箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

『ありがとう筑紫さん』お別れ会、ネーネーズ復活

2009-02-24 22:56:33 | 箆柄日記
『ありがとう筑紫さん』お別れ会に行く。海勢頭豊、新良幸人、大工哲弘、知名定男、そして初代ネーネーズがオリジナルメンバーで一夜限りの復活。スゴイ会だった。

初代ネーネーズは、「テーゲー」と「黄金の花」を歌った。「テーゲー」を歌い出した四人の表情がとても自然で、感動的だった。歌声も力強かった。そして「黄金の花」。「黄金で心を汚さないで、黄金の花はいつか散る」という歌詞を聴きながら、沖縄に住んで感じたいろんなことが頭をよぎった。


曲の後半、知名定男さん他、出演者全員が舞台に上がり、一緒に歌った。ネーネーズの四人と知名定男さんが揃って歌うことはもう無いだろうと思っていた。今夜のような機会が来るとは、本人たちも余り想像できていなかったかも知れない。

仕鰍ッ人は、大工哲弘さんだったそうだ。大工さんが古謝美佐子さんに、四人で唄って欲しいと声をかけたそうだ。筑紫さんのお別れ会だったら断る理由もない。一も二もなく引き受けたそうだ。

楽屋に挨拶に行くと、みな笑顔だった。古謝さん、吉田康子さん、現ネーネーズのメンバー、みんな笑っていた。そして、知名定男さんも笑顔だった。知名さんの嬉しそうな笑顔がとても印象に残った。

今夜の舞台は、後生の筑紫さんが実現させた、望んだと言ってもよいだろう。「ありがとう 筑紫さん」と心から言いたい。



ショケッタ

2009-02-23 23:03:02 | 箆柄日記
ショケッタさんのライブへ行く。3月からNYで活動するそうなので、今のうちに沖縄でのライブを聴く機会は、今夜しかなかった。


ワンステージ目は、ボーカルのバランスが小さいと感じた。もっとPAのボリュームを上げればいいのにと思ったが、相席したソギーマンにそういうと、このバランスが彼女の希望だという。

ツーステージ目を聴いて、ボーカルに集中して聴いている自分に気がついた。なるほどそういう意図だったのか。スリーステージ目になると、バランスはまったく気にならない。逆に、ボーカルが強く感じるくらい、存在感を示していた。

なんというか、ものすごい声量で押してくるでもなく、めちゃくちゃ分かりやすく上手いという感じでもないのだが、不思議な引力のあるボーカルだった。歌が色っぽいのだ。魔性な感じといっても良い。こういう人にはまると大変だろうなと思った。

さて、天妃は初めてだった。落ち着いた雰囲気の店内の中央にバンドがセットされているという配置。ライブが終わった後はそのままセッションタイム。良い雰囲気。

久しぶりに、仁美さんにも会うことが出来てよかった。お店の人にも挨拶できて、これまたよかった。




海楽2009のこと

2009-02-18 07:04:00 | 箆柄日記
「海楽、浜辺の茶屋、宮本亜門」といったキーワードでの検索が増えてきましたが、2009年は、海楽は行われないそうです。あしからず。


沖縄に引っ越してきたころは、浜辺の茶屋のまわりもまだ静かで、『海楽』も知ってる人は知っているイベントでしたが、最近は交通渋滞が起きるほどの人気イベントになっていました。

今年行われない理由は、その交通渋滞とも聞きましたが、もっと深い理由があるのだろうと思います。

イベントの人気を過熱させた原因の一端は、無邪気にこのお祭りを伝えてきた側にもあったのだと反省しつつも、いつかまた復活してくれたらいいなと思います。

追記:
「浜辺の茶屋」のブログに、海楽中止のお知らせ[こちら]が掲載されました。こうして正式に中止が宣言されると、また感慨深いです。

追記2:
「浜辺の茶屋」のブログに、海楽の時期に開催される手作りイベント、「さちばるの猫まつり」のお知せが掲載されました。

追記3:
2010年も海楽は行われないそうです。


我如古より子さんライブ@晴れたら空に豆まいて

2009-02-17 07:05:53 | 箆柄日記
『我如古より子 from 民謡ステージ姫&歌姫』というライブが、東京の「晴れたら空に豆まいて」というライブハウスで行われた。沖縄に特化した着メロサイトを展開している、沖縄ちゅらサウンズのイベントで「島のうた直送便」と題したシリーズの第一弾だ。


