ようやくこの日までたどり着いた感が強い。
冬を迎える前に、体調が悪化する前に、痛みが再現する前に、
入院をして休養と養生を同時に行いたかったからだ。
とはいえ、しえるの病状や娘の進学など、
結局は私がいないと進行しないことがあまりにも多すぎて、
今回は短期の入院を希望した。
今後、社会復帰を目指せるまで快復した時点で
再度、入院する必要があるだろうとは医師の見解だが
まずは休養だ。
もう限界ぎりぎりのところまで、きていたのは事実なのだから。
私に限らず、女性が病気になったときに、本当に“休養”できる環境なのだろうかと思った。
新聞には「介護休暇は取得できない状態」であると書かれているし、
実際に、私が以前いた会社でも「介護を理由に退職」せざるを得ない人が
後を絶たなかったのだから。
よくまぁ、自分でもここまでたどり着いたと思う。
後ろを振り返ると、ぞっとして怖いが。