八王子 印鑑 楽善堂
創業1899年:明治32年。東京:八王子 文字工房楽善堂では良いものを長く、一生お使いいただくのにピッタリの感触をご確認いただきたく、実際に印鑑材料をさわってみて、指との相性を見ていただく事をおすすめしております。
印鑑blog更新 12月28日(土)のつぶやき bit.ly/1kQ7XCc #inkan #hanko
印鑑blog更新 使い切り近くの朱墨 bit.ly/1gcLjAZ #inkan #hanko
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
今年もあと2日になりました。このブログが今年最後のブログになります。ご愛読いただいて来た皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
長年、(おそらく10年近いと思う)使ってきた朱墨がいよいよ指先でも、つまめなくなってしまいました。近くの大きな文具屋さんに買いに行ったら、朱墨汁液(書道の先生が修正用に使う)はありましたが、手で摺る(する)固形の朱墨はありませんでした。文具店の店員さんが「向かいの額縁屋さんならあるかもしれませんよ」と教えてもらい行ってみたら、すぐに出してくれました。行きつけの書道用品屋さんにはありますが、やや遠くて寒い中を自転車往復するが気持ち的に億劫で、買いに行くのが伸び伸びになっていました。
朱墨は主に印材の印面(彫刻をする面)に塗って使用します。黒の墨で文字を書く前に朱で印面を塗っておきます。文字部分が黒なので、彫るときは朱の部分を彫っていくことになります。また、荒彫りの終了後に仕上げの作業をする時に、黒水牛、黒(こくたん)檀など、黒の印材には朱墨を打って、仕上げをします。つげ材や象牙材なら黒い墨でよいのですが、黒の印材だと朱でないと文字がはっきり見えてきません。
私の場合、朱墨は墨打ちの道具を使わないで右手の薬指で墨打ちしてきました。指の先の感覚で練具合がよくわかるからです。練れていない、あまり水っぽい状況だと具合がよくありません。
欠片(かけら)になった朱墨を見て「よくここまで使い込んできたものだ、ありがとう。」と朱墨に感謝しました。同時に今年1年、何とか元気で働けたことを感謝したいと思います。
▲竹物差しの中央にあるのが使い切り近くの朱墨です。
左端にあるのももうすぐ寿命の黒の墨です。短くなったので
竹のはさみ器具で挟んで使っています
右端は新しく買った朱墨です。
八王子 印鑑 楽善堂のホームページ http://rakuzendo.com
楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com
楽善堂のレア物印鑑・象嵌(ぞうがん)細工の象牙印鑑http://rakuzendo.com/shohin/shohin017.html
楽善堂、gooのトップペhttp://blog.goo.ne.jp/rakuzendo
印鑑blog更新 12月24日(火)のつぶやき bit.ly/1cPPLld #inkan #hanko
印鑑blog更新 名刺用「新年御挨拶」のゴム印 bit.ly/1cn9Hzd #inkan #hanko
──── 八王子で印鑑を作り続けて110年 ────
こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤 東(とう)です。
このところ、めっきり寒くなりました。今日は新年のあいさつ時、名刺に押す「新年御挨拶」のゴム印のご紹介です。取引先、お得意様に新年のご挨拶に行く時に名刺を出すことも多いかと思います。相手が初対面の方でなくても、新年のご挨拶に参りました、という意味で名刺を出す場合、名刺の片隅に押せるサイズのスタンプになっています。
名刺の書体は楷書体が多いので、ゴム印も楷書体、縦判と横判があります。ゴム印は紙に押した大きさで5ミリ×24ミリくらいのサイズです。お値段、310円です。銀行送金手数料、送料(80円)が別途ご請求になりますが、郵送で発送のサービスも承ります。
▲新年の時期に使用するゴム印です。右端は名刺サイズの
ショップカードです。「御年賀」「御年玉」のゴム印も
あります。
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