箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

大トラの一夜

2005-09-30 02:14:30 | 箆柄日記
阪神優勝おめでとう。優勝決定戦の視聴率が低かったかどうかなんて何の意味もない。地域の人たちの熱気なんてのは、これまでのマスの物差しでは把握できまい。テレビを見ている人の数なんぞでは測れっこないのだ。


なぜか箱だけ捨てずにおいた虎うどん。

夕べは月刊『URMA』編集部の岡田さんのご結婚&退職の宴だった。リスペクトレコードの高橋社長が言い出しっぺ。場所は久茂地のBakuSun。そういえば、純然たる飲み会に顔を出すのは久しぶり。心おきなく飲んだ。

が、ちょっと気がゆるみすぎた。箆柄暦『十月の沖縄』も完成、発送作業も終わったので緊張が切れてしまっていたか。おかげで今朝は大失態。申し開きの余地もない。頭の中を「でんさー節」がぱりみぐる。

恥ずかしいのでこれ以上書きません。反省。大トラの一夜という一席でした。


PHSが懐かしい

2005-09-29 10:14:06 | ノンジャンル
ウィルコムから久しぶりにPHS端末の新機種が発表された。ようやくメガピクセルのカメラも搭載された。


なかなかスタイリッシュな端末、薄い!

エフエム那覇に入って、今年の初め頃にPashaを始めるまで、私はずっとPHSユーザーだった。Pasha自体はPHSからでも可能なのだが、その頃PHSのカメラは35万画素が最高。これでは綺麗なPashaが撮れないので泣く泣く乗り換えたのだ。

通話料も安い(PHS同士なら)、端末も小型、電池の保ちも長い、データ通信も早い、何より通話の品質が高い。携帯電話よりもぜんぜん優れている。唯一劣る通話エリアだが、これはアンテナの数の問題で、技術的な問題ではない。

結局、PHSから携帯に電話しなければならない場合も多くなってきたので通話料はPHS本来のうまみが出なくなってきていた。また社内ではPHSの電波が届かないので業務上の問題もある。けれど、いまでもPHSが懐かしい。

PHSユーザーの頃、よく「えっ、まだPHS使ってるの、PHSってまだあるんだ」などと言われたが、そういう人に限ってPHSを使ったことがない。優れた技術がいつも市場を獲得するわけではない。某OSみたいな物だ。

世の中、知らないということを知ることが一番難しい。
知らないことだらけだと思っていた方がおおむねあたとーさ。


直前、八重山古典民謡コンクール!

2005-09-28 02:34:32 | 箆柄日記
来る10月7~9日、今年も第31回八重山古典民謡コンクールの審査が行われる。

今日のお稽古で、今年優秀賞の審査を受ける兄弟子のお稽古を見た。去年とは随分変わったと思う。唄も全体の雰囲気も落ち着いてお稽古を積んできた自信がうかがえる。苦手にしていた調弦も早く正確になっていた。今年こそ大丈夫だろう。

来年は私も最優秀賞に挑戦する。たぶん来年受けないと、これで気持ちが切れてしまうような気がする。私事からの応援だけど、一緒にお稽古に励めるためにも是非合格して欲しい(笑)。一人で進むにはちょっと遠い道なのだ。

さて、過去の箆柄日記の受験前後の日にリンクを張っておくことにするので、受験される方は何かの参考にしてください。

 『優秀賞不合格茫然自失編』(2003年10月3日頃)
 この年は10月5日が優秀賞の審査日。
 審査前の浮かれ具合と、その後の落胆ぶりを読んで、
 みなさん気を引き締めてください。

 『優秀賞涙の合格編』(2004年10月3日頃)
 この年は10月3日が優秀賞の審査日。
 前年の慢心を悔いて慎重の上にも慎重を重ねています。
 今読み返すとちょっと微笑ましいかなと。

 コンクール合格へ私的アドバイス
 私なりにコンクールへ臨む心得をまとめた物です。

 私は今年は最優秀賞に挑戦しませんが、
 皆さん、無事合格して獅「酒を飲んでください!



