rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Fiat Cr 42 Falco ITALERI 1/72

2022-02-20 16:06:14 | プラモデル

イタレリ製の1/72 Fiat Cr.42 Falcoを作りました。2007年に出された模型をBattle of Britain80周年記念で、イタリア空軍として参加した一部部隊のマーキングを追加して2020年に再販されたものです。

80周年式典(英国空軍公式ページから)   2020年に英ダックスフォードでレストアされ公開されたFiat Cr. 42 Battle of Britain参加機の塗装

Fiat Cr42は1938年から終戦にかけて作られた戦闘爆撃機ですが、複葉、固定脚で最高時速400kmと言ってもメッサーシュミットやスピットファイアと比べると明らかに古く、武装も機首の12.7mm機銃2丁のみで性能も今ひとつです。英空軍の複葉機グラジエーターとならば何とか戦えたものの、新鋭機では歯が立たず犠牲も大きかったようです。前任のCr32(外見はハインケルHe51に似ている)がスペイン内戦でソ連機に対して好成績を残した事に気を良くしたイタリア首脳部がCr32のエンジンをFiat A74星形14気筒840馬力に強化した進化型を採用した結果でした。初戦以降は主に夜間戦闘機や低空からの爆撃任務に使われましたが、安定性の良さなどから1781機生産され、ハンガリー、ベルギーなど各国で使われました。

Heinkel He 51 との比較、少しは新しい感じか 塗装はBattle of Britainではなく、第四航空群84戦闘機隊 1941年リビア(アフリカ戦線)のもの

模型は21世紀になってからの金型で老舗のイタレリ製であり、作り易く整合も良い物でした。1/48の模型をスケールダウンした部品の作りの様で、かなり細かく、点数も多めでした。塗装は迷彩を施してから組み上げる必要があり、それなりに作り慣れていないと戸惑うかもしれません。彩色はイタレリアクリルペイント指定なので解りにくいのですが、地はダークイエロー、迷彩はレッドブラウンとロシアングリーンを使い、支柱はブルーグレー、エンジン内側はニュートラルグレーにしました。リグは少ないながら今回は0.1mmの鋼線をリューターで螺旋状に強化して使ってみましたが、0.2mmの真鍮線辺りの方が使い易かったかも知れません。Cr32に似ているHeinkel He51と並べてみました。

上面はダークイエロー、レッドブラウン、ロシアングリーン、下面はシルバーです。

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