Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

アブダビ@イースター休暇第2日目

2009-04-11 15:00:00 | 旅行・出張

2日目はアブダビへ向かう。

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まずは世界で3番目の大きさ、というシェイクザイドモスクへ。午前中は一般に公開されているとのことだが、午後はイスラム教徒の礼拝のみ、ということで外から。

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ライトアップ用の照明もきちんと大理石の箱の中に隠されている。こういう細部に対する努力を怠ってはいけない。

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イタリア産の大理石なのだろうか。美術品を作るときに使う極めて肌理の細かい、また混じり気のない白大理石であった。現代(1998年着工とか)にこれだけの規模のものを作るこの国(経済?宗教?)の強さ。日本や西側諸国では、今や不可能なのではないか。

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モスクからそう遠くない幹線道路沿いに、なぜかマングローブの林が。

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私が気に入るだろうと、友人が連れて行ってくれたアブダビエミレーツパレスホテル。その名の通り、まさに宮殿。

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折角なのでカフェで一服。

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味は。。。いまひとつ。残念!

ドバイもアブダビも、現地の料理はなかなか美味しいが、西洋料理じみたものは避けたほうが無難かもしれない。この後、夕食はHilton hotelのテラス席にて。昼間は30度を超えていた気温も下がり、夜風が心地よい。梅雨明け直後の東京のようである。


ドバイ@イースター休暇・第一日目

2009-04-10 17:00:00 | 旅行・出張

イースター休暇に友人を訪ねてドバイへ。

空港(屋内)に椰子の木が何十本も。異国情緒タップリ。

友人の家は例の7つ星ホテルのすぐ近く。道の先は海岸!

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早速、ショッピングモール(エミレーツモール)へ出掛ける。

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床は総大理石。いろいろな色の大理石を組み合わせて模様を作る。日本の安っぽいショッピングモールとはちと違う。

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何とスキー場まで。カンドーラ(民族衣装)を着たおじさん達がスキー場に居るのはかなり不思議な光景である(勿論彼らはスキーをしているのではなく子供を見守っているだけである)。

ドバイの街を横切って、昔の町並みが残る地区へ。

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この金融危機で、建設が止まっているとも聞くが。。。夜、遠目から見ると新宿のようである。

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伝統的な街並みが残る(多くは再建された)地区へ。この塔のようなものは、昔室内の暑さを和らげるために作られた装置とか。日本の「うだつ」のごとく、お金持ちの家の塔は立派で装飾もあり、そうでない家のものは小さく簡素でとのこと。

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マーケットの様子はモールとは大分違う。一人で訪れたら決して見ることのなかったドバイの一面。東京で言えば上野に似ている。これもドバイの一つの顔なのか。


アフタヌーンティ@リッツ・パリ

2009-04-05 22:00:00 | パリ

リッツ・パリ。入ったとたんに懐かしい香りがして、帰ってきた、と感じる。

今回は迷った末に、ランチではなくアフタヌーンティをいただくことにした。

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サンドイッチは凝っていて、見た目に美しいだけでなく、素晴らしく美味しい。サーモンのサンドイッチが少し乾いていたのが残念。

スコーンは、スコーンというよりケーキに近い。従ってクローテッドクリームは出てくるけれど、つけなくても十分美味しい。またスコーンの皿にはパウンドケーキやマドレーヌも。

ケーキはリッツ名物のフレジエ、チョコレートケーキ、ムース。

恐るべきことに、あまり好きではないチーズのサンドイッチ以外、全てお腹に収まってしまった。

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そして、こんなに甘いものが盛りだくさんにもかかわらず、飲み物はショコラショーを頼む私。チョコレートとしては濃いが、一緒に出された温めたミルクは使わずに飲んだので、意外とあっさり目でこれも完飲。ちょっと、お代わりしたかったかも。。。


懐かしいパリ

2009-04-05 17:00:00 | パリ

昔、サンジェルマンデプレ近くに2週間ほど滞在したことがある。その頃の思い出の場所を回った。

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ソルボンヌ近くの公園から。

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クリュニー中世美術館の中庭。前日観たオペラの舞台にちょっと似ている。

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サンジェルマンデプレ教会。

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チョコレートが大好きになるきっかけになったチョコレート屋さん。

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今回、お店はイースターのデコレーション。

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小さな入り口を覗き込むと、とても素敵なお花屋さん。


パトリック・ロジャー&ローラン・デュシェーヌ@パリ

2009-04-05 00:00:00 | パティスリー

最近、パリで立ち寄る甘味処が決まってきた。

ケーキはローラン・デュシェーヌ、チョコレートはパトリック・ロジャー(お二人ともMOFの持ち主だから美味しいのは当たり前?)。

今回はローラン・デュシェーヌではラズベリーのムースと

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(ご免なさい、中身は気がつく前にお腹に収まってしまいました=素晴らしく美味しかった)

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焼き菓子。奥のアーモンドのケーキと右横のチョコレート&ラズベリーがお薦め。手前のマロンケーキは3回連続で購入。

ローランさんは、少しシャイな感じの方だけれど、お菓子への情熱は人一倍で好感が持てる。

パトリック・ロジャーでは、前回購入して美味しかった蜂蜜と、チョコレートの詰め合わせを購入。多分、蜂蜜を棚から取って下さったのがロジャーさん。いい人だ。

販売員のお姉さん達のホスピタリティには少々ばらつきが。土曜日の人はとても気さくで、買い物を楽しいものにしてくれたけれど、日曜日はいまひとつ。サービスの人の対応次第で、味は同じでも売れ行きは違うと思うけれど、どうだろう。


