フェアリーソードフィッシュ(メカジキ)は1930年から開発が始められ、旧式で鈍足(220km)な複葉機でありながら第二次大戦で連合軍最大の撃沈数を誇る攻撃機となりました。有名な戦果は空母イラストリアスから発してイタリアのタラント港の夜間攻撃やドイツ戦艦ビスマルクの撃沈があげられますが、他にもロケット弾によるUboat攻撃はかなり有効であったと記されています。総生産数は3,400機に上り、乗員はパイロット、観測士、無線士の3名で対船レーダーを備えた機もありました。武装は7.7mm機銃を機首と後方に2丁備えるのみで、1,670ポンド(757kg)の魚雷積載(か60ポンド8発のロケット弾または1,500ポンドの爆雷)が大きな戦力でした。
Historic Flight の際の実機
模型は1950年代の金型で、1993年に英国で現存するソードフィッシュがHistoric flightを行った記念にBoxartと転写マークを一新して発売されたものです。Airfixからは2012年に新しい金型のソードフィッシュが発売されていて、こちらは主翼の折りたたみや風防も付いているのですが、古い物は風防は自作です。乗員も2体しか付いてなかったので他から流用し、Riggingも可能な範囲で行ってみました。1943年から実用化された艦上戦闘爆撃機のFairey Fireflyと戦後対潜哨戒に使用されたFairey Gannetを並べてみました。フィアフライは戦闘機と言いながらSwordfishの後継として開発されたFairey Barracudaと同じくらい重く、戦闘機としての評判は良くありません。
Airfix 1/72 Fairey Swordfish Mk I 記録写真では魚雷とロケットを選択して装備可能にしている機もあった。
Fairey社製の英国海軍機達(Fairey社は1950年代にウエストランド社に吸収されてなくなった。それもなくなって現在英国の主な航空機会社はBAEシステムズのみ)