2009年3月2日(月) 天気: 時々
7:00起床。7:30に朝食会場に向かいます。
コールドビュッフェでしたがハムとチーズの品揃えが豊富でした。
パンのお供に選んだヘーゼルナッツペーストがとても濃厚で美味でした
9:00にホテルを出発し、ドイツ最後の観光地ヴィース教会に向かいます。
約15分で世界遺産ヴィース教会(Wieskirche)に到着。
郊外にあり、回りには雪原が広がるばかりの寂しく静かな場所にあります。
ピンクの外壁が可愛らしい教会。
裏側にあった時計。
外見は結構シンプルですが、内部はロココ様式の最高傑作と呼ばれる美しさ。
教会内部は撮影禁止なので、この美しさをじっくりと目に焼き付けようと
約30分間隅々まで見学してきました。
この村に昔からあって、ずっと放置されていた「鞭打たれるキリスト像」を
哀れに思った農婦マリアが引き取って祈りを捧げたところ、
キリスト像が毎朝涙を流すようになったという奇跡が起きて、
今まで放置していたお詫びに村が立派な教会を建てたそうです。
売店は10時開店ですが、既に観光客が押し寄せていたので早めに開けてくれたので
内部を撮影できなかった代わりにポストカードを購入しました(10枚綴り@2ユーロ)。
これが教会全景。外見からは想像付かないほどの美しさです。
豪華な彫刻があちこちに。
天井画には天国への扉と、
半円の虹が描かれています(右側)。
そしてこちらが涙を流すというキリスト像。
10時にヴィース教会を後にして、バスは一路オーストリアを目指します。
国境付近に聳え立つチロルアルプスの山並み。
ドイツ~オーストリア間の国境を越える瞬間(11:05)を
動画で撮影しましたのでご覧ください。
国境を越え、高度を下げていくともう雪景色はありませんでした。
11:40にオーストラリア観光最初の都市インスブルック(Innsbruck)に到着。
写真は町の中心マリアテレジア通り(南を向いて撮影)。
まずはこの通り沿い右手にあるレストランで昼食をとります。
ホテル併設のWIENERWALDにて。
店内一番奥の大部屋に通されます。
写真左側がガイドのOさん。
前菜はセモリナ粉の団子入りスープ。かなりしょっぱかったです
お団子はボソボソしたはんぺん(とか練り物系)のような食感でした。
メインはオーストリアの伝統料理ターフェルシュピッツ。
牛肉の煮込み料理で、とても上品な味わいでした(脂身は×でしたが)
ソースは手前の西洋ワサビ入りリンゴのピューレと、
白いハーブクリームソースの2種類。リンゴの方はワサビで辛かったので
クリームソースのみでいただきましたがあっさりして美味でした
付け合せのハッシュドポテトもカリカリで美味
ドリンクは、オーストリアで最もポピュラーなメランジェという
泡立てたミルクをたっぷり入れたコーヒーを注文したはずが、
出てきたのはただのコーヒー・・・
ガイドさんも「これ本当にメランジェ?」と店員さんに確認してましたが
これがメランジェだといわれていました。。。絶対嘘だ~
デザートはアプリコットジャムを挟んだシンプルなロールケーキ。
こちらはまあまあのお味でした
食後にインスブルックの観光開始。
まずはマリアテレジア通りに建つシンボルの聖アンナ記念柱。
聖アンナとは聖母マリアの母親のこと。
スペイン継承戦争中に聖アンナの日にバイエルン軍を撃退したことから
それを記念して立てられたものだそうです。
左側の建物が改装中で大きな垂れ幕がかかって景観を損なっているのが残念
こちらは市庁舎。なんとショッピングセンターが併設されています
次はマリアテレジア通りを北上して旧市街中心部へ向かいます。
晴れていればこの正面にチロルアルプスが見えるはずなのに・・・残念
Marktgraben通りを渡ると一気に旧市街らしい町並みになります。
右手のオレンジ色の建物はスワロフスキー。
こちらはなんと1465年から現在も営業を続けているホテル。
正面は黄金の小屋根と呼ばれる観光スポット。
皇帝(マクシミリアン1世)夫妻が広場で行われる催し物を見物するために
造られた王族用のロイヤルボックス席だそうです。
左手前には美しいロココ様式のヘルブリングハウスがあります。
少し先にある聖ヤコブ大聖堂。
中には入らないで建物の右手の通りを進みます。
建物を通り抜けて振り返ります。これが王宮。
元々はゴシック様式で建設されたものを後にマリア・テレジアが
ロココ様式に改装したという彼女お気に入りの宮殿。
通りの向かい側にはチロル州立劇場。
一通り見学し終わった後は約40分間の自由行動になりました。
油断してガイドブックをバスに置いて来てしまい、
地図なしで行動せざるを得ず、ガイドブックを読んでちょっと気になっていた
チロル伝統品の店ティロラー・ハイマートヴェルク(Tiroler Heimatwerk)と
ハチミツ屋ティロラー・ビーネンラーデン(Tiroler Bienenladen)を
見つけることができませんでした
実はマリアテレジア通りを南下して聖アンナ像の先の
州庁舎の並び(通りの左手)にあったのですが、
ずっと旧市街の方をうろうろしてしまいました・・・
結局は目当てのお店とは違いますが、2軒のお店でお買い物をしました。
まずはチロル名物のシュナップス(蒸留酒)を売る酒屋。
妹が職場の同期へのお土産として購入したのですが、
幼く見えるからといってパスポートの提示を求められていました。
未成年に見られる29歳・・・まさに東洋の神秘
もう1軒は、小さなお菓子屋さんarko。
こんな感じの1個0.49ユーロのチョコレートから
手の凝ったイースター用チョコレートまで
見た目も可愛らしくおいしそうなお菓子がずらりと並んでいました。
通りを走る真っ赤なトラム(路面電車)。
13:50に集合してバス乗り場まで少し歩きます。
ここでバスが待っているはずだったのですが、
メンフレッドさん5分遅刻して現れました
インスブルックの町は、写真奥のようにカラフルな建物が建ち並んでいます。
写真では見えませんが、建物の手前が町の名前の由来となっているイン川です。
無事にバスに乗り込んだ後は、次の目的地ザルツブルクに向かいます。
ザルツブルクまでは174kmの道のりですが、一度ドイツに入ってから
再びオーストリアに入るという国境地帯のドライブとなりました。
そして、ここの国境もなんの標識もなく、実に味気ない越境となりました
ドイツの車窓から見えたヘーレンキムゼー湖。
写真のとおり湖に浮かぶ島の上には、
これは、ノイシュバンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世が建てた
というお城があるそうです。時間はちょうど16:00でした。
~4日目(後編)に続く~
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