ロシア軍は5月10日からウクライナ東部のハルキウ州から進軍を開始し、ウクライナ第二の都市ハルキウに迫りつつある情勢です。ロシア軍は東部戦線で弱体化したウクライナ軍を制圧しながらドネツク・ルガンスク共和国の境界に向け進軍中で、ウクライナ軍はドニエプル川西岸に最終的には撤退せざるを得ない状況と思われます。
ハリコフへの攻撃の目的はプーチン氏が述べるようにロシア固有の領土であるベルゴロドなどへのウクライナ軍の無用な攻撃を防ぐための緩衝地帯設置が目的であることは間違いありません。それは攻撃する部隊の規模がハリコフ完全制圧には現在の10倍は必要だからです。ウクライナ軍は軍事的に意味のないロシア内部の都市への散発的攻撃を繰り返してきましたが、民間人の死傷者が出るのみで、戦争に勝つための戦略としては、ほぼ何の効果も出ていません。同様に長距離攻撃が可能な1発100万ドル(1億円以上)するATACMSミサイルを米軍から供与されたにも関わらず、クリミアの空軍基地の攻撃に十数発費やし、攻撃自体は成功したものの東部やハルキウなどの戦況には何の影響もないという無駄な使い方をしています。戦争の終結に影響しない攻撃は成功しても軍事音痴の人達への宣伝効果以外何の意味もなさない事を西側のメディアは大声で非難せねばなりません。(攻撃成功!と騒げば、どうせ西側のバカな民衆は勝っていると勘違いするだろう!と愚弄している事を我々は理解していると知らせるべきです。)
東部戦線で攻勢を強め、新たにハルキウで戦線構築(NHKサイトから) ウクライナ軍は寄せ集めながらハルキウ周囲に新たに軍を展開(ロシアの読み通り)
I. 5月21日以降のゼレンスキー大統領
ゼレンスキー大統領のウクライナ憲法で認証された正式な大統領の期間は5月20日で終了します。今年の3月にゼレンスキー大統領は選挙を行わないと決め、引き続き戦時特例で自分が大統領を続けるつもりでいる様ですが、法律的には5月21日以降は「ただの人」になります。少なくとも戦争当事国のロシアは、5月21日以降ゼレンスキーを、ウクライナを代表する国家元首としては認めないでしょう。先日ロシアはゼレンスキー大統領を含むウクライナ首脳らを「戦争犯罪人」として指名手配しました。つまり5月21日以降は、ゼレンスキーは大統領ではなく「犯罪者」としてしか扱われない事を意味します。戦争終結の交渉もロシアが認める相手と行う事になります。ウクライナ敗戦後に米国などに亡命しても、犯罪者としてロシアによる「暗殺」の対象になるでしょう。米国も単なるパペットでしかないゼレンスキーに亡命は認めても、予算を割いて終身警護を付ける程の重要人物でないことは明白です。
任期切れを報道されるゼレンスキー氏
II. ブリンケン国務長官、突然ウクライナ訪問の意味
5月14日に米国ブリンケン国務長官は予告なく(ロシアには伝えたと思う)ウクライナを訪問し、わざわざ地下クラブでニール・ヤングの反戦歌(ロッキンインザフリーワールド89年一時トランプ氏のテーマにもなったがニールヤングが止めろと言った)を歌い、公にはゼレンスキー氏らと対面して「米国はこれからもウクライナに武器支援を続ける」と映画の様な作りこんだ画面で宣言しました。5月15日、ゼレンスキー氏はスペインなどへの外遊予定を全てキャンセルすることを発表し、ハルキウ方面に視察に赴いたと報じられています。表面的にその通りに受けても良いように思いますが、もしかすると「既に結果が見えている戦争の後始末にかかったかも知れない」というのは勘ぐりすぎでしょうか。
わざわざキエフまで行ってクラブで反戦歌を歌う意味は? 「こっそり逃げ出しなさい、後は何とかするから」と言いに行ったのでは?
