箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

NETLIVE生中継・オリジンお笑いライブ喜笑転決vol.200 昼の部/夜の部

2012-11-19 17:08:00 | 箆柄日記
沖縄の人気お笑い集団オリジンの定期公演がついに200回! 昼・夜2回行われる記念の公演を、NETLIVEでインターネット中継します。


今回は、200回を記念して、ラジオやテレビのパーソナリティーとして大人気のひーぷーが組んでいた伝説の漫才コンビ「ダーティー・ビューティー」が復活(1998年解散)。もちろん沖縄お笑いNo.1 決定戦O-1グランプリ殿堂入りのこきざみインディアン、同じく第6回チャンピオンのベンビー、若者向けテレビ番組MC担当のリップサービス他、若手倹lも登場して、爆笑のライブを繰り広げます。


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NETLIVE生中継
オリジンお笑いライブ喜笑転決vol.200
昼の部/夜の部
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時間  :2012年11月24日土曜日
     昼の部 13時中継スタート!
     夜の部 19時中継スタート!
料金  :各回 1000円 ※昼夜で公演内容が異なります。
必要設備:インターネット回線(ひかり回線推奨)
     パソコン(Mac/Win)
申込み :詳しくはオリジンアワーブログまで。
     http://originhour.ti-da.net/e4158311.html
問合せ :株式会社ブリーズ社
     担当 矢川 TEL06-6262-1101

●NETLIVEとは?
株式会社ブリーズ社が開発した、課金型インターネット中継サービスです。沖縄のライブハウスや民謡スナック、ホールから、生のライブを全国に有料で配信します。

●ネット配信を受信するには?
NETLIVEで番組を受信するには、NETLIVE公式サイト(http://net-live.jp/)から、事前に「会員登録」「受信予約」が必要です。当日は「受信方法」の手順に従って受信を開始します。
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アリオス ワールドミュージックコレクション2012「琉球の音楽」

2012-11-17 14:42:00 | 箆柄日記
沖縄タイムスの2012年11月16日(金)券\16面に、『アリオス ワールドミュージックコレクション2012「琉球の音楽」』のレメ[ト記事を掲載していただきました。大きく取り扱っていただきありがとうございました。


実は、最初の段階ではもっと長い文章で初稿を出していました。今回は、無理を承知でとりあえず書きたい分量で書いてから、圧縮していく流れとなりました。

というわけで、ロングバージョンを合わせてどうぞ。


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アリオス ワールドミュージックコレクション2012
「琉球の音楽」
2012年10月6日(土)開催
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 古謝美佐子、パーシャクラブ、下地勇。県内はもとより、全国の沖縄音楽ファンにも高い支持を得ている3アーティストが集結し、10月6日、福島県いわき市で「アリオス ワールドミュージックコレクション2012『琉球の音楽』」が開催された。

 会場となったいわき件p文化交流館アリオスは、大中小4つのホールや劇場、リハーサル室、カフェなどを備え、緑豊かな公園と建物がゆるやかに接続した美しい施設である。単なるホール設備にとどまらず、「文化を通して市民の創造的活動拠点となること」を目指し、これまでにも多種多様なイベントが行われてきた。

 中でも「ワールドミュージックコレクション」は、さまざまな民族の音楽・件p・歴史・生活文化を多角的に紹介するイベントとして人気が高く、これまでに、ジプシー・ブラス・バンドのファンファーレ・チォカリーア(2008年)、アイルランドとスコットランドからケルト民族の伝統音楽を招いたケルティック・クリスマス(2009年)、コンゴの車椅子ストリートロックグループのスタッフ・ベンダ・ビリリ(2010年)のコンサートが開催され、4回目は、本来2011年秋にブラジル音楽をテーマとして開催予定だった。しかし、実現に向けて準備を進めていた矢先、東日本大震災に見舞われた。

 震災後、アリオスは地域住民の避難所となり、ワールドミュージックコレクションも中止を余儀なくされた。スタッフたちは被災地で「文化に何ができるのか」という重いテーマをつきつけられながら、地域とともに文化活動に取り組んできたという。その試行錯誤の中から、震災後初めて取り組むワールドミュージックコレクションのテーマに選ばれたのが“琉球の音楽”だった。今回はコンサートを中心に、三線体験ワークショップ、沖縄物産販売、地元エイサーグループ「いわき美らてぃーだ」の演舞などが企画されたほか、連携プロジェクトとして中江裕司監督作品『ナビィの恋』他の特集上映も行われた。沖縄の文化・件pを多彩に紹介する内容が揃ったこともあり、当日は福島県のみならず、近県や関東から足を伸ばした観客も少なくなかったようだ。

