北アルプス紅葉山行の準備に集中してすっかり忘れているうちに開幕した今年のGPシリーズ。
第1戦目のスケート・アメリカではSPで羽生が歴代最高得点をたたき出した上に、
最終的に日本男子が表彰台独占という嬉しいニュースがあったり、
その後も日本人有力選手が順当に台乗りして迎えたGPシリーズ第3戦目の中国杯。
中国開催ということで時差もほとんどなく、ようやくリアルタイムでテレビ観戦できました
日本勢が軒並みコースターとを切った中国杯の感想をさらっと。
と、その前に。これまでの2戦での注目選手の演技を振り返っておきます。
(来るGPファイナルや世界選手権観戦に向けての個人的データベース作りです)
<スケート・アメリカ 男子>
※「x」マーク以降は後半の1.1倍ジャンプ。
1位:小塚崇彦(85.32+166.12=251.44)
SP:4T/CCSp3/FSSp3/3Ax/3Lz+3T/StSq2/CCoSp3
得点:45.57+39.75=85.32
ステップのレベル2判定が痛いところですね。
4Tは着氷が乱れたようでGOEが0から-1ついてますが、1個-3がついてました。。
FS:4T/4T<+2T/3A/CCoSp3/StSq3/3A+2T+2Lox/FSSp4/3F/3Lo/ChSq1/3Lz+2T/3S/FCCoSp4
次は来週のロシアでPチャンとガチンコ対決なので、ここで優勝できたのは大きなアドバンテージです
このまま課題を修正して是非GPファイナル進出へ
2位:羽生結弦(95.07+148.67=243.74)
SP:4T/FCSp4/CSSp3/3Ax/3Lz+3T/StSq3/CCoSp4
得点:51.71+43.36=95.07
まだスピンとステップでレベルの取りこぼしがあるので歴代最高得点更新の余地ありですね
FS:4T/4S/3A/FCSSp4/StSq2/3A+3Tx/2Lz/3Lz/3Lo/FCCoSp2/3F(e)/ChSq0/CCoSp1
得点:72.11+79.56-3.00=148.67
残念でしたが、転倒した4回転はどちらも完全な4回転認定なので、
次のNHK杯が楽しみです(ハビエルと同門対決
)
3位:町田樹(75.78+154.17=229.25)
SP:3A/3F+3T(e)/FSSp3/CCSp3/3Lzx/StSq2CCoSp3
得点:38.65+37.13=75.78
FS:3A/4T/3Lz+3T/FSSp2/StSq3/3A+SEQx/CCSp2/3Lo/3Lz/3F(e)+2T/3S/ChSq1/CCoSp3
得点:75.03+80.14-1.00=154.17
昨日すごく調子よさそうだったので、今日のFSも大いに期待してます
5位:ジェレミー・アボット(77.71+133.64=211.35)
SP:4T得点:37.81+40.90-1.00=77.71
今季はSPから4Tを入れてきたのかやっぱり世界の頂点を目指すには必須ですね。
FS:3Lz/4T得点:55.50+81.14-3.00=133.64
ただ一言、次は頑張れ
そういえば国内トップを争う選手同士が同門というのはやっぱり抵抗があったのか、
リッポンが今季からコーチを変えて、なんとアルトゥニアンコーチになってましたね
髪型含めてちょっとイメチェンも図っている模様。
ブレジナはとりあえず割愛。やっぱりプログラムは毎年変えた方が面白いですね。
<スケート・アメリカ 女子>
1位:アシュリー・ワグナー(60.61+127.76=188.37)
SP:3F+2T/LSp4/CCoSp3/2Ax/3Lo/StSq2/FSSp3
得点:30.58+30.03=60.61
FS:3F+2T+2T/2A+2T/3S/FSSp3/LSp4/3Lo(e)/3Lz/3Lo+2A+SEQ/StSq2/3F/ChSq1/CCoSp3
得点:63.83+63.93=127.76
全米女王としての自信がみなぎって、それが演技にも良い作用を及ぼしてるという感じでしょうか。