つまり任期が切れて法的に只の人になった「ゼレンスキーは密かに亡命」英国大使に予定されながら赴任延期になっている「ザルジニー将軍をウクライナ臨時大統領」にして終戦交渉に当たらせる。ネオコン強硬派のビクトリア・ヌーランドを解任した意味も敗戦処理を見越しての事と思いますが、どこかで損切りしてウクライナを終わらせないとガザでも泥沼化して民主党の地盤沈下が止まらない現在、11月の大統領選がどうにもならない所まで来ていると普通考えるのではないでしょうか。
III. ロシアも体制を変えて戦後を見据え始めた?
5月に入って、プーチン大統領は大幅な内閣改造を行い、長年国防省を勤めたショイグ氏を解任してアンドレイ・ベロウソフという経済学者を後任に指定しました。表向きショイグ氏の副官らの汚職問題がからむ粛清とも見られましたが、5月16日に中国を訪問する際、プーチン大統領は新任のベロウソフ氏を始めとする新任の閣僚たちや経済界の中心人物を大勢引き連れて訪中しました。これは新聞で報じられている通り、終戦後を見据えての経済対策を習近平と話しに行ったとみるのが順当でしょう。ウクライナ情勢は終局を迎えているのではないでしょうか。
ロシア新内閣は経済を中心に考えている。訪中でも戦後経済対策が中心課題に?
もちろん不愉快なウクライナや、もっと不愉快なパレスチナも同じで今年11月アメリカ大統領で終わります。
そもそも第一次世界大戦以後、制海権を握られたら終わりだが、ウクライナ海軍は2022年2月24日の開戦日に全ての戦闘艦を自沈させてオデッサなどは機雷で封鎖。もちろん制空権も失って、ジョンソン英首相の初首都キエフ訪問は10時間もの鉄道の長旅であることは当時のマスコミも大きく報じたが、それ以降飛行機を使った例がゼロ。ヘリさえ使えないウクライナにはユーゴのようにNATO軍の介入がない限り勝ち目はなく、欧米の軍事援助で意味なくダラダラ続けるだけ。新コロ騒動で導入されたインチキ「郵便投票」が無ければ最初から「終わっていた」との不真面目な話
exposures in kidney cancer genomes」なる論文を読んでみましたが、よくこれを国癌が中心でやった研究の如く恥ずかし気もなく発表したもんだと思いました。ほとんど何もしてない。確かに日本の淡明細胞腎癌はSBS(単一塩基の変異)12番という部位が多いけど、それは他国が別の部位が多いのと比較してということであって別にこれが発がんの原因ではない。数千ある遺伝子変異の一つの特徴がありました、という程度の物で肝がんでも同部位の変異があるから欧州やアフリカの患者とは変異部位が異なるので、近隣の韓国や中国の癌患者と比較したら面白い結果になるでしょう。という程度の事。よくまあ国癌が大変な発見をしたような記事を書いたもんだと呆れる内容。元々国癌は予算ばかり豊富でろくに研究していないので有名だから殆ど米国(他人)がやった研究を自分がやった如くアリバイ作りをしただけでしょう。私が30年前に腎細胞がんと正常尿細管のMAPKの違いを論文化して発表した内容の方が大学院生でやった分オリジナリティがある様に思う。
「ロシアが勝つ」と言っただけで政治家が袋叩きに会う日本という国はリアリストを大切にせず、多様性を否定する「お粗末な知性の国」になり果てている。しかもその音頭を取っているのが米国なのですから恐れ入る。
米国の民主主義は既に「幼稚園児並み」まで後退していることを日本人は大いに嘲笑する位の知性と心意気が必要ではないかと思う今日この頃です。
1カ月後の5月20日、国連の安全保障理事会で、ロシアが提出した宇宙空間への兵器配備を禁止する決議案の採決が行われましたが、日本やアメリカなどが反対し、否決されました。
採決では、ロシアや中国など7か国が賛成しましたが、日本やアメリカなど7か国が反対し、否決されました。安保理では先月、日米が主導した宇宙の非核化を求める決議案がロシアの拒否権行使により否決されていて、宇宙の軍拡競争を抑止する手立ては見いだせていません。と日テレ(読売系列)が密かに報じているが、今まで連戦連勝だった情報宣伝戦でもアメリカが負けるとは大事件ですよ。ダラダラ続いていた「ウクライナ戦争」ロシア軍特別軍事作戦もロシア勝利で終わっているらしい。
最新のスプートニク
ウクライナ紛争の「勝ち馬に乗る」ベトナム、ロシアの勝利を確信して首脳会談調整へ=日本人専門家
「戦争が起きた時に、どちらに付くかは善悪や正義の問題ではない。勝つ方に付かなければならない。戦いが終わってから旗色を鮮明にしても、勝った国から冷たく扱われるだけだ。国益を大きく毀損する」と露骨で笑えます
将棋ならとっくの昔に投了だいつまで続ける詰んだ戦
勝つことではなく、続けることに意義があった???