 さて、メインのコンサートは、そんな全イベントの最後を飾るものとして開催された。オープニングアクトには、若手女性三人組のサンサナーが登場し、華やかな歌三線と踊りで会場を盛り上げた。続く本編は、古謝美佐子、下地勇、パーシャクラブの3組が、沖縄本島、宮古、八重山の島々を音楽で結ぶ構成で進んでいった。

 古謝美佐子は、震災の後何度も東北を訪れてコンサートを行ったことを振り返り、観客に「またいわきに来られて嬉しい」と語りかけながら、「アメイジング・グレイス」「童神」など5曲を祈るように歌った。その後、珍しく三線を抱えて登場した下地勇と一緒にしっとりと「なりやまあやぐ」を共演。ステージはそのまま下地勇トリオの演奏へとつながり、「開拓者」「狭い道小からぴらす舟」等を披露、最後に応援歌「ワイドー」で東北へ力強いエールを送った。続いてパーシャクラブのボーカル・新良幸人がステージに現れ、下地とのユニット「SAKISHIMA meeting」で「SAKISHIMAのテーマ」を歌った。その後トリを務めたパーシャクラブは、「海の彼方」「ファムレウタ」など人気曲をたてつづけに演奏し、最後は「五穀豊穣」で締めくくった。新良の張りのある歌声には、復興に向けて、東北の地に豊かな実りが甦るようにとの願いが込められているようだった。

 フィナーレでは出演者全員がステージに登場し、「安里屋ユンタ」の鰍ッ合いで会場と一体となって盛り上がった。万雷の拍手に応えたアンコールで「豊年音頭」の演奏が始まると、観客は待ちかねたように踊りだし、総立ちのカチャーシーとなった。

 大盛況のコンサートの後、帰沖前にふらふらといわきの街を歩いてみた。一見、平静を取り戻したかのように見えて、よく見ると少しずつ街灯が傾いていたり、歩道が波打っていたり、建物の基礎がむき出しになっていたりと、震災の傷跡が残っていた。街なかに不自然に点在するコインパークは、被災した建物を取り壊したあとなのだろうか。

 まだまだ復興に向けて厳しい歩みが続く中、アリオスのスタッフが“沖縄”をテーマに選んだことに対し、沖縄のアーティスト達が全力で応え、東北の地で一瞬の輝きを見せてくれた、そんなコンサートだった。かつて、磐城の国出身の袋中上人が伝えた「じゃんがら念仏踊り」が、沖縄でエイサーの源流になったように、この日のアリオスでの文化の交流が、沖縄と福島の未来へとつながればと祈った。
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劣化する公共ホールの公式サイト

2012-11-14 09:51:00 | 箆柄日記
あるホールの公式サイトを探しても見つからないので、電話で問い合わせてみた。公式サイトはありますかと問うと「あります!」と元気に答えて自治体ページのトップからたどってホール名の部分を案内されクリックする。

このページは知っている。ホールの仕様とか住所や管轄部署が載っているだけで、スケジュールの掲載がない。これはホールの公式ページとは言わないだろう。

スケジュールが掲載されているページを教えて欲しいというと、ありませんと言われてしまう。思わず「えっ、なんで?」と口をついてしまった。理由は「日々追加変更があるので手が回らない」という。

スケジュールの掲載は、ホールの広報の基本の基の字ではないのか、と思うのが普通と思うのだが、何度もこういう対応をされているので、腹を立てても無駄だ。にしてもこんなの数年ぶりだ。

実は、ホール系の公式サイトの劣化は著しいものがある。県内のホールでまともにスケジュールが掲載されているホールは殆ど無い。むしろ近年のほうがホームページの質が落ちているように感じるくらいだ。また、自主公演以外の情報を「貸し館は関係ない」ということで載せていないところもある。

頼むから、こういうところに一括交付金をつけて、ちゃんとしたサイトを構築すべきだと思う。
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