rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

TPP合意が困難になることを言祝ぐメディアはないのか

2015-05-13 21:02:17 | 政治

米上院、貿易促進権限法案の審議入り否決 TPPに暗雲(朝日新聞) - goo ニュース

朝日新聞までがTPP合意が遅れることを残念に思わせるタイトルを出しています。いや反日の朝日だからこそTPP大賛成で良いのかもしれません。しかし読売やフジ産経もTPP合意が遅れることを懸念する内容の記事を発信しているのは不思議でなりません。愛国=反グローバリズムであるべきであり、どのメディアもグローバリズム万歳の売国メディアばかりではあまりに情けない思いです。それでいて愛国を装った反中国の論調を張ったりはするのですから厄介なことです。

そもそも内容が秘密である時点で「反民主的」であり、米国ですら労働者の多くが反対していて良心的な議員は反対を表明している貿易協定に何故メディアは賛成しているのか、賛成する合理的理由は何なのか、(賛成の論評を張らないと官邸に怒られるから)というならその通りに紙面で表明すればまだ許せるのですが、それすら説明しないで何故メディアが賛成の論調なのか、全く信用できません。

貿易とは「互恵」「平等」「無差別」の原則が成り立たなければ行うべきではないというのが鉄則です。互恵にならない物は一方的な隷属であり、それは貿易でなく搾取と言います。互恵で平等であるかどうかは、話し合いの段階から開かれた会議で行われることが必須事項です。開かれた会議で成立しないものは協定など結ばない方がお互いのためなのです。そもそも秘密会議で貿易協定を結んで良いと、選挙で認められたでしょうか、国会の議決で認められたでしょうか、そのような超基本的な事項さえ行われていない状況でメディアが疑義を呈さないなどというのは全く情けないことです。明治の先人達は苦しい日露戦争を勝ち抜いてやっと欧米との不平等条約を解消することができました。それを現代のバカどもは秘密会議で日本の国益を損なう条約を結ぼうとし、それが遅れることを残念がっているという阿呆ぶりです。

メディアは「日本国民の幸福に結びつかない事は反対である」位のことははっきり言えば良いではないか。今各界の中心に立ちつつある人達は私と同じ年齢層の人達、団塊の世代の一つ下の世代だと思いますが、同世代の人間として実に彼らは「意気地なしの頓馬野郎」ばかりだと情けなく思います。

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