先日、なんでも鑑定団を見ていたら、ある男性がおじいさんから「家にある骨董品のうち、好きなの持ってけー」っていわれて、持ってきたお宝を鑑定していました。
鑑定の結果は、なんと!1200万円(^^♪
ここでめでたしめでたしならいいのですが、私には他人事ながら一つ心配なことが。。。これって、おじいさんから息子への贈与ですよね。人気番組ですから税務署員も当然見ているはずですし、注目しているはずです。
税務署員に注目されると当然のことですが、おじいさんと息子さんへ「お尋ね」が行くことになります。収入はもちろんのこと骨董品や宝石、不動産、、、まあ、金目のものですが、それらを書いて提出することになります。
今回の場合は、おじいさんが骨董品を購入した原資と過去の申告内容に整合性があるかとかもチェックされることでしょう。一方息子さんには、贈与された骨董品の市場価値に応じた贈与税が課されます。簡単のために贈与した骨董の価値が1200万円とすれば、特例贈与としてもだいたい240万円くらいの贈与税がかかります。
この息子さんは、娘さん(孫)のスポーツ応援のためにこの骨董を売却したいと言ってましたから、売却すれば譲渡所得の申告も必要になります。いずれも不申告の場合には、ペナルティーが待っています。
動産だとこうですが、不動産だとそれらに加えて登録免許税や不動産取得税とか固定資産税まで課税されることになります。
怖いですねー。うっかり贈与すると子や孫にプレゼントするつもりが税務署にプレゼントすることに。オウンゴールみたいなもんです。
まさに「苛政は虎よりも猛し」クワバラ・クワバラ(汗
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