箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

通事安京先生も…。

2009-11-25 12:53:00 | 箆柄日記
八重山古典民謡保存会那覇支部長、八重山古典民謡コンクールの審査員などを務めた、通事安京先生が、2009年11月24日火曜日13時半頃、ご自宅で病気の為亡くなられた。


直接教えていただいたり、ゆっくりお話しをしたことは無かったが、八重山古典民謡コンクールを受験した際には、審査していただいたはず。大濱安伴先生の高弟中の高弟で、八重山古典民謡保存会の重鎮が亡くなられたことは、私にとっても衝撃は大きい。

先日亡くなった、我が師、大底春男師匠に続くように亡くなられた。後生の安伴先生の研究所が段々賑やかになっていくようだ。今頃また厳しい稽古が始まっているのではなかろうか。

琉球新報 <訃報>「八重山古典民謡」保持者 通事安京氏
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『新春 民謡紅白歌合戦』と『島唄の祭典(旧称・東西民謡合戦)』

2009-11-19 22:03:00 | 箆柄日記
沖縄県内恒例のお正月番組、『新春 民謡紅白歌合戦』と『島唄の祭典(旧称・東西民謡合戦)』の公開収録予定(年末に収録して新春放送)だが、なんと今年は『新春 民謡紅白歌合戦』の公開収録が無いことが分かった。

『新春 民謡紅白歌合戦』は、 琉球放送開局55周年を記念して、歴代民謡紅白の貴重な映像とスタジオ収録の演奏で構成するとのこと。これは沖縄県民にとっては一大事件だろう。NHKの『紅白歌合戦』が、昔の映像とスタジオライブだけになるのを想像してみて欲しい。

来年以降はまだ未定だが、民謡オンリーの内容は見直すことにもなりそうだ。それはそれで構わないと思うが、番組自体は続けて欲しい。もっと観光資源として活用する方策も含めて、存続を検討すべきではないだろうか。

●沖縄テレビ『第4回 新春!島唄の祭典』公開収録
 2009年12月10日(木) 18:30 うるま市民件p劇場響ホール
 ※放送日は未定(2009年11月25日現在)問い合わせ中

 男性陣:Glean Piece/RYOEI/魅川憲一郎
     前川守賢/宮良康正

 女性陣:しおり/砂川恵理歌/神谷千尋
     しゃかり/我如古より子

●琉球放送『第48回 新春民謡紅白歌合戦』
 2010年1月2日(土) 12:00~15:00放送予定

 男性陣:上原正吉/嘉手苅林次/金城実/国吉源次
     大工哲弘/田場盛信/照屋林賢/仲本晶盛
     前川守賢/本苧T助/山内たけし

 女性陣:我如古より子/古謝美佐子/浦崎ヤス子
     饒辺愛子/玉城一美


フジテレビ系『新春かくし倦蜑?xも2010年の正月放送で終了となるとか。お正月といえば、こたつに入ってみかんを食べながらぐだぐだと家族でテレビを見る、なんて時代の終わりか。いや、とっくに終わってた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

琉球大学で第3回目の共同研究会

2009-11-17 19:35:00 | 箆柄日記
琉球大学で第3回イベント情報共同研究会。今回から、イベント情報に係わる人たちをオブザーバーに招き、現場の声を聞いてデータベースの開発に役立てる。

まず始めのゲストは、沖縄観光コンベンションビューローの情報メ[タルサイト『真南風+』などを担当する山田さん。『真南風+』ではどのように情報を収集しているのか、掲載の方針はどう決めているのか、解決したい問題点などなど、貴重なおはなしが聞けた。

箆柄暦と同じような苦労をしている部分も多かった。沖縄県の観光情報サイトであっても、簡単に情報は集まらない。むしろ制約が多い分だけ、量を稼ぐよりもいかにフィルタリングしていくかの方に、参考になる点が多かった。


