rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

新型インフルエンザ雑感

2009-05-06 22:35:46 | 医療
連休前にメキシコから世界に広がり始めた新型インフルエンザは爆発的な発生には至らないことになりそうですが、感染者は五月六日のWHOの発表では二十カ国で1,536名、死者は27名のようです。平成十五年のSARS(重症急性呼吸器症候群=コロナウイルス)の時はWHOが七月に終息宣言をするまでに感染者8,098名、死者774名という報告がありますので、新型インフルエンザは感染者に対する死者の数は明らかに少なく、また弱毒であることから感染しても発症しない例も多いと考えられます。

SARSは終息宣言後も平成十六年に広東省などで少数例の発病があったようですがかなり限定されていて感染拡大に至らず終息しています(厚労省のページhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou05/03.html)

今後この新型インフルエンザがどのように広がってゆくのかは解りませんが、感染しても発病しない不顕性感染が多ければ、完全終息に至らずに少しずつ広がってゆくように思われます。そのうち症状も似ている事から今までの通常型インフルエンザと見分けがつかないような流行になるかも知れません。しかしその頃にはワクチンなども開発されてあまり大きな問題にはならないように思います。

今回のインフルエンザ騒動で感心したのは、日本のマスコミの報道です。地震や台風の場合も当てはまりますが、事実を淡々と報道し、国民が注意すべきことをあおるでもなく、誰かを批難するでもなく粛々と伝えていたことが印象的でした。「何だ、やればできるではないか。」政治的圧力や思想的偏向、タブーといったものから開放されていれば日本のマスコミも実にまともな報道をするものだと思いました。圧力や偏向に屈せず、何事にもインフルエンザに対するように「国民の利益」のみを考えた報道ができれば、信用を失ってネットに御株を奪われた日本のマスコミも立派に立ち直るだろうにと思います。

SARSや新型インフルエンザはバイオテロではないかと心配する動きがあります。本当の所は解りませんが、生物兵器というのは人間に使って見るまでどのような効果があるのか、飛沫感染の場合どのように広がるのかも知り得ない訳でこれらのウイルスをわざわざ作ってまで広げる意味があまりないというか、これが実験だとしても将来特定の人だけを効果的に殺傷することはできないと思います。一方でAIDSについてはどうも初感染者(何故か米国)やその後の広がり具合(急にアフリカで蔓延)がどうも不自然で本当に自然発生したのか?と疑いたくなる部分もあります。例えば性行為や血液を介して伝搬する梅毒の広がり具合と比較して感染地域や感染者(アフリカでは男女ともにだが、米国では同性愛者が多いなど)に偏りがあるように感ずるのですが。
コメント (1)
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