Que ma vie est belle!

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ドゥダメル@ミラノ・スカラ座

2009-05-05 02:00:00 | Gustavo Dudamel

ドゥダメル指揮、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団、ソプラノ独唱:アナ・マリア・マルティネス。2009年5月4日、ミラノ・スカラ座にて。

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Mendelssohn Symphony No.4 "Italy"

Mahler Symphony No.4

Gustavo Dudamel: Conductor

Ana Maria Martinez: Soprano

Filarmonica Della Scala

ドゥダメルがスカラ座で振る、しかもマーラーの4番、ということでミラノへ。

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前半のメンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」は、とても良くまとまっていたと思う。ドゥダメルの指揮を見ているだけで、曲が聴こえてくる-たとえ音が無くても-そんな気がした。

さて、問題はマーラーの4番である。

第一楽章。ドゥダメルの意欲的なテンポ作りにオケがついていっていない、というか、ドゥダメルがオケを説得し切れていない、というか。是非、外様でではなく、自分のオケ-これからはLAフィルか-でこれをやって欲しい。もう少し時間をかけて、オケも納得して弾いたら、新しい解釈の良い演奏が出来るのではないか、と思った。

第二楽章はコンマスの熱演が良かった。

第三楽章。綺麗なメロディなのだが、それだけではない、こんなに濃密なマラ4の第三楽章聴いたのは初めて。オケで弾いたときも、CDを聴くときも、こんなに濃密な曲だと思ったことはなかった。

第四楽章-この人は本当にソプラノなの?という感じの声で残念。良く聴くCDと違う、と言うだけでなく、ちょっと声質がメゾっぽく、私のこの曲に対するイメージと違っていた。音もちょっと低いような気がしたけれど。。。?

ミラノの聴衆は結構ごそごそと音を立てる。その一方で、第一楽章が終わったところで誰かが「ブラボー」をすると、きちんとそれを注意したり(当たり前か-ただこのお陰で、変な緊張があったオケがほぐれたように思う)、第四楽章の最後、ドゥダメルがものすごい時間をかけて終えたところも、きちんと我慢してから拍手をしたり(当たり前か)、ちゃんとしているところはしている。なんだか不思議な人たち、というのが彼らに対する第一印象である。

TVカメラが入って撮影していた。いつか放映されるのだろうか。第一楽章と第四楽章はつらいけれど、第三楽章は是非もう一度聴きたい。

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