ローリークック・インストアライブ@TSUTAYA新都心、というわけで、ローリーさんの新作ミニアルバム『It's a beautiful day』発売記念のインストアライブを見にいく。
店内に響くローリーさんの歌声を聞きながら周りを見渡せば、客の中にいつも見慣れた顔もちらほら。階段の上から見下ろすと、意外と遠くで聴いている人もいた。こういう場所ではスローなナンバーの方が受けるみたいで、「I LOVE YOU KOZA」の時の拍手が一番大きかったと思う。
ギターのシールドが悪いのか、PAが悪いのか、ガリガリノイズがでていて演奏に集中できない感じだった。せっかくの機会なのにちょっと惜しかったかな。それとも何かが邪魔をしに来ていたのだろうか。
「無言の石」という曲の「この未来が、あなたと引き替えの、未来ですか?」という歌詞を聴いたとき、ちょっと背中がゾクっとした。この曲は、沖縄戦で亡くなった人たちの犠牲の上に成り立っている今の沖縄の姿が、あるべきものなのかを問いかける内容。
新都心のTSUTAYAのある場所って、シュガーローフのすぐ近く。激戦の地で聴く「無言の石」の歌詞ははまりすぎていた。
さて、TSUTAYA新都心では、ローリークックの棚を設け、ローリー名義の作品からTHE WALTZの作品まで取りそろえていた。これを機会に興味のある人はまとめ買いしてみてはいかがだろうか。
ローリークック『It's a beautiful day』インタビュー
2009年 箆柄暦『七月の沖縄』掲載
店内に響くローリーさんの歌声を聞きながら周りを見渡せば、客の中にいつも見慣れた顔もちらほら。階段の上から見下ろすと、意外と遠くで聴いている人もいた。こういう場所ではスローなナンバーの方が受けるみたいで、「I LOVE YOU KOZA」の時の拍手が一番大きかったと思う。
ギターのシールドが悪いのか、PAが悪いのか、ガリガリノイズがでていて演奏に集中できない感じだった。せっかくの機会なのにちょっと惜しかったかな。それとも何かが邪魔をしに来ていたのだろうか。
「無言の石」という曲の「この未来が、あなたと引き替えの、未来ですか?」という歌詞を聴いたとき、ちょっと背中がゾクっとした。この曲は、沖縄戦で亡くなった人たちの犠牲の上に成り立っている今の沖縄の姿が、あるべきものなのかを問いかける内容。
新都心のTSUTAYAのある場所って、シュガーローフのすぐ近く。激戦の地で聴く「無言の石」の歌詞ははまりすぎていた。
さて、TSUTAYA新都心では、ローリークックの棚を設け、ローリー名義の作品からTHE WALTZの作品まで取りそろえていた。これを機会に興味のある人はまとめ買いしてみてはいかがだろうか。
ローリークック『It's a beautiful day』インタビュー
2009年 箆柄暦『七月の沖縄』掲載
先週は、藤木勇人さんの恒例の公演『南島妄想見聞録』が7月8~12日に行われた。また、知名定男さんの東京唄会も7月12日に行われた。どちらも盛況だったと聞いてひと安心。
藤木さんの公演は、土日は満席だったとのこと。知名定男さんの公演も、超満席だったらしい。箆柄暦読者の中には、両方足を運んだ人もいるのではないだろうか
箆柄暦では、このふたつのイベントのチラシを、全国500件の配布協力店(沖縄料理店・物産店など)に配布したり、記事を掲載するなどの形でサメ[トさせていただいた。お手伝いさせていただいたイベントが大入りになると、箆柄暦としてもとってもうれしい。
特に、今回知名定男さんの唄会を企画された方は、興業を生業としている方ではなく、30年来の知名定男さんファンで、とにかく知名さんの唄会を開きたいという情熱だけで企画してしまったような女性だった。内容も素晴らしい。初代ネーネーズの吉田康子さんと、鳩間可奈子さんとの共演に、知名さんの弟知名定照さんの琉琴に、ひがけい子さんの太鼓、高田弘太郎ギター。最高のライブを見せたいという主催者の気持ちが伝わってくるようだった。