3位になったソトニコワは、SPでは3Lz-3Loを封印して3T-3Tに変えたようですが、
FSではしっかり成功させてます。
2つ目の3Fを失敗してコンビネーションに出来なかったため、
その直後のコンビネーション(3Lo*+2T*+2Lo*)がザヤックに引っ掛かって0点になったのが敗因でしょうね。
次は地元ロシアで巻き返しなるか
<スケート・カナダ 男子>
1位:ハビエル・フェルナンデス(85.87+168.07=253.94)
SP:4T/3A/FUSp3/3Lz(e)+3Tx/CSSp3/StSq4/CCoSp4
得点:46.41+39.46=85.87
FS:3T/4S/3A/CSSp3/StSq4/4T+2Tx/3Lz+2T/3Lo/3F+1Lo+3S/FCCoSp3/ChSq1/3S/CCoSp3
得点:85.15+83.92-1.00=168.07
FSは後半に4回転のコンビネーションを入れて合計3回の4回転を跳ぶというまさかの鬼プロ
今回は冒頭の4Tを失敗してしまいましたが、次は是非完璧に決めてほしいです
2位:パトリック・チャン(82.52+160.91=243.43)
SP:3T+3T/3A/CCSp4/3Lzx/FSSp4/StSq4/CCoSp3
得点:39.81+42.71=82.52
FS:4T+2T/4T/3Lz/StSq4/CCSp3/3A<x/3Lo/3Lz+SEQ/FSSp4/3F+1Lo+2S/ChSq1/2A/CCoSp4
得点:75.13+86.78-1.00=160.91
ラ・ボエームで演じているのはロドルフォ=RENTでいうロジャーってことか。なるほど。
ジャパン・オープンからイマイチ波に乗り切れてませんが、
次のロシアではさらっと優勝をかっさらって行ってしまうんでしょうねぇ。
3位:織田信成(82.14+156.20=238.34)
SP:4T+3T/3A/FSSp4/3Fx/CCSp4/StSq4/CCoSp4
得点:44.61+37.53=82.14
FS:4T/3A/3A+SEQ/StSq4/FSSp4/3Lz(e)+3Tx/3F+2T/3Lo/FCCoSp4/3S/3F得点:78.48+77.72=156.20
あの流れに乗ったふわっとした4回転のランディングは素晴らしいのに。。。
<スケート・カナダ 女子>
2位:鈴木明子(55.12+120.04=175.16)
SP:3T+3T<</3Lz(e)/FCSp3/LSp3/2Ax/StSq3/CCoSp4
得点:26.17+28.95=55.12
FS:3Lz(e)+2T+2Lo/2A+3T/3F+1Lo/FCSp4/StSq3/CCoSp4/3Fx/3Lo/3S/2A/ChSq1/FCCoSp3
得点:60.22+59.82=120.04
FSでまさかの冒頭コンビネーション3連続になった後、冷静にリカバリーしてさすがでした
次は真央ちゃんとNHK杯でガチンコ対決。楽しみです
3位:村上佳菜子(56.21+111.83=168.04)
SP:StSq4/2A/FCSp3/3T+3T得点:27.70+28.51=56.21
FS:3Lz(e)/3Lo/3F/StSq3/LSp4/3Lo<+2Lox/3F+1A+SEQ/3S<+2T+2Lo/3T得点:53.49+58.34=111.83
やっぱりオリンピックのメダルを目指すなら、ジャンプ踏切前のあのクセはなんとかした方がいいと思います。。
まさかの地元枠のジュニア選手の優勝で、女子はGPF出場枠をかけて混戦が予想されますね。
台乗りできればぐっと可能性が高くなるので次戦も踏ん張りどころです。
そしてトゥクタミシェワの体型も変わっててビックリでした
データベースとしては、SPとFSのスコアをまとめた方が都合がいいので、
中国杯のSPのまとめは明日FSと一緒に載せます。
ということで頑張れ、チームジャパンそしてジュベール
(放送されるかな~
)
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