八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて100年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
最近、印鑑のリフォームの仕事がありました。印面の彫り直しです。
印鑑は、以下の3つの点がなければ一生お使いいただけます。
1. 外枠が欠けてしまった。
2. 使用頻度が激しく、印面の一部分が凹(へこ)んでしまった。
3. 結婚、または養子など、姓が変わった。
★さらに、亡くなったおじいさんやおばあさんが使っていた、形見の印鑑のリフォームも可能です。
この中で一番多いのが1.外枠が欠けてしまうことです。
2.は、金融関係の職場で1日に500回以上の捺印を毎日している、といった場合だけで、通常の使用方法では30年以上使い込んでも、凹みがくることはありません。
3つのどの場合でも、リフォームをすることができます。
印面(文字を彫ってある部分)を擦(す)り切って一度平らな面にします。これにも技術があり、どれだけ擦り切る前の長さに近づけられるか、が問われます。
印面の彫ってある深さは、個人の実印程度だと1ミリ前後です。
写真を見ていただけるとお分かりになると思います。右の印材と左で高さの違いは僅かです。印鑑のリフォーム、ほとんど今までと同じ感覚でお客様にお使いいただきたい、そんな思いでございます。
お値段は、木製の印鑑なら直径12ミリで、4000円、黒水牛で5000円です。
詳しくは、店長、平澤 東(とう)までお気軽にお問い合わせ下さい。
▲右は新規の印材。左は擦り切った印材。長さの違いは1ミリ程です。スケールは立たせるため斜めになっているので、実際の印材の長さは新規印材で60,6ミリでです。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
前回に続いて、象嵌(ぞうがん)の印鑑のご紹介です。
前回と絵柄の違ったものをお出ししてみます。
左端は『山紫水明の景』のどかな山村に川が流れ木の橋を渡し、満月を出しています。山の下には裕福な家を金色で表現、家運の隆盛を願っています。
これだけは他の二作品と違い、長さ寸法、1寸5分(45ミリ)です。直径は15ミリ。
中央は宝船です。正月に宝船の夢を見るとよいとか。江戸時代は宝船の絵を枕の下に置いて寝たそうです。宝満載の船が正面からこちらに向けて大きな波をかき分けてやってくる構図です。船の俵、帆の輪郭、月に金を配しています。長さ60ミリ、直径15ミリ。
右端はは恵比寿さまです。商売繁盛の神様です。烏帽子(えぼし)、右手に持った釣竿、左手に持った魚籠(びく)に金を使っています。この作品の芸の細かいのは、釣り糸の細い部分も表現されていることです。お顔はまざに“恵比寿顔”です。長さ60ミリ、直径15ミリ。
写真に載せませんでしたが、どの象嵌印材にも、ワニ皮のケースが付きます。ワニ革に
腹ワニ、背ワニとありますが背ワニ皮で高級なものです。
詳しくは、店長、平澤 東(とう)までお気軽にお問い合わせ下さい。電話 042-622-1976
▲さや(キャップ)付き、ワニ皮ケース付き、彫刻料込み。左より22万円、24万円、24万円
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
今日は、象嵌(ぞうがん)の印鑑の紹介です。
象嵌の象は、エレファントの象の意味でなく、「型、形」程の意味です。「像」「相」の漢字と同じ意味です。陶器や金属に絵模様の「形」を嵌める(はめる)ということになります。
たまたま嵌めこむ対象が、印鑑の材料、象牙というわけです。
まず嵌めこむ絵の形と同じ形を象牙に彫ります。深くはありません。
指で印材をさわってみても、出っ張りは感じません。絵模様のの金や銀は中にうめこまれているからです。象嵌職人といってこの仕事の職人がいます。
写真の象嵌細工の印材は墨田区に在住の象嵌職人、山崎民生(みんせい)さんに依頼して
10年ほど前に作っていただきました。無地の象牙を持ち込んで1ヶ月くらい預けて
作成していただきました。番(つがい)の鶴の上を雁が飛んでいく構図です。よく見ると
雁の飛んでいる位置が違い、二本の印材の中で、時間の動きが感じ取れます。
紙に押した印影からは印材に象嵌が施されているかなどは、全く分かりませんが、こういう印材は持っている人の心を豊かにし続けてくれます。
