折角のローザンヌ、ベジャールバレエを鑑賞。山の中腹にある劇場。建物自体はともかく、対岸に美しい山々を望むことが出来る。
初めて生で見るベジャールバレエ団。人間の体とはこういうものなのかと思う。普段親しんでいる「クラシック音楽」と比べて、ずっと生々しい。西洋音楽では「神」の存在を通して人間が描かれていると感じることも多いが、バレエにはそうした介在者はなく、もっと直截的に人間と対峙していると感じる。
現代物だが、シャンソンなどが多用され親しみやすい。フランス語を学んでいた頃のこと、フランス人の友人のことなどを思い出し、懐かしい気持ちになった。聴衆もこれらのシャンソンが流行った頃の方が多かったように思う。(行ったことはないけれど)ちょっと新橋演舞場の香り?