しこたまらいふ

大谷翔平と大滝詠一の生まれた岩手県奥州市で、スローライフを実践中♪ 田舎暮しや食べ物の話題。

新茶家さんで初夏のお料理

2020-06-04 | 奥州市・北上市のごはん
5月30日に奥州市江刺にある「日本料理 新茶家」で、初夏のお料理を堪能してきました。コロナ騒ぎでなかなか会食の機会を得られませんでしたが、そろそろ落ち着いてきたので久しぶりに出かけてきました。
控えていた時のお弁当やサンドイッチなどもあとで紹介しますね。
 
この日はぎりぎり5月なんで、菖蒲と蓬が乗ってました。
菖蒲の形が剣に見え、蓬の形が炎に見えるから、厄除けになります。
食べる人の健康を祈って。
 
先付け
☆翡翠豆腐 ウニ 防風 蝦蛄 干し貝柱の冷やし餡
 滑らかで程よい食感の翡翠豆腐で生ウニを包む。その上にプリッとした蝦蛄。干し貝柱の冷やし餡は、しっかりとした味と旨味。私の好きな豆もツヤツヤでよい食感。
 
 
☆田村さんの白アスパラ アオリイカ 焼き一寸豆 山椒 黄身酢掛け
 白アスパラは、焼かれていて余計な水分が抜けサクサク。しっかりとした食感のアオリイカ。優しく香ばしい一寸豆。それらをなめらかな黄身酢が包み込む。上に山椒があしらわれ心地よい夏の香り。
 
 
寫樂 純米吟醸 東条山田錦
米の旨味がしっかりしている。吟醸香は、それほど強くなく、ゆっくりと広がるタイプ。酸もそれほど感じないが、すっきりと切れる。こりゃ旨い。
 
☆八寸 鱧とパドロンのお浸し 鯛大徳寺粽 鮟肝みそ酢 南京 車海老つや煮 真子鰈一夜干し しどけ生うに

 私の大好きな靖公君の八寸。鱧とパドロンは、フワフワの鱧にシャキシャキのパドロン。お浸しの汁がめちゃ旨い。
真子鰈は、香ばしく焼かれぱりぱりの食感。車海老つや煮は、車海老独特のプリッとした食感がハンパネー。海老の良い香りに山椒が香る。

それぞれの食材の持つ味や食感や香りを十全に引き出す調理法。本当にこれで酒が何杯飲めるか分からないくらい。でも、先が長いからなー(^^;
 
 
途中で鯛の粽は、ホッとするね。
 
 
☆煮物椀
 鱧葛打ち あいこ おくら 梅
 鱧を吸い椀に。一点の濁りもない汁に、ふわっとした食感の鱧。やっぱりここの椀物が好きだなー。
軽い渋みとシャキシャキとした歯触りのあいこ。その上にとろとろのおくらと梅。なんとも素晴らしいバランス。

 椀の蓋には、桐の花。夏ですなー。
 
 
土田 生酛仕込
スッキリと軽く料理に合わせやすいお酒。でも、生酛だなー。
 
 
☆向付
 かつお藁焼き とり貝 新玉ねぎちり酢 活かじか 土佐醤油 塩 すだち
 香ばしいかつお、独特の食感のとり貝、しっかりとした食感のかじか。

かじかはのお刺身は、たぶん初めて。しっかりとした食感で、仄かな香り。夏だなー。
 
 
☆揚物
 稚鮎 姫竹 こし油 たらの芽
 さっきまでピチピチ泳いでた稚鮎を天ぷらに。かわいそう。。。なんて思う間もなく頭からガブリ。
山菜の天ぷらもそんじょそこらとは大違い。

むかし北白川の川床で、稚鮎の天ぷらを食べたことを思い出した。京料理は良いなー。
 
 
☆箸休め
 菅野さんのフルーツトマト じゅんさい 梅土佐酢
 ちょっとここで一休み。

 おいしいものの連続だと、ちょっと緊張というか、食べ疲れることもあるんだけど、そんなときに出てくるのが、箸休め。ひんやりスッキリで、つるっと(^^♪

トマトが食べられなかった人もこれなら大丈夫だとか。
 
 
☆炊合せ
 久慈市山形の柿木さんの短角牛 白髪ねぎ 茗荷 鴨茄子 白芋茎 薄くず仕立て
 いつものしっかりとした短角牛。葛の中には味のしみた鴨茄子とシャキッとした白芋茎。さらに茗荷と白髪ねぎで味と香りがより一層引き立ちます。味と香りの多重構造。凄いです。

 そこを赤ワインで洗い流す。
 
 
ただただ美しい。
 
 
☆ご飯
 鯛と筍のご飯
 素晴らしい料理の後には、この美しい鯛ごはん。
 みそ汁と漬物でいただきます。それにしてもほっこりしておいしい。
 
 
☆水物
 山路酪農牛乳ソルベ びわ びわ酒ジュレ 木の芽
 いつもの軽やかなソルベに爽やかなびわ。素晴らしい食事を軽やかに締めくくります。




 
 
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