Marks & Spencerへ行ったら、イチゴが安く出ていた。大ぶりで綺麗なイチゴ。
食してみると、なかなか美味しいが、日本のものほど甘くない。
そこで、例のバルサミコをつけてみる。
甘い!
バルサミコがバルサミコを主張せず、ただ、イチゴの甘さだけが増している。本当に魔法のようだ。
意味もなく高価なわけではないのね。感服。
今度は、L'Osierで味わった20年もののバルサミコを探してみようかしら。
Marks & Spencerへ行ったら、イチゴが安く出ていた。大ぶりで綺麗なイチゴ。
食してみると、なかなか美味しいが、日本のものほど甘くない。
そこで、例のバルサミコをつけてみる。
甘い!
バルサミコがバルサミコを主張せず、ただ、イチゴの甘さだけが増している。本当に魔法のようだ。
意味もなく高価なわけではないのね。感服。
今度は、L'Osierで味わった20年もののバルサミコを探してみようかしら。
年始、実家にパン焼き機がやって来た。家で焼くパンは、安心だし、美味しい。それならばLondonにも1台購入してしまえばよい!とかなり気持ちは盛り上がっていた。
ネットで調べてみると、MK精機のパン焼き機が私の好みに合いそうな感じがした。そこで、早速デパートに行ってみる。
ところが、あるのはPanasonicかKenwoodのもの。しかも、少し安いお店ではPanasonicのものは品切れ。
ということで、結局こうなった。
L'Osierでも料理の付け合せに出されることのあるPoilaneのパン(L'Osierの普通にいただくパンはMaison Kayserの生地をL'Osierで焼いている)。ま、この方が確実だし、同僚に聞いたら、「パン焼き機?持っているけれど、もう使っていない」。同じ道を辿るのがおち、よね。
買い物に出て、喉が渇いたので、先日家人がリッツカールトンで飲んで美味しいといっていたヴォス(VOSS)というノルウェーのスパークリングウォーターを購入。
口にして最初の感想は「透明な味」であった。今日のLondonの氷のような冷たさと、とても似ていた。水広場(http://www.mizuhiroba.jp/list/item/Voss.html)で調べてみると、硬度11.7、pH6.4と「透明な味」と感じたことがうなずける。
一方、普段レストランで、あれば注文するシャテルドン(Chateldon)は硬度1158、pH6.2(http://www.mizuhiroba.jp/list/item/Chateldon.html)と、硬度に関しては対照的である。しかし、アルコールが基本的にいただけないので、代わりに食事と一緒に頂くには、この複雑さが丁度良いと感じる。
水も時によって飲み分ける、アルコールのような楽しみがある。アルコールが飲めたら、と思うけれど、水を楽しむのも乙なもの?
朝、ニュースを見ていると「有名な漫画のキャラクターが80歳を迎えました」というアナウンスがあった。漫画といえば「日本」、でも、鉄腕アトムもまだ80歳には早い。ディズニーのキャラクターかしら?と耳を澄ますと、アナウンサーは真顔で、
「ティンティン」
爆笑。
それって、タンタン(Tintin)でしょう?