しかし、イベント情報をいただいて、連絡をとってみた時は、やると決めたけれどどうしたらいいか、あたふたしている感じだった。沖縄料理店や郷友会をまわって協力を呼びかけていると話していたが、なかなか思うように広報が出来ていないらしい。公演まで一カ月ちょっと。しかもインターネットは使えないという。
一週間くらい前に連絡してみても、あまり前売りの動きがないということで、こちらとしてもとても心配だった。民謡界の重鎮、知名定男さんといえど、素人の仕切りで東京のホールをいっぱいにするのは無理なのだろうか。沖縄モノのイベントは前売りが動かないこともあるので、当日になればなんとかなるかな…。
イベントが終わって月曜日、おそるおそる電話をかけてみた。すると、声が弾んでいた。直前になって急に前売りが動き出し、箆柄暦の記事やチラシを見て予約を入れてくる人たちもいたそうだ。当日券も発行して、結局満席。演奏の方も大変充実した内容だったらしく、お客さんはもちろん、知名さんご本人も、スタッフも、大変喜ばれたと言うことだった。
箆柄暦のチラシ配布と記事広告の案内をしたとき、主催者の方は即決して「やれることは全部やります」と言い切った。あの様子からして、相当色んな所へ頭を下げて回ったのだと思う。成功はまぐれではなくて、主催者の方の、地道な努力と知名さんの音楽、島唄への愛ゆえだったのだろう。
今度沖縄に来たときは、ライブハウス島唄で一緒に飲みましょうと約束して受話器を置いた。ちょっとじわっと来た。
藤木さんの公演は、土日は満席だったとのこと。知名定男さんの公演も、超満席だったらしい。箆柄暦読者の中には、両方足を運んだ人もいるのではないだろうか
箆柄暦では、このふたつのイベントのチラシを、全国500件の配布協力店(沖縄料理店・物産店など)に配布したり、記事を掲載するなどの形でサメ[トさせていただいた。お手伝いさせていただいたイベントが大入りになると、箆柄暦としてもとってもうれしい。
特に、今回知名定男さんの唄会を企画された方は、興業を生業としている方ではなく、30年来の知名定男さんファンで、とにかく知名さんの唄会を開きたいという情熱だけで企画してしまったような女性だった。内容も素晴らしい。初代ネーネーズの吉田康子さんと、鳩間可奈子さんとの共演に、知名さんの弟知名定照さんの琉琴に、ひがけい子さんの太鼓、高田弘太郎ギター。最高のライブを見せたいという主催者の気持ちが伝わってくるようだった。
しかし、イベント情報をいただいて、連絡をとってみた時は、やると決めたけれどどうしたらいいか、あたふたしている感じだった。沖縄料理店や郷友会をまわって協力を呼びかけていると話していたが、なかなか思うように広報が出来ていないらしい。公演まで一カ月ちょっと。しかもインターネットは使えないという。
一週間くらい前に連絡してみても、あまり前売りの動きがないということで、こちらとしてもとても心配だった。民謡界の重鎮、知名定男さんといえど、素人の仕切りで東京のホールをいっぱいにするのは無理なのだろうか。沖縄モノのイベントは前売りが動かないこともあるので、当日になればなんとかなるかな…。
イベントが終わって月曜日、おそるおそる電話をかけてみた。すると、声が弾んでいた。直前になって急に前売りが動き出し、箆柄暦の記事やチラシを見て予約を入れてくる人たちもいたそうだ。当日券も発行して、結局満席。演奏の方も大変充実した内容だったらしく、お客さんはもちろん、知名さんご本人も、スタッフも、大変喜ばれたと言うことだった。
箆柄暦のチラシ配布と記事広告の案内をしたとき、主催者の方は即決して「やれることは全部やります」と言い切った。あの様子からして、相当色んな所へ頭を下げて回ったのだと思う。成功はまぐれではなくて、主催者の方の、地道な努力と知名さんの音楽、島唄への愛ゆえだったのだろう。
今度沖縄に来たときは、ライブハウス島唄で一緒に飲みましょうと約束して受話器を置いた。ちょっとじわっと来た。