有明海で船釣りをした。
出航は大牟田三池港。
そこから遠く島原湾まで船を走らせる。
移動中、座ったまま寝てしまう。
起きると、目の前には異様な形貌の普賢岳がそびえていた。
ニュースなどで目にする、むき出しの溶岩ドームが山頂を覆う。
草木も生えぬ、溶岩流の爪痕が痛々しい。
ここまで来るともう有明海の景観ではない。
干潟はなく、海の濁りも消え、蒼い海らしい海になっていた。
えらくまあー遠くへ来たものだ。
こんなとこまで来たからには当然、釣れるものと思っていた。
が、しかし・・・
釣果は惨憺たるものだった。
6時間釣って、小キス5匹とベラ1匹とベビーアコウ1匹。
これじゃ、波止場の釣りと大差ない。
しかも、船長から借りた竿を折ってしまった。
ちょっと負荷をかけただけ真ん中でポキッ!
こんなボロ竿、使ったことがないぞ。
リールも子供用の無名品。
回転が鈍い。
回すと何も掛かってなくても重い。
こういうことならマイ竿&リールを持っていけばよかった。
船釣りのためエアロはお休み。