風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

新たなる夢見

2008年12月13日 05時25分12秒 | エッセイ、随筆、小説






娘が息子になっていて、苗字も今とは違っていた。
で、すんごい広いマンションに迷いこんで、そこが私たちの別荘となって随分経ったとき、
その家の持ち主が登場した。
娘の父親だ、20年ぶりの再会だった。

悪びれるそぶりもみせず、自分が父親だと説明しろというので
私は困惑した。
金銭的にも時間もなにひとつ費やしてこなかった人に対して、
父親です・・・・・というのは、なんとも遺伝子レベルの話であって
現実とはかけはなれている、と思えたからだろう。

でも、こうして夢を見ることで、吐き出されていく“なにか”を感じることは決して悪いことではない。
新しい道に進もうとしている私にとって、決して悪いことではない・・・・

今の私は狼男が月をみると苦しみながら変身するような感覚に似ていて
もがいているところがある。
何に・・・・ではなく、現実と過去の出来事の傷を癒すために
未来のために、それをすべて自覚し、吐き出す作業を毎日しているのだが、
やっぱり狼男ゆえ、苦しい。

でも、今朝は変身し終えたような爽快感がある。
ちょっぴり、進展、先に進んだかな?

 

 

 

 

 


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