小学生のころ「小さな親切運動」ってのが流行った。
授業の一環で毎週どんな小さな親切をしたかをみんなで発表しあう。
たとえば、落ちていたゴミを拾ったとか、お年寄りの手伝いをしたとか、
そういうのだが、のぶひろ君の親切は・・・
「道端にいたアマガエルを池に逃がしてやった」
そら、違うだろ。
小学生のころ「小さな親切運動」ってのが流行った。
授業の一環で毎週どんな小さな親切をしたかをみんなで発表しあう。
たとえば、落ちていたゴミを拾ったとか、お年寄りの手伝いをしたとか、
そういうのだが、のぶひろ君の親切は・・・
「道端にいたアマガエルを池に逃がしてやった」
そら、違うだろ。
スペイン映画。
すべてにそつなく撮れている。
ハリウッド的な派手さはないが、その分成熟した渋みがある。
ラストも意味深で、にわかに受け入れがたく、まさかウソだろと思ってしまうが、
振り返ってよくよく考えてみると、いや、なるほど、そういう落ちもありえるぞ。
という、どす黒い含みを持たせている。
映像よりも心象に重きを置いた刑事ドラマである。
★★★