | 箆柄日記
箆柄暦『六月の沖縄』の表紙は藤木勇人さんなのだが、今回とっても評判が良い。

表紙は、撮り下ろしか支給の写真を使っている。皆さん忙しいので、どうしてもCDのジャケットの別カットやアーティスト写真を使うことが多くなってしまうのだが、今回は撮り下ろし。


藤木さんが東京にいる間に、カメラマンの喜瀬さんとコザの町をロケハン。藤木さんは東京から戻り、着物に着替えて合流。うまいことはまる絵がとれたと思う。

ペパーミントグリーンの建物と、白い屋根に赤瓦のおうちが隣り合わせている風景なんて、県外ではまず見あたらないだろう。デザイナーの西さんのレイアウトもばっちり。

インタビューは撮影の後、藤木さんのご自宅で行った。一見、コザのごちゃごちゃっとした住宅街の中にある、何の変哲もない沖縄の古いおうちだったが、中にはいると上手にリフォームされていた。そのリフォームもほんとに実用本位であっさりとしていて、藤木さんらしい住まいだなあと思った。

インタビューが終わると、打ち合わせがあるとかで急いでお出かけ。本当にお忙しい中時間を割いていただいて、ありがとうございました。