英語では日本語と違って、オリジンの国の発音を尊重せず、全て英語読みになる(英語変換される、と言うべきか)。サンクトベテルブルグがセントピータースバーグ、フィレンツェがフローレンス。初めて聞いたら「それどこ?」。その上、なんと言うか異国情緒が失われる気がする。
いずれにせよ、お誕生日おめでとう、タンタン。フランス語の勉強をしていた時のことを思い出すわ。もう80歳になるのね-ということは出会ったとき既に70歳近かったってこと?貴方は良いわね、何時までも若くて。
タンタン80歳のお誕生日記事。TV5のサイトより(フランス語)。http://www.tv5.org/TV5Site/info/afp_article.php?idrub=5&xml=090109051114.omanmsqc.xml
日本滞在中の2週間、フレンチレストラン5回、イタリアンレストラン1回、その他外食(含むbar & cake shop)8回、鶏の丸焼きを作り、母の手作りおせちにお雑煮(絶品!)、1日平均1個半のハーゲンダッツアイスクリーム(勿論ミニカップではなく通常サイズ)を食べ、Hidemi Suginoの焼き菓子を購入し帰英の途についた。
で、どれだけ太ったか、といえば、実は、
痩せた。
これをジャパニーズパラドックスと言わずして何と言う?英国に移って、ゆうに5kgは体重が増えたが、今でもtiny(とても小さい)と言われる私である。日本の街を観察するとtinyの二乗くらいの女性が沢山いらっしゃる。
美味しいものを食べると体重が増えず、ジャンクフードを食べると体重が(そしていやなところに脂肪が)増える。フレンチパラドックスのポリフェノールのように、ジャパニーズパラドックスにも、何か秘密の物質があるのだろうか?
前回の帰国に引き続き、読書を、と思ったが、年末年始のだらだらで、結局殆どを帰りの飛行機で読了。
ムリエル・バルベリ『優雅なハリネズミ』。日本在住フランス人による著作で、フランスの「本屋大賞」受賞作。しかしながら、私にはどうも分からない、何故この著書がそんなに評価されるのか。今、フランスでは日本ブームだから?
(ネタバレになるけれど)最後は、著者の力量不足が主人公を殺した(=その先の主人公とOzuの関係を描ききれないから、主人公を殺してそれを回避した)のでは?と思えてしまう。
どんなに気取っていても、最期は元の場所/レベルに帰ってくる、と言いたいのかしらん。私は美味しいものが食べたいので、最後の晩餐もロオジエがいいな。
エリヤフ・ゴールドラット『ザ・チョイス』。正月休みとはいえ、少しはビジネスも考えなくっちゃ、と読み始めた。
「人はもともと善良である」
分かっているってば、ちゃんとそのように対処しているよ、
- と思ったけれど、飛行機の中で音を立ててご飯を食べるおぢさん達に好意的な目を向けることができない。
まだまだだ。
2009年1月6日。
今滞在最後のディナーは、ロオジエにて。久しぶりに会った元同僚が以前にも増して美しくなっていて、尋ねてみると、結婚が決まったという。是非倣いたいものである。
今日の料理も素晴らしかった。メインの牛の付け合せに出たカリフラワーのムースとホワイトマッシュルームの白菜巻きトリュフ乗せは、卵黄を思わせる濃厚な味がまさに「口福」をもたらした。
今日のブルーノさんの名言(compliment?)。「あなたはもう我々(ロオジエ)家族の一員だ」。ありがとうございます。その名に恥じない良いお客でありたいと思います。
ブルーノさん、スタッフのBon Voyage!の声に送られ店を出る、が、「Air France?」と問われ「BA」と答えると、「あ、Bon VoyageはAir Franceだけ」との反応。まあ、確かにBAの食事でBon Voyageは不可能だけれど。
さて、明日からはLondon。何を食べて生き延びよう?
2009年1月6日。ランチ。
Londonに帰ったら美味しいものとは当分お別れ、と思うと、フレンチ2食連続もやむを得ない?
シュマン(赤坂)を思い出す突き出し。人参のムース、雲丹とコンソメ。
前菜には紫芋のスープを選択。甘いスープが大好きな私にはぴったり。
スズキのポワレ。パルミジャーノのソースが美味しい。麦のリゾットが下にあるのだが、この食感がぷちぷちして楽しい。
デザートはシュークリーム(中はフォンダンショコラ)。濃密なチョコレートとアイスクリームは最高。
プチフールのマカロン。今、流行しているのかしら?フランボワーズのジャム(ソース?)が中に入っていて、その酸味が良いアクセントに。
外はお天気も良く、とても素晴らしいランチだった。友人とすっかり話し込んでしまい、最後の1組になってしまった。ご馳走さま。