▲仲の良いご夫婦におすすめ。左から奥様用16.5ミリ直径、24万円。ご主人様用18ミリ直径、26万円。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
昨日は私の所属している、八王子商店研究会の新年会でした。
主に若手を中心に、セミナーや意見交換会、商業デザインのコンテスト、役員会など活動を行なっています。
少しの時間でしたが八王子市長が見えてご挨拶をいただき、商工会議所の会頭もお越しになりました。
市長は挨拶で「100年に1度の大不況・・・などと言うべきではない。八王子ならではのしっかりした伝統の部分に誇りを持ち、明るく元気に活躍してもらいたい。」と述べられました。
そのあと、各会員が今年の抱負を順に発表していきましたが、その中で「否定的な単語、マイナスイメージの表現は使いません」という抱負がありました。
例えば、「不景気を飛ばそう」というよりも「景気を明るく塗り替えよう」と言い換えるわけです。“不景気”は言わないということですね。
日々日常、こんな心がけも大事だな、と教えられた新年会でした。
▲来賓が見える前の新年会会場。中央のイスは会議所の会頭がお座りになった。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
一昨日の日曜日は、肌寒い日でした。朝、少しの時間、多摩地区は雪が舞いました。
5年に1度の運転免許証の更新で、府中の試験場に行ってきました。ジョギングが好きなので、八王子からゆっくり走って行きました。携帯電話に付いている機能のrun&walkを使って走行距離を計ったら、19キロでした。時間は2時間弱かかりました。
車の免許の更新に走って行くとは、自分ながらミスマッチ、アンバランスなことをしている、と思います。途中で、雪が降ったり、足が痛くなったりもしましたが、試験場の近くになってよかったなあ、と思えたのは、試験場に来た40台以上の車が駐車場待ちをしている横を走った時でした。
諸手続き、講習、最後に新免許証が交付されるまで、走ったのと同じくらいの時間がかかりましたが、よい運動のできた日曜日でした。
▲新免許証が交付された部屋。日曜で人が多く、30分以上待った。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
印鑑の素材で、象牙の材料のご紹介です
象牙の印材に限らず、日常の仕事で使う印鑑以外、銀行印や実印などやや高級の印には前印(まえじるし、印鑑の上を示すもの)は、無い方がいい、と言うのが定説になってきました。慎重に押すために印面を見てから、どこが上かを確かめるプロセスを大事にするためです。
今回、ご紹介の印鑑は前印があるものです。といっても、小さな長方形が彫ってある凹みを前印にするのでなく、本物の金や銀をはめ込んだ象牙の印鑑です。これを金丹入り、銀丹入りと呼んでいます。
アクセサリー的な要素もありますが、さや(キャップ)が付いています。印を押してすぐにさやを付けてあげれば、印鑑がころがって落ちて外枠が欠けてしまう、という不具合を防止します。
右端は観音様の形を上部に彫った象牙印です。これにも上の印(しるし)の決め事があり、観音様のお顔を手前にして押せば印鑑の文字が真っ直ぐに紙に押せるようにします。
この3本の印鑑には細工を施した職人の銘があり、左から東民、民生、峰月、と入っています。ちなみにお値段は左から¥150,000(銀丹入りケース付き)・¥170,000(金丹入りケース付き)・¥98,000(観音様、ケース付き)です。彫り上げて、本鰐(わに)皮のケースをお付けしております。
▲左から、銀丹入り、金丹入り、観音様の象牙印鑑
▲ワニ皮のケースに入れた状態。左下のケースは朱肉のフタも象牙製。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
中学1年になる息子が学校の体育で持久走をやっていて、3000メートルを14分50秒で走ったと聞きました。「クラスでは真ん中よりも下の方のタイムなんだ」とは息子の言葉。
私も毎朝、2000メートルを10分程で走っているので、年甲斐もなく息子のタイムに挑戦してみようと、思い立ちました。
400メートルの陸上競技場のトラックを7周半、記録は14分28秒でした。
「息子にはまだ負けなかった」という思いよりも「早く、オヤジを抜いてくれよ」の思いの方が強いです。あと1~2年もすれば、逆転するでしょう。
