栄町市場の屋台祭りが終わり、生活の柄でまったりしていた。店を出て携帯を見ると、大ちゃんからの着信が残っていた。大ちゃんというのは、江戸川橋で(以前は飯田橋にあった)沖縄料理店をやっている大ちゃんだ。
2006/08/06 22:55 posted by ぴらつか |
http://okinawaryouri.jp/machipedia.php?word=大ちゃん&id=223
朝、新聞を読んでいると、砂守勝巳さんの訃報が目に入った。
[琉球新報 2009年6月25日 砂守勝巳さん死去 土門拳賞写真家] ![]() 砂守さんと最初にあったのは、某有名週刊誌で移住者として取材を受けたときのことだったと思う。インタビューを受けていた場所にあとから現れて、今回の取材のカメラマンとして紹介されたのが、砂守さんだった。 撮影は後日、公設市場で行われた。雑誌が出来上がってみると、そこに掲載されていたのは、中途半端な移住者の不安な心理を見透かされたような写真だったが、不思議と嫌な感じのしない写真だった。 砂守さんが土門拳賞を受賞しているカメラマンであることや、ボクサーだったとこ、なぜボクサーになったのかのいきさつを知ったのは、撮影より前だったかあとだったかよく覚えていないのだが、教えてくれたのは島唄カフェまるみかなーの小浜さんだった。 砂守さんは時々まるみかなーにくるお客さんでもあった。いつも早い時間に軽く引っかけて、さっと消えてしまうみたいな感じの飲み方だった。私も何度か会った。見た目は野武士のような人で恐そうだったけれど、話してみると気さくな人だった。 石垣島の白保でビギンの撮影をしている現場に出くわしたこともあった。ただし、その時はまさかそんなところで出会うとは思わず、お互いよく似た人がいるなと思いながら、声もかけないでいた。あとからその話をしたのも、まるみかなーだった。 その後、時々思わぬところで出くわしたけれど、ゆっくり話せる機会もなくお別れとなってしまった。 『オキナワ紀聞』を読み返してみる。オキナワに魅せられて、カメラを片手にほろほろする様子が書かれている。特にやちむんを取材している章が面白い。今度奈須さんと飲むときは、砂守さんの話を聞いてみたい。 最近、思わぬ人が亡くなることが続いた。気がつけば、自分だってそんなことがあってもおかしくない年代にさしかかりつつある。先輩方ならなおさらだ。会っておくべき人、話しておきたい人には、ちゃんと会っておかないといけないなあと思いつつ…。 砂守勝巳さんのご冥福をお祈りいたします。
サザンバンド沖縄のボーカリスト、けんじゅんこと仲本兼淳さんの追悼ライヴに行く。
![]() サザンバンド沖縄というのは、沖縄のミュージシャンで構成されたサザンオールスターズのコピーバンド。といってもほとんど県内トップクラスのプロミュージシャンで構成されている。サザン好きがこうじてこのバンドの結成を呼びかけたのが、けんじゅんさん。 このバンド、何度か見たことがあるけれど、ホーンやパーカッション、ときにはダンサーまで登場する豪華なステージ、確かな演奏力は、べつにサザン好きじゃなくても普通に楽しめる良さを持っていたと思う。その中心にけんじゅんさんはいた。 ライブを重ね、野外ステージや東京ライブも行い、これからというときに、けんじゅんさんが亡くなられたのは今年の初めのことだった。 バンドを運営するのは少人数でも大変だが、大所帯バンドともなればものすごい手間暇がかかる。それを実現するには、言い出しっぺの熱意と、なにより人望がなければ難しい。けんじゅんさん本人と親しかったわけではないけれど、これだけのみんなを引っ張れる人なので、いい人なんだろうなと思っていた。 それは、この日の客席が証明していたと思う。満員のお客さんが、メインボーカル無し(メンバー達が交代で歌っていた)のバンドで総立ちになっていた。べつに忌野清志郎追悼ライブとかじゃない。名もないミュージシャンの追悼ライブなのに。とってもあたたかいものを感じた。 アンコールに、サザンバンド沖縄とけんじゅんさんの組んでいたバンドJeansで、けんじゅんさんのオリジナル「Made in OKINWA」を演奏した。ウチナーンチュとして沖縄の良さを歌った内容。観光客に向けてのご当地ソングじゃなくて、住んでいる自分たちが「だよな」とお互いに確認し合うような歌詞で、なんか良い曲だった。 </object> 曲は4:10ころから。残念ながら歌詞がほとんど聞き取れません…。 ライブを見ながら、自分の田舎の友だちのことを思いだした。みんなまだバンドをやっているのだろうか。こんな風にときどきライブハウスで演奏しているのだろうか。地元を愛する歌を作っているだろうか。 最後の最後の一曲は、「旅姿六人衆」で締め。今夜、Mr.けんじゅんは、たしかにみんなと一緒にいたと思う。 サザンバンド沖縄は、これからも何らかの形で活動を続けていくそうです。どこかで名前を見かけたら見にいってみてください。 追記: けんじゅんさんの本職は、バリアフリーツアー専門の旅行会社、カナサン・ツアーズの代表。「“行けるところ”から“行きたいところ”」を理念に、障がい者や高齢者の「旅」をサメ[トしてきたそうだ。『マジカルミステリーツアー』にも出演していただいたことがある。よかったら聞いてみてください。 http://uruma.ap.teacup.com/magical/501.html
じゃがたらフィルムライブを見にgrooveへ行く。箆柄暦『六月の沖縄』制作時点では、grooveのスケジュールに詳細が無かったので、仲間内でDVDでも見るのかと思っていたが、なんとOTOさん自身が秘蔵の映像を解説するという内容だった。
![]() 沖縄側の受け入れは石原タケシさん。OTOさんとふたりで、映像とトークを交互に繰り返す構成。その映像がいちいち強烈で、鮮烈で、OTOさんの話すその時々の江戸アケミさんのエピソードや病状の話と相まって、胸に迫った。 最後は、OTOさんとタケシさんに、翁長巳酉さんの三人でのミニライブ。OTOさんの弾き語りを初めて見た。 さて、上映された映像の中に、渋谷クアトロでのライブがあった。たぶん、自分も見たライブか、その頃のライブだったと思う。Tシャツを買ったら「こんど「ナンのこっちゃい」って店を始めるから呑みに来て」と握手してくれたことを思い出した。 あの頃は、先輩のえいちゃんに誘われて、いろんなライブに行っていた。いろいろ行っておいて良かったなと最近になってつくづく思う。えいちゃんありがとう。
株式会社FAIさんで、商品開発中の宮古島発酵黒ニンニクをいただく。しまニンニクを発酵させたもので、食感は味噌のように柔らかく、ほんのり甘い。これは美味しい!
![]() 薬理効果は生ニンニクの20倍以上といわれ、生活習慣病や慢性病の免疫力向上、抗酸化作用・ガン治療効果も確認され始めているとか。 これ、沖縄料理店でそのまま出してもいいかも。 左の白いのは、乾燥しまニンニク。通常のしまニンニクは時間が経つと腐ってしまうけれど、乾燥させることによって長期間使用することが出来るのだとか。しかも軽いので送料も安く済む。 これも、沖縄料理店で使うのにいいかも。 |