お昼は恒例の学食。グリルハーブチキンとごはん+みそ汁+オクラで450円。なかなかのお味でありました。食べたあと韓国フェア中だったことに気がついた。ユッケ丼もよかったかな。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アサイラム2009 終幕

2009-11-15 07:17:00 | 箆柄日記
アサイラム2009、映画の上映プログラムがまだ続いているが、ライブやマルシェなどのイベントは今日で終了、いちおうの終幕。今年も盛りだくさんだったが、ちょっとしか見られず残念。


それでも収穫が多いのが複合型イベントアサイラムの醍醐味。踊ろうマチルダみたいな県外からの若手との新しい出逢いがあったり、加川良の「教訓I」を生で聴くことができるなんて、なかなかそうそうあることではない。

</object>

メディアとしてパスをいただいているということもあり、あっちこっちハシゴして拝見することができると言うところがありがたい。それぞれのセッションに出逢いが仕組んであり、その妙が野田さんらしい。

リクオファンが踊ろうマチルダに出会ったり、タテタカコファンが中山うりに出会ったり、SAKISHIMA meetingファンが加川良に出逢う。そして、出演者が桜坂劇場と出逢い、桜坂劇場がお客さんと出会う。


リクオ×踊ろうマチルダのセッション

今年はいろいろあって打ち上げまでは遊びに行けず残念。今年もありがとうアサイラム。来年もどんな出逢いがあるのか、楽しみにしています。

追記:
昼間は部屋の聡怩ノ追われる。だいぶきれいになってきた。明日トイレと台所の水回りはプロにお願いした。どんな技が見られるのか楽しみ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アサイラム2009で踊ろうマチルダ

2009-11-14 17:52:00 | 箆柄日記
桜坂劇場、恒例の『ASYLUM 2009 ~Sakurazaka Music and Art Weekend~』に行く。全然時間が無くて、ちえみジョーンズの出演する「ASYLUM SHOWCASE 踊ろうマチルダ×ちえみジョーンズ×小池龍平」を見た。

この枠はかなりの当たりだったと思う。弾き語りスタイルながらディレイやエフェクトを効果的に使って、厚みのある演奏を聴かせてくれた小池龍平、TOMAさんのギターと米須先生のマリンバをバックに歌うちえみジョーンズ、最後に出てきたのが踊ろうマチルダという弾き語りの男だった。


それぞれ良かったのだが、やはり踊ろうマチルダが圧涛Iだった。ちょっとまえから県内で見かけたフライヤーの写真は、ヤサぐれて、ひねて、とげとげしい感じだけれど、寂しくて、悲しくて、悔しくて、ただ歌わずにはいられなさそうな男の姿だった。

これでやわな音楽だったらどうしようと思っていたけれど、歌い出した瞬間、その酒焼けしたようなダミ声と、場末の港町の酒場でくだを巻くようなギター、その世界観を完璧に形にして見せてくれた。久しぶりにぞくぞくっと来てしまった。

ダミ声に踊ろうマチルダ(Waltzing Matilda)と聞いてトム・ウェイツの「Tom Traubert's Blues」を思い浮かべるのは普通だろう。トム・ウェイツについて、それほど詳しいわけではないがこの曲には少なからず思い入れがある。そんな人は結構いると思うが、踊ろうマチルダの演奏は、思い入れを裏切らない内容だったと思う。

</object>

良くもこれだけの内容を、日本語とギターだけで見せつけてくれるものだ。こんな奴が今の時代にもいるんだなぁと嬉しくなってアンコールした。アンコールの2曲はダニーボーイとオリジナルのもう一曲。気合いがこもっていて良かった。しゃれたシャツが汗でびたびたになっていた。

追記:
早いもので師匠の初七日。お線香を上げ久しぶりにお稽古場へいくと、すっかり家具が片付けられ、壁にぶら下がる三線だけが残されていた。師匠がいつも座っていたあたりの畳にのこる煙草の焦げあとが寂しげだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする