サブプライム問題に端を発した市場万能グローバル資本主義の敗退、脚本でもあるかの如く人攫い(拉致)、偽札造り、麻薬栽培、収容所国家、そして日曜日に他国の領空へミサイルを飛ばすという「絵に描いたような悪役」を演じ続ける国家。現在の世界で何が「善」であり、何が「悪」であるかを適確に表現することは不可能ではないかとつくづく思います。
小泉首相の時代、21世紀の初めにおいては、真実はさておいて「正義」とはテロと戦うアメリカを中心とする自由主義社会であり、市場経済の障壁をなくして世界にアメリカ的資本主義を拡大することが人々が豊かに暮らせるようになる「否定しようのない善」でした。NHKを含むマスコミはこの前提に立って報道する限りどこからもクレームは出ず何の問題も起こりませんでした。
第2次大戦後の昭和の時代においては「ナチスおよび戦前の軍国日本は倫理的に絶対悪であり、専制国家たる日本やドイツに対して自由を守るために戦った連合国は倫理的に善であり、世界の抑圧された人達を開放したのは欧米および中ソなどの戦勝国家達であった」というのが我々が教育された歴史観でした。そして同じ戦勝国の民主国家においても欧米などの資本家を中心とした資本主義国と貧しい民衆を主役とした社会主義、共産主義国家に戦後別れ、日本では資本主義を保守、社会共産主義を革新と呼んでどちらかと言えば後者をより「倫理的には善」とする価値観を与えてNHKを含むマスコミ、教育界は日本人を洗脳してきました。そのような世界観に立っている限りどこからもクレームは出ず、何の問題も起こらなかったのです。結果的にソ連、中国、朝鮮がどんなに悪らつ非道なことをしようが全て無視、報道も批判もせず、日本人には戦前の日本が倫理的に悪であったということのみを繰り返し報道し続けることで日本人を政治音痴にし続けてきました。
ソ連が崩壊してスターリンの恐怖政治や東欧に対する帝国主義的抑圧がより明らかになり、中国も天安門事件をきっかけに単なる専制国家であることが証明されチベットやウイグルへの植民地支配も隠しようがなくなってきました。韓国はどんなに援助しても悪口しか言わない国であり、北朝鮮に至っては「絵に描いたような悪役国家」を自ら演じています。テロとの戦いも単なる利権の維持を目的とした市民虐殺にすぎないことが解り、迫害され大虐殺をされたはずのユダヤ人国家イスラエルはパレスチナの市民を迫害し大虐殺しています。
我々日本人が正しいと教え込まれてきた世界観はおかしいのではないか、という疑問はよほどの低能バカでない限り持つのが当たり前でしょう。「どこの国もいつの時代においても自分たちが得するように勝手な事をしているだけである」と言う事くらいそろそろ気がついてもよさそうに思います。「我々も悪かったけど他の連中も皆同じだよ。」と言った途端に罷免された空幕長がいましたが、自分で物を考える能力のある人は皆同じ結論に達していることであって、世界中のリーダー達はその認識の上で丁々発止国際政治の舞台でしのぎを削っているのです。
どうも最近「日本民族は倫理的に悪」という世界観がゆらぐことをとても嫌がっている人達がいることが明らかになってきました。戦後ずっとその価値観で生きてきてもう動脈硬化で柔軟な考えなどできない団塊の世代の人達は致し方ないとして政界やマスコミの中枢には、世の中の事態を普通に受け止めて「皆自分勝手なだけだったのだ」という結論に結びつけることを執拗に嫌がる人達がいるようです。彼らの特徴は自分たちが倫理的に善と考えてきた国がやっていることは誰が見ても悪い事であるのに批難しようとしません。また日本が悪であることを否定しようとすることにはヒステリックなまでに攻撃してきます。
北朝鮮がミサイルを飛ばしても批難しようとしない政党、台湾の人達が「日本も悪かったけど戦後やってきた中国はもっと悪かった」と発言した後半の部分をわざと削除して放送するNHK。日本の経済改革はまだ足りないなどと未だに言い続ける対談番組など21世紀の社会の変化で歴史観や世界観は変わってきた(というか今までの洗脳が通じなくなった)ことが解らない、いや変わらせたくない人がいるということなのだと思います。
化石燃料万能の時代が終わりつつあり、世界の多くの人達が共通の情報を共有することが可能になってきた21世紀は巨大国家が力で世界を支配する時代ではなくなるだろうと思います。多くの指摘があるように、民主主義が有効に作用して国民が幸福に暮らせるのは人口5千万位までの国であり、力で支配しても国民が幸福でない国は情報を隠しきれないから内部から崩壊してゆくことでしょう。反対の意見や価値観を赦さず、情報をコントロールしようとすることは専制国家のやることで民主主義に反します。マスコミや教育界において、いろいろな価値観の共存を認めることは複雑な21世紀の世界を日本がしたたかに生き抜いてゆくために必須の条件になることは明らかであると思います。思考の柔軟性を保ちたいものです。
