悩みが来た時には、周章狼狽(しゅうしょうろうばい)しては ならない。
人間智慧を あれこれ働かせて、
余りごまかしをやってはならないのである。
静かに心を落付けて 実相を観ずることが必要である。
実相の世界には 悩みは存在しないのである。
そして悩みのない世界から目覚めて来た 新しい智慧を以(もっ)て
熟慮するのがいいのである。
「 神は これを解決する道を知り給う。 」 と繰り返し 繰返し 心の中に
念ずることが必要なのである。
「 道 」 は 自分の内にあるのである。
自分自身の内が顛倒(てんとう)していては、
よき解決法がでて来る筈(はず)は ないのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年二月号 十九日の法語 谷 口 雅 春 先 生