八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
昨晩のことを書きたいと思います。午後7:00に店を閉めてレジスターで現金の売り上げを調べていたら、店の横のチャイムを鳴らす方がありました。両親が店の裏に居住しているので、友人関係の訪問かもしれないと思っていたら、ゴム印の仕上がりを取りに見えたお客様でした。
正面に回っていただくようにお伝えして、店を開けました。閉店後に再度店を開けることは月に1、2度はあります。お釣銭に2000円と少々の銀貨、銅貨をお出ししました。このお客様は「ご迷惑かけたから、これでお茶菓子でも買って下さいよ。」とおっしゃって、1000円札を1枚置いて行かれました。1度はお断りしましたが、お受け取りになる様子もなく、甘えさせていただきました。
外までお見送りをしたら、今度は名刺のご注文を口頭でいただきました。通常は閉店後なら受注原稿の作成は翌日になりますが、ご祝儀をいただいたお客様なので、即、受注原稿を作成してしまいました。私としても嬉しく、「このお客様のためなら」という気持ちになれました。
8時過ぎに店を出て、帰り道ローソンで家族5人分のスィーツを買って帰りました。もし自分が今度はお客の立場になり、閉店後の店を訪れたらこんな“粋な所作”をしてみたい、そんな思いになりました。
▲八王子の富士森公園の桜です。
本文とは関係ありません。29日(金)撮影
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com
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──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
今日は、象牙印材の新商品のご紹介です。花柄を印材に彫刻したものです。薔薇(ばら)、向日葵(ひまわり)とあります。花が大好きな方にお薦めの逸品です。印面(彫刻する面)の大きさは15ミリ直径と、13.5ミリ直径があります。
この印材を作っているのは、象牙製のアクセサリー、ブローチなどを彫刻する職人で、続木 修二(つづきしゅうじ)さん、号は龍峰(りゅほう)さん、(大阪市在住)です。象牙彫刻師としての彫刻歴は48年になります。薔薇にしても向日葵にしても葉、花びらなど、細かな部分に刃物の冴えが見えます。
15ミリ直径の印材は男性用の実印、13.5ミリ直径は女性用の実印、または銀行印(男女ともに)のご用途をご提案いたします。“通常の象牙では何か物足りない”というお好みの方にはぜひお薦めさせていただきます。
▲シルク張りのケース(10色あり)が付いています。
お値段は15ミリ直径の実印で38800円、
13.5ミリ直径の実印で36800円です。
銀行印(13.5ミリ直径)は、32800円になります。
▲拡大した画像です。花柄の模様が見えやすくなりました。
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