小泉首相の時代、21世紀の初めにおいては、真実はさておいて「正義」とはテロと戦うアメリカを中心とする自由主義社会であり、市場経済の障壁をなくして世界にアメリカ的資本主義を拡大することが人々が豊かに暮らせるようになる「否定しようのない善」でした。NHKを含むマスコミはこの前提に立って報道する限りどこからもクレームは出ず何の問題も起こりませんでした。
第2次大戦後の昭和の時代においては「ナチスおよび戦前の軍国日本は倫理的に絶対悪であり、専制国家たる日本やドイツに対して自由を守るために戦った連合国は倫理的に善であり、世界の抑圧された人達を開放したのは欧米および中ソなどの戦勝国家達であった」というのが我々が教育された歴史観でした。そして同じ戦勝国の民主国家においても欧米などの資本家を中心とした資本主義国と貧しい民衆を主役とした社会主義、共産主義国家に戦後別れ、日本では資本主義を保守、社会共産主義を革新と呼んでどちらかと言えば後者をより「倫理的には善」とする価値観を与えてNHKを含むマスコミ、教育界は日本人を洗脳してきました。そのような世界観に立っている限りどこからもクレームは出ず、何の問題も起こらなかったのです。結果的にソ連、中国、朝鮮がどんなに悪らつ非道なことをしようが全て無視、報道も批判もせず、日本人には戦前の日本が倫理的に悪であったということのみを繰り返し報道し続けることで日本人を政治音痴にし続けてきました。
ソ連が崩壊してスターリンの恐怖政治や東欧に対する帝国主義的抑圧がより明らかになり、中国も天安門事件をきっかけに単なる専制国家であることが証明されチベットやウイグルへの植民地支配も隠しようがなくなってきました。韓国はどんなに援助しても悪口しか言わない国であり、北朝鮮に至っては「絵に描いたような悪役国家」を自ら演じています。テロとの戦いも単なる利権の維持を目的とした市民虐殺にすぎないことが解り、迫害され大虐殺をされたはずのユダヤ人国家イスラエルはパレスチナの市民を迫害し大虐殺しています。
我々日本人が正しいと教え込まれてきた世界観はおかしいのではないか、という疑問はよほどの低能バカでない限り持つのが当たり前でしょう。「どこの国もいつの時代においても自分たちが得するように勝手な事をしているだけである」と言う事くらいそろそろ気がついてもよさそうに思います。「我々も悪かったけど他の連中も皆同じだよ。」と言った途端に罷免された空幕長がいましたが、自分で物を考える能力のある人は皆同じ結論に達していることであって、世界中のリーダー達はその認識の上で丁々発止国際政治の舞台でしのぎを削っているのです。
どうも最近「日本民族は倫理的に悪」という世界観がゆらぐことをとても嫌がっている人達がいることが明らかになってきました。戦後ずっとその価値観で生きてきてもう動脈硬化で柔軟な考えなどできない団塊の世代の人達は致し方ないとして政界やマスコミの中枢には、世の中の事態を普通に受け止めて「皆自分勝手なだけだったのだ」という結論に結びつけることを執拗に嫌がる人達がいるようです。彼らの特徴は自分たちが倫理的に善と考えてきた国がやっていることは誰が見ても悪い事であるのに批難しようとしません。また日本が悪であることを否定しようとすることにはヒステリックなまでに攻撃してきます。
北朝鮮がミサイルを飛ばしても批難しようとしない政党、台湾の人達が「日本も悪かったけど戦後やってきた中国はもっと悪かった」と発言した後半の部分をわざと削除して放送するNHK。日本の経済改革はまだ足りないなどと未だに言い続ける対談番組など21世紀の社会の変化で歴史観や世界観は変わってきた(というか今までの洗脳が通じなくなった)ことが解らない、いや変わらせたくない人がいるということなのだと思います。
化石燃料万能の時代が終わりつつあり、世界の多くの人達が共通の情報を共有することが可能になってきた21世紀は巨大国家が力で世界を支配する時代ではなくなるだろうと思います。多くの指摘があるように、民主主義が有効に作用して国民が幸福に暮らせるのは人口5千万位までの国であり、力で支配しても国民が幸福でない国は情報を隠しきれないから内部から崩壊してゆくことでしょう。反対の意見や価値観を赦さず、情報をコントロールしようとすることは専制国家のやることで民主主義に反します。マスコミや教育界において、いろいろな価値観の共存を認めることは複雑な21世紀の世界を日本がしたたかに生き抜いてゆくために必須の条件になることは明らかであると思います。思考の柔軟性を保ちたいものです。