ミラノ・マルペンサから、マルペンサシャトルでミラノ中央駅に向かう。電車に間に合うのか少々心配ではあるが、高速道路の周囲の緑からのマイナスイオンを浴びて慌しい気持ちを落ち着ける。
ミラノ中央駅に着く。フィレンツェの気温は20度を少し超える程度、と聞いていたのに、ミラノときたら30度あるらしい(電光掲示板によれば)。朝晩は10度以下というので着てきたコートが鬱陶しい。
さて、フィレンツェ行きはESとある。なんの略だろう?と思いながら13番線に行くと、立派な車体。なんとEurostarとあるではないか。そうか、それでES。
さて、席を探す。Business seatにしたのだが。。。席がない?と思ったら、個室(4人掛け)であった。すごい、リクライニングも電動なら、窓のブラインドも電動だし、電源もちゃんとしているし申し分なし!
この電車、ミラノからボローニャ、フィレンツェを経て、ナポリまで行けるらしい。窓の外の春のトスカーナは長閑だ。
ボローニャを過ぎると、まるで日本のように山がちで緑が美しい。道程の半分はトンネルの中(うち1つは相当に長い!)、といった感じである。日本からだとイタリア国内も飛行機を乗り継いで目的地まで行ってしまうのだろうけれど、こんな風に良い季節には電車の旅をお薦めします!