1970年のソ連映画で、1943年のクルスクの戦いから1945年のベルリン解放・終戦までを無名のソ連軍兵士、セルゲイ・ツベターエフを主人公に描いた超大作で5部構成、7時間におよぶ大作です。実は私は幼少の頃その一部しか見た事はないのですが、異様に大げさで「ドイツ悪い奴でしょ」「ソ連人は勇敢でけなげで自己犠牲を問わない凄いでしょ」という描き方に子供ながらに付いてゆけないと思ってそれ以降見るのを止めました。
大作すぎて冗長な感じ?の映画(個人の感想です)
今回はその映画の話ではなく、現在行われている米英巨大資本(グローバリスト=deep state)による欧州奴隷化計画からのヨーロッパの解放についてです。
I. 破壊される「文化に根差した欧州人の生活」
欧州のそれぞれの国、国民には古くからの生活習慣や文化がありますが、そういったものを尊重せず、異文化の外来者を無条件で受け入れよというのが「無制限移民増加計画」であり、中東やアフリカの政情を不安定化させ(秩序を保つための独裁体制を民主派という名のテロ組織を支援して倒し、その後は派閥毎に争わせる手法)、土地に暮らす人々を移民に駆り立て、悪質な移民斡旋業者を取り締まらず影で支援すること、そして移民を受け入れない欧州のグループを「極右」「不寛容」と批難して黙らせることで文化破壊を行ってきました。
続いてウクライナを2014年ナチス水晶の夜に倣った(ユダヤが敵をロシア人が敵に挿げ替えた)マイダンクーデターで倒し、自国内の親ロシア勢力を徹底的に弾圧、抵抗するドンバス地域の人々を大虐殺するという情報を漏らした上で「米国は戦争に加わらない」と敢えて宣言することで2022年2月、DSはついにロシアに戦端を開かせる事に成功します。
その後「ロシアへの制裁」と称して、完成したノルドストリーム2を使わせない事にしたDSは点検後のノルドストリーム1も停止のままとし、ロシアに依存する欧州のエネルギー供給を断つ事に成功します。2022年9月、英独の電気代、ガス代は半年前の10倍に値上がりし、家庭ごとの電気・ガス代が月20万円を超える信じられない状態になりました。元々コロナ騒ぎで日々の生活がすっかり狂っていた所で、欧州の人々の文化に根差した日常生活はほぼ完全に破壊されたと言えるでしょう。
ドイツの電気料金の推移(in deepさんの記事からいただきました)
II. 目覚めた人類は多極化に向かう
DSの手先と化したドイツショルツ首相は「ロシアに制裁を」と力なく叫び続けていますが、民族派のAFD「ドイツのための選択肢」は明確に「ノルドストリーム2を使用してロシアからガスを輸入せよ」と明言。フランスの民族派「国民連合」のマリーヌ・ルペン党首も国民生活を破壊するよりはロシアとの融和を訴えています。英国はDSの指示をいやいや行っているボリス・ジョンソンをスキャンダルで退任させると、「核戦争も辞さない」と威勢よくDSの意をくむ外相リズ・トラスを次の首相にする予定です。しかしイギリス国民もいつまでも黙ってはいないと思います。
AfDの主張を伝えるフランクフルターアルゲマイネ誌(2022年8月26日) ワクチンの強制を止めよと強力に訴える英国市民
III. ウクライナで負けつつあるDS
以前から指摘している様に、持久戦になれば優秀な軍隊を持たないウクライナは100%ロシアに負けます。戦線膠着で動かない状況を「ロシア苦戦」と評している軍事音痴がいますが、ウクライナ軍を盾として使っている市民から離して、戦場に呼び寄せて戦わせれば必ずロシアが勝つ、ウクライナ軍は確実に損耗するから膠着状態(stalemate)にしていると理解できます。報道されている様に、ロシア軍は一日1-2万発の砲弾を撃ち、ウクライナ軍は月に数千発だそうです。ウクライナ軍が市民の住宅に潜んで市民を盾に戦争をしていた2-4月の段階ではロシアは市民に被害が及ぶ一日1万発の砲撃はできませんでした。今は戦場にウクライナ軍を呼び込んで戦争しているのでそれが可能なのです。6月にウクライナ政府は一日100-200名のウクライナ軍犠牲者が出ていると発表しましたが、本当の事でしょう。ウクライナ軍の「売り」は、西側から供給される高額な兵器のみです。第二次大戦末期に敗色濃厚なナチスドイツが高性能で最新式のジェット機やロケット兵器を開発・使用しましたが、圧倒的なソ連軍の物量に歯が立たなかった事とほぼ同じ状況が見て取れます。ロシアの今回の戦争の目的は「ウクライナの非軍事化」「ウクライナの非ナチ化」「ウクライナ東部の独立」にあるのですから、東部をゆっくり占領しつつウクライナ軍を殲滅する現在の戦法は目的達成に叶っていると言えます。
ウクライナ戦争の勢力地図はほぼ1か月以上変化がない。ゼレンスキー大統領には反撃しろという政治的圧力が。
IV. ヘルソン攻撃の失敗、ザポリージェ原発奪還の失敗
2022年8月末に西側からの反撃要求に抗しきれないゼレンスキー大統領は、軍の指揮官であるザルジニ将軍の反対を押し切ってヘルソン地区で無理な攻撃を貫行し、1,200名の戦死、6,000-8,000名の戦傷、戦車48両、兵員輸送車83両を一日で失ったとロシア側から報道され、ペンタゴンにおける調査でもほぼ確実とされた様です。無能な政府とDSの欲望のために無為に犠牲になるウクライナの若者達こそ本当に気の毒だと思います。
またIAEAの査察に合わせて、ザポリージェ原発に特殊部隊60名を潜入させて奪還を試みましたが、ロシア側に反撃されて失敗に終わっています。これに対して国連のStephane Dujarric報道官はロシア軍がウクライナ軍の攻撃を撃退してIAEAの安全な査察を守った事に感謝の意を表明しています。
ロシアに謝意を表する国連の報道官
V. グローバリストの支配からヨーロッパは解放されるか
70%以上のヨーロッパの普通の人達は、現在のEU政府が行っている数々の政策(対コロナや対ロシア)が欧州国民の幸福のためではない「異常な政策」であると気付いているでしょう。SDGなどのグリーン・エコノミーもどうやら怪しいと気付き始めたのではないでしょうか。何しろCO2が僅かに増えるなどという戯言と比べ物にならない環境破壊の極限である「核戦争」を辞さないという言質がとりだたされている事に「これはペテンだ」と気が付かない方がどうかしています。多くの人が気付き、声を挙げる事で「ヨーロッパの解放」は実現すると思います。しかし「核のボタン」が押されてしまってからでは手遅れです。日本の的外れなメディアしか接しない人達は永久に蚊帳の外でしょうが、日本でも20%位の人達が覚醒(私の嫌いなスピリチュアル系の様な表現ですが)してくれると明るい未来が開けると思います。