ぎりぎり昼前、踵の修理に出した靴を引き取りに出ることを決意した。ついでに駅前まで足を伸ばし岩塚製菓の黒豆せんべいも買おうと思って冷たい雨の中を歩き、角を曲がると角の河野さんは休みだった。河野さんは腕の立つ修理屋だ。
めんどうだ省略だ
その一角をぐるぐる回った。誰かに怪しまれたかもしれない。見つからない。グーグルアースにあった写真どおりの店はあったが、一階のそれは間口の狭い新聞販売店で、私が探している会社もビルの一階が住所でありかつ新聞販売店ではない。
めんどうだ省略だ
寒い
冷たい
自宅のある集合住宅の階段をのぼりかけた途端、少しぶかぶかした赤いスニーカーそっくりさん雨靴が濡れて滑ったのか、あいや単なるトシヨリよろけなのか、あまりにも思いがけず転び、それは転ぶと言うのかわからないほどに思いがけず膝をステップにぶつけ両手をついてなおからだ全体への衝撃は大きく、そのことにまた衝撃を受けるを
めんどうだ省略だ
グレーのユニクロスキニーは雨で湿っているし、左の膝と右の脛の部分を濡れた階段でよごした筈なので、洗濯したら、仕上がりを見てまた衝撃を被るとは思いもかけず、ほんとうに情けなかった。ティッシュをポケットに入れていたとは。
最初のグループホームで、ティッシュだらけにした洗濯を私のせいにされたことを自動的に思い出す。その前に1カ月未満でいびり出された最初の介護施設では洗濯は専任者がいた。なすりつけられたのはミスではなく故意のセンサーチェッカー外しだった。荒んだフロアにい続けられなかった私は確実にアマイ。
11月15日付けで14日にやめて はや(と書いてから振り向いてカレンダー確認)2週間近い。2つ目のグループホームをやめた後は続けられなかった自分への情けなさがあったが(あったと思うがうそかもしれない)今回はない。やめた自分を責めようがない。
否定し得ないのは「石の上にも三年」ができなかったという一般的なマイナス評価だけ。 だけだが、まあそれが一般的な評価である。
録画したまま見ていないEテレ番組で林檎が会う相手の作品を一つぐらい見ようかと思い、検索するとどれも惹かれない。
通天閣は、タイトルがまあいいかなと思って手に取る。
しごとの話というわけではないがしごとの話が出てくる。
ああしごとって
私にとってのしごとって
ムカシは違った気がするけどいまは
そうなの?
私だけじゃないのはわかるけど
こんなにフツーに
しごとって
こんなものそんなもの
しごとって暮らしって生きるって