伝道部長の面接を受けることになりました。
‟あのような思い”をしたのは生まれて初めてでした。
罪のあるままで神の前に出たら‟あのような思い”をするのでしょうね。
言葉で説明できるようなものではありません。
たぶん、同様の経験をした人には理解できると思います。
罪を告白するとき、つい偽りを口にしてしまいました。
心に怖れが生じたからです。
伝道部長は言いました。
「そうですか、分かりました」
面接が終わりました。
席を離れるとすぐに猛烈な後悔に襲われました。
「このままで終ってはいけない」
そんな声が心に響きました。
伝道部長の前に戻りました。
「すみません、嘘をつきました」
彼は無言でうなずきました。
初めての悔い改めです。
「二度とこんなことをしない」
そう心に誓いました。
バプテスマの許可が下りました。