このイベントには、箆柄暦も深く関わっている。というか「島のうた直送便」というコンセプトの元々は箆柄暦の発案で、出演者の交渉やライブハウスの手配などは、実質、箆柄暦東京担当・高橋が行った。おかげさまで大盛況で、予約時点から好評で、当日は満員御礼札止め状態となったようだ。

2009/02/17 21:42 posted by Kuu

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「島のうた直送便」というのは、普段沖縄でしか味わえない、民謡スナックやライブハウスの雰囲気を、県外で楽しんでもらい、楽しさを知ってもらったお客さんに、今度は沖縄の店に足を運んで欲しいというのが狙いだ。

単に、沖縄のミュージシャンをブッキングしてライブをするだけではなく、最終的に沖縄に来てもらうにはどうしたらいいかということを考えた時、普段沖縄で活動している人を知ってもらって、見に来てもらう切っ鰍ッにしてもらうのが一番と思ったのだ。

これは、箆柄暦がイベント情報を少しでも早く多く提供することで、沖縄が好きな人たちに、沖縄に行く切っ鰍ッ(理由)をたくさん用意し、少しでも多くの人に沖縄に来てもう機会を増やしてもらおうと考えてやってきたのと同じ発想に基づいている。

次は、桜坂劇場で好評を博した、古い写真と音楽や朗読のコラボイベント、『琉球フォトセッション』の、ミニバーションを東京に持っていく。『琉球フォトセッション』を行った「NPO法人ちゅらしまフォトミュージアム」の代表、南方写真師の垂見健吾さん、音楽に新良幸人&下地勇、朗読にジェイムス天願さんを迎え、質の高い内容になりそうだ。

こちらもおかげさまで予約打ち切りとなったが、これを見て面白いと思ったら、沖縄で『琉球フォトセッション』が行われる際には是非見に来て欲しいと思う。沖縄の古い風景に浸った後に、街へ繰り出すあの不思議な感覚を、是非味わって欲しいのだ。

今後も企画の機会があるようだが、毎月全国の沖縄関連イベント情報を扱い、県内のライブスャbトに足を運び、沖縄好きと言われる人たちと接してきた、肌感覚を信しながらも過信しない程度のバランス感覚で、実現できたらいいことはありまっせ。


當間早志作品上映会

2009-02-09 06:08:48 | 箆柄日記
世良利和さんが當間早志監督に昔の作品を見せてもらうというので、私も混ぜてもらった。こんな貴重な機会は滅多にない。というわけで、當間早志監督ん家で上映会。


『パイナップル・ツアーズ』のメイキングから始まり、初めて作った作品でミュージッククリップ風の『(タイトル失念)』、琉大映研総鰍ゥりで作った『パンドラの壺』、SFホラー調の『WATCH MAN』、そしてずっと見たかった『はれ日和 ぼくらのクソ記念日』、最後はカッチャンのドキュメンタリーまで、てんこ盛りだった。

沖縄映画界の面々の若き日の姿が次々に映し出され、不思議な気分だった。中江裕司さん、真喜屋力さん、上原力さん、岸本司さん、又吉演さん、奈須重樹さん、そして内村浩和さん! とくに真喜屋さんの熱演ぶりと内村さんの怪演ぶりはスゴかった。

どの映画もとっても面白くて見応えもあって、世良さんと私だけで見ているのがもったいない気持ちだった(そのうえ當間監督の解説付きだし)。何かの機会にもっと多くの人に見てもらうべきだと思った。

おまけに、『パイナップル・ツアーズ』のメイキンを見ながら、洞口依子さんのあまりの美しさについて語り合っていると、ドアを叩く音が。ドアを開けたらそこに、なんと本物の洞口さんが!!!!! 今日からしばらく沖縄に旅行に来たのだとか。

最高の映画日和でありました。