拡大鏡を以て 物をみれば大きく見えるように、
吾々は 心の拡大鏡を以て 小さな恵みでも大きくみることが必要である。
大きく見る時には 大きく現われて見えるのである。
神の恵みは 実際は無限に大きいのであるけれども、
吾々は 概(おおむ)ね近眼鏡をかけて 近くのものをみるから小さく見えるのである。
そして真に豊かなる恵みを 縮小してみているのである。
吾々は もっと神の恵みに対して感謝しなければならない。
感謝の念は 小さな恵みでも大きな喜びを生みだすのである。
感謝の念は 恵みの拡大鏡である。
『 生長の家 』 昭和二十五年二月号 二十三日の法語 谷 口 雅 春 先 生