エアバンドと手袋はしていても頬と鼻、くちびるが寒い、早朝7時前のジョッギングでした。
こんな運動をしているせいか、風邪を引かずに居られます。
▲夜明け直後のグランド。まだライトが煌々としている。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
昨日の12日は成人の日でした。振袖姿の女性やスーツ姿、時折は羽織、袴の男性も見受けられました。今後もますます立派に成長していっていただきたいと思います。
日曜日以外に1日、休みがあったので今年の年賀状の整理をしました。200通ほど例年いただいています。もう一度読み直しながら、差出人をアイウエオ順に区分けしていきます。この時に、気づくのは各行で、枚数にかなりのバラつきがあることです。
例えば、ア行の人は多く、マ行の人は少ない、という具合です。
シャチハタさんの既製品ネーム印のリストでどれくらいの数の違いがあるのか、調べてみました。結果は、合計3140姓の中で
ア行の姓 793姓 カ行の姓 600姓 サ行の姓 330姓 タ行の姓 622姓
ナ行の姓 150姓 ハ行の姓 273姓 マ行の姓 212姓 ヤ行の姓 134姓
ラ行の姓 1姓 ワ行の姓 25姓
でした。トップはア行の793姓、ラ行の姓は1姓で六車(ろくぐるま)さんだけでした。日本人の姓、珍姓さんを入れれば1万種でも足りないのですが、各行の割合は近似値で見ていただければと思います。
国語辞典、英和辞典でも文字による単語数が違うように、日本の姓(苗字)も50音でかなりのバラつきがあります。
▲シャチハタのネーム9。別注(¥2250)はオシャレなパステルカラー4色もあります。
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
昨日は八王子地方、雪になるかと思いましたが氷雨ですみました。かなり寒い天気でした。
新年になって急に多くなる注文に、データゴム印(日付を印字できるスタンプ)があります。
以前は、4連の帯(数字のベルト)で、年号1連、月1連、日にちで2連でした。これだと
平成20年で年号の数字が終わると21年の部分を印字できません。
新しいタイプは5連の帯です。これは年号部分が2連の帯になっています。平成21年の2と1が別の帯です。このスタイルだと、平成30年でも40年でも使用可能です。おそらくスタンプの帯(ベルト)の方が先に寿命になってしまいます。
新しい年号部分が印字できなくなった時、全てを新規にする必要はなく、ゴム面(社名や店名、受付、領収といった文字の部分)は生かしながら、本体の器具を新規にすれば使えます。
下記のサンプルは当店で使っているものです。横幅実寸で30ミリ弱ですが、器具のみで
1400円ほどで交換が可能です。
▲このデータゴム印は主に問屋さんへの発注用紙に押している
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こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
新年の営業日で4日が過ぎました。日常は店ではスーツは着ていませんが、新年はスーツにネクタイでお得意様にご挨拶まわりをしています。お互いが「おめでとうございます」と挨拶を交わすのは気持ちのよいものです。無事に年を越せて元気でこうして生きているのが“おめでたい”ということなのでしょう。だから、前年に身内に不幸があれば、めでたくないので、喪中の葉書になるわけです。
新年のめでたさに、ご紹介したいのが『風水の印鑑』です。
二種類あり、ラベンダー色の愛情運の『風水』とゴールデンイエローの金運の『風水』です。しっかりとした薩摩つげの印材にきれいな色がコーティングされています。
この印鑑の特徴はケースまでも印鑑と同色になっていることです。
これからご結婚の友人に愛情運の『風水』を贈られてもいいですし、誕生日プレゼントや新社会人のお祝いに金運の『風水』を贈られるのも、気が利いています。
銀行印でお使いになる大きさ、直径12ミリの風水印鑑で、6800円でご提供しております。
詳しくはメール、またはお電話でお気軽にお問い合わせ下さい。
▲愛情運の運気が上がるラベンダーの『風水』印鑑
▲金運の運気が上がるゴールデンイエローの『風水』印鑑
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