ホテル・ムーリス@パリ

2009-04-04 22:00:00 | パリ

今回はホテル・ムーリスに宿泊。現在ここはドーチェスターグループに属する。

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それ程広くはないが、パリのこの場所で340ユーロならばこのくらいなのだろう。

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アメニティがなかなか充実していて嬉しい。

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iPod用のスピーカー。日曜日の朝、モーツァルトと共に支度をしていると、またホットケーキが思い浮かぶ。ピアノの弾けるパートナーができたら、日曜日の朝ごはん(勿論ホットケーキ)の仕度をする間、モーツァルトを弾いてもらえたら素敵だ、と妄想が膨らむ。

帰りがけ、ポーターのおじさん達(ってそんなに年齢も違わないと思うのだけれど)が嬉しそうに英語で話しかけてきた。シャルルドゴールではなく北駅へタクシーを頼むと「またこのホテルに泊まる?」「来週も来る?」。

「ごめんね、来週はドバイなの」といいつつ、次回のパリはウェスティン(5、6年前に泊まった時はインターコンチネンタルだった-ホテル業界も厳しい)と決まっているし、残念ながら此処へ帰ってくる理由は見当たらない。


ロリン・マゼール@ロイヤルフェスティバルホール

2009-04-03 01:30:00 | コンサート

2009年4月2日。ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール。

Faure: Pelleas et Melisande, Suite for orchestra, Op.80

Maazel: Farewells: Symphonic Movement, Op.14

Sibelius: Symphony No.2 in D, Op.43

Lorin Maazel: Conductor

Philharmonia Orchestra

今日もまた、最前列中央にて。昔、物理の先生が、「学習効率は距離の二乗に反比例する」と言っていたので。

おなじみのフォーレは、美しいメロディにうっとり。管楽器が上手いと、曲にきっちりとした形が与えられるような気がする。最前列の良くないところは、弦の粒が微妙に揃わないところも聴こえてしまうことか?

マゼールの曲は初めて聴いた。グリッサンドが多く使われ、平均律の音にないような音がして、絶対音感のない私にはメロディのようなものが聴き取れない。「核兵器やオゾン層破壊、ぞっとするようなものを生み出す機械に対する恐れを注いだ」というだけあって、所々不快に感じる音やハーモニーもある。所謂「現代曲」という感じ。

現代曲の作曲家に尋ねたいのは、別に標題音楽を創れというのではないが、なぜ美しい響きやメロディではなく、「興味深い」響きやメロディ(?)に関心を持つのか、ということである。ロマン派音楽はもう古い、のか?でも、昔の作曲家が知らない、美しい碧い地球の姿や、宇宙の写真、エベレストから数千メートルの海底までの映像といった新しい体験もしているのである。普通に美しい音楽を書く作曲家が居ても良いではないか?あるいは、今の作曲家は、平均律に無いような、ヴァイオリン調律時に時々出てしまう吐き気がするような音の重なりが美しく聞こえているのか?

最後はシベリウス。マゼールはスコアなしで振った。隣のおじいさん(かなり地位のある人らしかった)が親切に教えてくれた。シベリウスの交響曲第2番、何年振りに聴いただろう?それにしても、いつ聴いても、第4楽章のメロディの何と美しいことか。思わずマゼールはこんな風に人生を終えたいのだろうか、なんて思ってしまう。79歳とは思えない矍鑠とした指揮であった。


チャイコフスキー交響曲第5番@ロイヤルフェスティバルホール

2009-04-02 01:30:00 | コンサート

2009年4月1日。ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール。

Brahms: Piano Concerto 2 in B flat

Tchaikovsky: Symphony 5 in E minor

Louis Langree: Conductor

Nicholas Angelich: Piano

London Philharmonic Orchestra

今日の席取りは失敗!ピアノコンチェルトがあるときに、一番前の席を取ると、耳が壊れる。ピアニストでも家での練習にアップライトしか使わない人が居る-その理由は、コンサートグランドは音が大きすぎるから-と何処かで読んだ。その通りだ。。。

でも、後半のチャイコフスキーには良い席だった。

指揮のLangreeは、スコアなしで振った。やはりスコアを記憶することは演奏に集中する、という意味で大事なのか。また、アーティキュレーションを工夫したり、指揮棒を途中完全に降ろすことをせず、全楽章続けて演奏したり、なかなか面白かった。

しかし、どうも私にはロンドンフィルハーモニー管弦楽団の実力は「?」なのであった。第2楽章のホルンも、間違えはしないが、美しいとは言い難い。ここは柔らかな音で、切々と歌って欲しいのに。。。弦楽器群の第4楽章も、Langreeの要求に十分応え切れていないような気がした(個人的には急ぐ演奏でヴァイオリンの超絶技巧を見るより、少しテンポをゆっくり目にとって、それでも音楽が崩壊しない演奏が好きだ)。

オケも会社組織と同じで、トップは素晴らしくても、下へゆくと(弦楽器ならば指揮者から少し離れると)やる気のなさそうな演奏者がいたり、管楽器のようにパート毎の人数が限られていると、パート毎で実力に開きがあったり。

指揮者はプロジェクトマネージャーや企業幹部と同様、持てるリソースを上手く使って結果を出すことが要求されているのだな、と痛感する。