2009年2月21日。ロイヤルフェスティバルホール。
Mozart Piano Concerto No.17 in G, K453
Mahler Symphony No.5
Gustavo Dudamel: Conductor
Emanuel Ax: Piano
木曜日の早朝、空席がでていてネットで入手。コーラス席(オーケストラの後ろ)で、何とたったの8ポンド。
こんな感じに見える(写真は演奏会開始前)。ピアニストの手元がとても良く見えて、嬉しい。ピアノの音は普通に聞こえるがオーケストラはちょっと奇妙な感じを受ける。
ピアノの音は、とても澄んでいて、スタインウェイ特有の鐘のような音がする。Wigmore hallのスタインウェイは中音以下籠もった音がするのだが、ここのピアノはとても澄んでいる。
後半のマーラーで予期せぬことが起こった-
グスターボ・ドゥダメルというベネズエラ生まれの指揮者。1981年生まれ、2004年の第1回グスタフ・マーラー指揮者コンクールの優勝者。
わずか28歳の指揮者が、これまでに何度か「本当にこの人たちプロなの?」とこのブログでも書き続けてきたPhilharmonia Orchestraから素晴らしい演奏を引き出している。。。管楽器も最初の1音と第5楽章の一部を除いて完璧!!
会場はStanding Ovation。
あまりに素晴らしく、ある意味とても危険。音楽は、間違いなく人生や人間を変えてしまう力を持っている。
神様に愛された魔術師に出会った一夜。今夜は眠れそうにない。