第1回とぅばらーま糸満大会

2005-09-27 02:33:33 | 箆柄日記
先週の土曜日に行われた第1回とぅばらーま糸満大会、かなり良かったらしい。今日は久しぶりにお稽古に行けたので、三味線話でもしようか。


ジュネの壁に貼られた大会ャXター

またも一月ぶりくらいか…、久々にお稽古に行く。すると机の上に兄弟子が持ってきた第1回とぅばらーま糸満大会のパンフレットがあった。兄弟子にどうだったかと聞くと「最っ高だったよ」とのこと。珍しく師匠も聴きに行ったそうで「八重山で見るのと同じくらい上等だった」と好評。

いつも辛口の師匠が絶賛とは珍しい。よっぽど良かったのだろう。宮良康正先生や大工哲弘さん、山里勇吉御大のように有名ではないので皆さんご存じないと思うけど、うちの師匠の大底春男は「とぅばらーま大会(石垣)」「全島とぅばらーま大会(那覇)」の両大会を制覇しているとぅばらーまのスペシャリストだ。その師匠が良かったと言っているのだから確かだろう。

二年に一度那覇市民会館大ホールで行われる全島とぅばらーま大会は、少々マンネリ化傾向にあり、各研究所に出場のお誘いが来るなどお馴染みの顔ぶれが中心となっている。今回の糸満大会は第一回目でしかも野外ということもあり、停滞感を打破する内容となったのだろう。

師匠の感想によると、今回の糸満大会出場者のレベルはおしなべて高く、3000人集まったと言われる観客の反応も良かったとのこと。また、石垣の大会では観客も集中して聞いている感じなのだそうだが、今回の糸満大会は開場でお酒も飲めたため、盛り上がりは相当だったらしい。

優勝のブリ・モハメット君は大工哲弘さんの高弟で、昨年の全島とぅばらーま大会(2005/10/15)でも美声を聞いていたので納得。兄弟子は「去年よりだいぶ上達していた」とのこと。

準優勝の三浦直信さんは、西垣虫O先生の高弟で、難関の八重山古典民謡コンクールを三年で最優秀賞まで合格した実力派。石垣の鳩間加奈子さんのお父さんの店、芭蕉布で唄う唄者。昨年のコンクールの時は大変お世話になった。こちらも納得。

春男師匠も「二人とも相当上等だった、やいまんちゅは叶わない(笑)」と褒めていた。がしかし、どうやら師匠の審査結果は別の人だったらしい。良く言われることだが、「とぅばらーま唄や、イズスドゥ主やるら(とぅばらーまは唄う人が主役)」。聞く方だって好きに解釈して良いはず。

自分なりに審査して楽しむのも、とぅばらーま大会の楽しみなのだ。

追記:
大底春男のCDは、八重山そばの店ジュネで買えます。アマゾンでは買えません、あしからず。

ジェス・サンティアゴさん出演

2005-09-23 22:19:48 | 箆柄日記
ジェス・サンティアゴさんに、「ナハぶらっ!」金曜日バージョンの私のコーナーに出演して頂いた。タガログ語も英語もてんでダメなので、曲を歌ってもらうだけになってしまったけれど、歌は今日もすばらしかった。


ピープルパワー!

1950年、フィリピンのオバンドーという町で生まれる。一貫して民衆の中で歌い続け、時の政権に投獄されたこともある。そんな過酷な状況下で歌い続けてきたとは思えないような柔らかな物腰。本当の歌の力とはこういう事なのだと思う。

次々と変わる支配者に迄Mされ、ついしばらく前まで米軍基地を抱えていたフィリピン。基地の跡地は富裕層の所有する大企業が優先的に開発し、貧富の差は広がるばかり。沖縄の行く末がそうならないことを願う。

 ●柿食う客沖縄特別公演 演劇『synchro地平線』
  唄のゲスト:与那覇有羽、ジェス・サンティアゴ
  日時:2005年9月24日(土)開場18:00 開演19:00
  場所:CLUB STEMMEN(前島アートセンター4F)
  料金:前売700円 当日1000円
     ※終了後の懇親会は別途2000円 飲み放題食い放題。
  問合:CLUB STEMMEN TEL:090-6859-3092

 ●今、フィリピンで起こっていること
  ~ジェス・サンティアゴを迎えて~
  日時:2005年10月29日(土)開演19:00
  場所:聖アンドレ協会(日比谷線神谷町)
  料金:2000円
  問合:日本キリスト教協議会 TEL:03-3205-5411